世界初!全身麻酔でのガン手術に成功した華岡青洲による驚異の傷薬とは?

華岡青洲(はなおか・せいしゅう)は、江戸時代に生まれた外科医。

1760年に今の和歌山県に生まれました。

華岡青洲は世界で初めて全身麻酔を用いたガン手術を成功させた人物です。
この手術が行われた頃、ナポレオンがフランスの皇帝の座に就きました。
日本では外交官のロシア外交官のレザノフが長崎にやってきたり、イギリスのフェートン号が長崎に侵入したりと波乱の時代に突入していきます。そんな時代に華岡青洲は活躍しました。

その華岡青洲が作ったと言われる薬が『紫雲膏(しうんこう)』です。もともと中国から渡ってきた潤肌膏に豚脂を加えたとされています。

紫紺と当帰が主たる成分で、血行を促進し、傷の治りを早めると言います。

切り傷、しもやけ、ひび、あかぎれなどの傷やヤケドによく効きます。
ただし、あまりにも深い傷、低温ヤケド等の場合、医師の判断を仰いだ方が良いです。

紫紺が入っていることから赤い薬であることが難点です。
塗りこむというよりも患部に乗せるようにして絆創膏やガーゼで覆うと良いです。
そのままだとあちこちに赤い薬が付いてしまって大変です。

私がドラッグストアで働いていたころ、とてもよく売れる薬でしたし、
効果を実感できたので、私自身とても頼りにしています。

なお、医薬品ですので使用の前には専門家と相談してください。

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