ダイヤモンド・プリンセス号 最初の感染者は誰?政府対応は?


今、クルーズ船が横浜港に着岸できないと問題になっています。

コロナウイルスに感染した疑いのある人が出たと言います。

この問題の始まりは、2月のはじめに報じられたニュースでした。

香港男性、日本で感染か 「人から人」の可能性

【香港共同】香港紙、明報電子版などによると、1月中旬に日本を訪れ、クルーズ客船で香港に戻った男性(80)が発熱し、検査の結果、新型コロナウイルス感染による肺炎の疑いがあることが1日判明した。14日以内に中国本土を訪れておらず、日本か船内で人から感染した可能性がある。

明報によると、男性は1月17日に航空機で東京に到着。20日に横浜でクルーズ船に乗り、25日に香港に戻った。日本を離れる前の19日からせきをするようになり、30日に発熱し、入院していた。

男性の感染が確認されれば、香港では14人目となる。

2020年2月2日 共同通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200202-00000002-kyodonews-soci

これで、感染している人が他にもいるのではないかと横浜に停泊することに。

航路はこのようなもので、男性は香港の前に鹿児島に立ち寄っています。

https://www.princesscruises.jp/

その後、男性は感染が確認されたようです。しかし、感染の経路は不明。香港なのか、東京なのか鹿児島なのか。航空機でのことなのか船内でのことなのか上陸した地でのことか。さらに船の乗客についても感染の経路はわかりません。

新型コロナ バス運転手健康観察終了 鹿児島

新型コロナウイルスによる肺炎に感染していた香港の男性が先月、鹿児島市内をめぐるバスツアーに参加した問題です。
厚生労働省はこのバスの運転手の男性に14日間が過ぎても発熱など感染が疑われる症状が見られないことから健康観察を終了したとしました。

先月22日、鹿児島市に寄港したクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の乗客で、香港の80歳の男性は、新型肺炎への感染が確認されています。

この男性は鹿児島市内のバスツアーに参加していてこれまでに同じバスツアーの男女2人に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されています。

このため厚生労働省と県はバスの運転手の男性の健康状態の確認を続けていました。

厚生労働省は運転手の男性に先月22日以降、今月5日までの14日間、発熱などの症状がなく、国が定める感染基準に該当しないとして5日「健康観察終了」と判断したということです。

ダイヤモンドプリンセスでは7日新たに41人のウイルス感染が確認されていてクルーズ船の感染者はあわせて61人に上っています。

2月7日 鹿児島テレビ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00000006-kts-l46

いつ船員に男性の情報が知らされたのかはわかりません。

乗客の証言では、乗客に知らされたのが2月3日。しかし、対策は不十分であったといいます。

乗客がコロナ感染のクルーズ船、検疫1人1分の証言

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だった香港人の男性(80)が、下船後の香港で新型コロナウイルスの感染が確認された問題で、厚生労働省は3日夜から4日にかけて、横浜市の大黒ふ頭沖に停泊した船内で乗客乗員約3700人に検疫を続けた。

(略)

乗船している30代の男性は、検疫は夜を徹して行われた一方で1人当たり1分だったと証言した。

◇   ◇   ◇

船内に感染者がいたことが乗客に伝えられたのは、感染した男性が香港で船から下りて9日後の3日だった。船長は館内放送で、男性が1日に陽性と診断されたこと、船内で不調の報告はなく香港到着時の体温検査でも高温は確認されず、同行者の感染も確認されなかったと報告したという。

旅程では、4日午前6時に横浜港に到着予定だったが、3日夜に前倒しで到着。同日午後11時に客室では最上階の14階から検疫が始まった。検疫は1日に途中寄港した那覇でも行っていた。乗客には、検疫は各客室で行うため部屋に戻るよう指示が出たものの、どの階で何時から始まるなどの細かな案内はなされなかったという。

30代の乗客男性は「検疫する時間が公表されていませんでした。起きて、ずっと待機した方もいるかもしれない。ハラハラして待っていたかと思うと心が痛い」と語った。男性が受けた検疫は、1分程度と極めて短時間で終わったという。男性はツイッター上で取材に応じ「検疫は時間ちゃんと計ったけど1分。ノックされてドア開けて問診票渡して耳の体温計でピってやってありがとうございました。でした」「検疫は本当に一瞬でした」と答えた。

船では館内放送で、一部の乗客から採取した検体を、検疫官が陸に持ち帰って分析を行うと説明。船が接岸に向かうことが出来るか否かは分析の結果次第で、当局の指示を待つとした。検体の分析には約5時間かかるという。運営会社は、4日夕方に予定していた出港を5日以降に延期した。

男性によると、トイレは自室のものを使用するよう言われているというが、食事は食堂で行うほか、館内ではフラダンス教室、映画観賞会などイベントも多数行われており、複数の乗客が船内で接触する可能性はある。男性は「イベントではわざわざ消毒しませんし、対策がされているとは言えない。船に乗った瞬間からずっと同じです。コロナ患者が出たからと言って変わったことはない」と状況を説明した。【村上幸将】

2月4日 日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-02040983-nksports-soci

食事もイベントも通常通りであった様子。

とにもかくにもクルーズ船は、順調に那覇から横浜へ移動。

新型コロナ国内初の集団感染 横浜のクルーズ船10人確認 他の乗客らも14日間船内に

横浜市の大黒ふ頭沖に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、加藤勝信厚生労働相は5日午前の記者会見で、ウイルス検査の結果が判明した乗客乗員31人のうち、男女計10人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。国内で集団感染が確認されたのは初めて。

(略)

10人は午前7時半ごろから神奈川県内の医療機関に順次搬送されている。いずれも意識があり、重症の人はいないという。残りの乗客乗員について厚労省は、感染していなくても健康状態を確認するため、ウイルスの潜伏期間が過ぎる14日間程度、船内にとどまってもらう方針。持病がある人や高齢者についても追加で検査することを検討している。

厚労省は乗客乗員の3711人全員に対する大規模検疫を実施している。香港で下船して感染が判明した乗客の男性(80)と接触したり発熱の症状を訴えたりするなどした273人についてウイルス検査したところ、結果が判明した31人のうち10人の感染が確認された。内訳は、50代4人、60代4人、70代1人、80代1人。うち3人が日本人で、7人が外国人だった。

新型コロナウイルスは指定感染症となり、2類感染症に相当するが、より強制的な措置が取れる1類相当への変更について、加藤厚労相は「そういった措置をとらないといけない状況は発生していない」と、現時点では否定的な見方を示した。

クルーズ船は1月20日に横浜港を出発し、鹿児島に寄港後、同25日に香港に到着。那覇を経由して2月3日に横浜に戻った。厚労省によると、香港で下船した男性と接触した36人のうちの2人が感染していたが、この男性から広がったかどうかは「全体の検査が終わっていない現段階では評価できず、分からない」としている。

乗客乗員の内訳は57カ国・地域から乗客2666人、乗員1045人。乗客のうち1281人が日本人という。【阿部亮介、梅田啓祐】

2月5日 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200205-00000024-mai-soci

これに対して、政府は自衛隊員を派遣するなどの措置を取っています。

防衛省、クルーズ船に医官5人派遣 自衛隊員40人も

防衛省は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認された大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号に医官5人を派遣した。感染が判明した人を病院へ搬送する優先順位を決めるための診断にあたった。8日以降もクルーズ船に常駐し、持病がある乗客への対応や医療相談にあたる。

このほか、自衛隊員約40人が感染者を船から下ろす支援も実施した。防衛省所有の救急車による感染者の搬送も予定。乗客の生活支援のため隊員がクルーズ船に乗り込む準備も進めている。

クルーズ船のそばには、防衛省がチャーターしている民間貨客船「はくおう」を待機させ、隊員の活動拠点として活用している。当初、中国・武漢からのチャーター便で帰国する人の滞在先の候補とされたが、クルーズ船への対応に切りかえた。防衛省ではこのほか、チャーター便で帰国した人が滞在している施設に、医官や看護官らを派遣して医療相談や生活支援を実施している。(伊藤嘉孝)

2月7日 朝日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200207-00000082-asahi-soci

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