イカの伝説で有名な由良比女(ゆらひめ)神社。
島根県の離島、隠岐諸島の西ノ島にあります。
鳥居のある入江にイカ(シロイカやソデイカ)の大群が訪れることで有名です。浜に打ちあがるのでイカ拾いが行われるのだとか。
伝説では、由良比女命(ゆらひめのみこと)が、海を渡るときに、海に浸した手をイカが引っ張ったため、お詫びの印にイカの大群が訪れるようになったと言われています。
近年は、イカが大挙するのは数年に一回程度なのだとか。
謝罪するのも、もういいかなっていいう雰囲気なのでしょうか。
由良比女神社は、隠岐国の一宮(いちのみや)とされています。
一宮とはある地域の中で最も社格が高いと言われる神社のこと。
創建された年は不明なのですが、10世紀に成立した『延喜式』や、紀貫之の『土佐日記』では既にこの神社について触れられているといいます。
由良比女命は、漁業や海上安全に霊験あらたかと有名ですが、由良とは誰なのでしょうね？
イカの伝説から考えると、実在した人に由来するとも考えられますが・・・。
神社所在地:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷922
1.船
松江市にある七類港(しちるいこう)から西ノ島にある別府港(べっぷこう)まで船が出ています。
フェリーでおよそ6時間30分、高速船でおよそ2時間の距離。
高速船は乗客のみですが、フェリーの場合は車を乗せることができます。
詳細
⇒乗り換え案内
⇒隠岐汽船
2.飛行機+船
大阪の伊丹空港や島根の出雲空港から、隠岐の島まで飛行機で行くこともできます。
隠岐の島の空港からシャトルバスで西郷港(さいごうこう)へ。
そこから西ノ島にある別府港まで船で行きます。
西郷港から別府港までフェリーでおよそ3時間30分、高速船でおよそ30分の距離。
高速船は乗客のみですが、フェリーの場合は車を乗せることができます。
詳細
⇒乗り換え案内
⇒隠岐世界ジオパーク空港
⇒隠岐汽船
別府港から神社までおよそ6km
歩くには遠い距離ですね。
別府港から町営バスが出ています。
ルート上の安全な場所なら乗り降りが自由なのだそうです。
隠岐汽船(別府港)から由良比女命神社に近い由良車庫を結ぶ路線があるので、近辺で降りられそうです。
詳細⇒西ノ島町営バス 時刻表
あるいは、タクシーやレンタカーを使う方法も
詳細⇒レンタカー・タクシー情報
