浅田真央は管理栄養士?森永乳業のCMに批判の声が殺到

森永乳業のCMから。

画面の中央に大きく浮かぶ、「トリプルヨーグルト ドリンクタイプ」。
“我が家の管理栄養士”となった浅田真央さんが、「トリプルヨーグルト ドリンクタイプ」の横から顔を出しながら、「血圧は大丈夫?」「血糖値はどう?」「中性脂肪は?」と優しく語りかけてくれます。
「ひとつでも気になったらトリプルヨーグルト」と商品を手に取る浅田真央さん。ラストカットでは、「トリプル~~」と一言。チャーミングな表情は必見です。

このCMが今SNSなどで批判されています。

なぜそんなに批判されているの?

“管理栄養士”という文言を使ったことが批判されています。

管理栄養士というのは国家資格であり、難関です。高度な栄養管理や栄養指導に当たる栄養士のことを言います。

しかし、浅田真央さんは管理栄養士ではないのではないかと言われています。

そもそも、この資格は、取得したいと思っても、誰でも今すぐに受験できるわけではありません。

管理栄養士になるためには、まず栄養士にならなければなりません。
管理栄養士を養成する4年制大学などの教育施設を卒業すれば、学校を卒業することで、栄養士の資格と、管理栄養士の受験資格を得られます。
それ以外の栄養士を養成する大学や短期大学、専門学校などであれば、学校を卒業し、栄養士の資格を得て、栄養士として数年間(卒業した学校の種類や課程によって必要な年数が異なりますが、1年~3年ほど)従事することで、やっと管理栄養士の受験資格を得ることができます。

つまり、管理栄養士の国家試験に臨む人というのはある程度の知識がある人で、物見遊山で何の知識もないのに受験する人はいないということになります。

それにも関わらず、令和2年の管理栄養士国家試験の合格率は61.9%でした。

管理栄養士課程の卒業生(新卒)の合格率は92.4%でした。管理栄養士課程だけあって国家試験に受かるべく、かなりの勉強をしているのではないかと思われます。
国家試験などの資格取得を最終目標とする学部学科の場合、特に偏差値の低い大学や、有名でない学校であればあるほど、合格する見込みのない人を容赦なく留年させて、国家試験の合格率を吊り上げるというのは比較的有名な話です。そうすれば、国家試験の合格者数が学校の宣伝材料となるうえ、留年した人からその年数分、余分に学費をもらうことができるからです。

その一方で管理栄養士課程の卒業生(既卒)の合格率は12.0%、栄養士課程の卒業生の合格率は17.8%でした。

ちなみに、試験内容というのは盛りだくさんです。

管理栄養士国家試験の試験科目は、次のとおりである。

〇社会・環境と健康
〇人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
〇食べ物と健康
〇基礎栄養学
〇応用栄養学
〇栄養教育論
〇臨床栄養学
〇公衆栄養学
〇給食経営管理論

相当な努力をして管理栄養士になった人や、あきらめざるを得なかった人が大勢いるということ。

なにより、「私は我が家の医師です」、「私は我が家の薬剤師です」、「私は我が家の管理栄養士です」
本当に資格を持っていそうですよね。資格を持っていない人が持っているかのように発言することは問題です。

管理栄養士は名称独占資格といって、有資格者以外がその名称を名乗ることが認められていません。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299.html
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/shiryo/07012608/003.htm

表現の仕方を変えればよかった?

「管理栄養士です」ではなく、「私が、我が家の栄養を管理します」くらいの表現方法にすればこのような批判は巻き起こらなかったかもしれません。

この商品が栄養満点だと言いたいならそれで充分でしょう。

浅田真央さんが白衣を着ているから紛らわしいといった声や、森永乳業には管理栄養士の資格を持っている人がいるだろうに異論はでなかったのかといった声が上がっています。

あるいは、テレビドラマなどで医師を演じる人がいるように、フィクションですの文言でもあればよかったのでしょうか。

もちろん、浅田真央さんが本当に管理栄養士の資格を取得しているならば何の問題もないわけですが。

しかし、血圧、血糖値、中性脂肪の3段構成のパッケージもなかなかすごいですねぇ・・・。

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