まな / マナ とはどういう意味?海外でも通じる名前?

まな という名前にはどのような意味があるのでしょう?

この名前は女性に多く見られる名前です。

著名人に、

芦田愛菜(あしだ・まな)・・・2004年生まれ。女優。
三倉茉奈(みくら・まな)・・・1986年生まれ。女優。

など。

まなについて国語辞典にはこのように載っています。

ま-な【真名・真字】

1.漢字の楷書。
2.仮名に対して、漢字の称。
3.まことの名。本名。

(広辞苑第五版より抜粋)

ま-な【真魚】

1.食物に供する魚。
2.まな始めの時の食物。

(広辞苑第五版より抜粋)

まな【末那】

[仏教]自己愛の根源としての迷いの心。

(広辞苑第五版より抜粋)

マナ【mana】

(メラネシアの土語で、「打ち勝つ」「勢力ある」などの意)メラネシアをはじめ広く太平洋諸島に見られる非人格的・超自然的な力の観念。

(広辞苑第五版より抜粋)

マナ【manna】

昔、イスラエル民族が高野の旅で神から奇蹟的に与えられたという食物。

(広辞苑第五版より抜粋)

まな【勿・莫】

禁止の語。

(広辞苑第五版より抜粋)

まな【愛・真】
[接頭語]
称美・親愛の意。

(広辞苑第五版より抜粋)

まなとはさまざまな意味を持つ言葉であることがわかりました。

マナ(mana)は超自然的な力のことで、ハワイなど広く太平洋の島々で信仰されていました。

manaという言葉は知られていますが、英語圏ではあまり名前には用いられないようです。

日本では、まなは魚のことであり、称美・親愛の意味のある接頭語でありとたくさんの意味があります。愛でマナは接頭語なので、後ろに付け足して、愛娘(まなむすめ)、愛弟子(まなでし)などと使われていますね。

このマナという名前は女の子に人気があります。

明治安田生命の名前ランキングでは2004年から、漢字表記を考慮せず読み方のみを考慮したランキングを発表するようになりました。

マナ
順位
2004年 43位
2005年 45位
2006年 23位
2008年 41位
2009年 47位
2011年 10位
2013年 30位
2015年 39位
2019年 31位

2011年に10位になったのが最も高い順位で、それ以外の年は上位というところまで行きませんが、そこそこの人気を保っていることがわかります。

では、マナにはどのような文字が用いられるのでしょうか。

マナと読む字

愛、真は愛弟子など接頭語としてマナと読むことがあります。
愛や真の単体でマナと読んでもらうのは難しいかもしれません。

真・眞
総画:【真】10画 【眞】10画

まこと。完全で充実した状態。

*真も旧字体の眞も名前に使うことができる字。


総画:13画

いとおしむ。
めでる。
好きでたまらなく思う。

2019年に発表された、明治安田生命の女の子に使用される人気の漢字ランキングで、愛は5位。

マと読む字

2019年に発表された、明治安田生命の女の子に使用される人気の漢字ランキングに入った字で、マと読める字は、茉(20位)。
*25位まで発表されています。

音読みでマと読む字


総画:11画
音読み:マ

あさ。草の名。
ごま。胡麻。
しびれる。こすったあとのように感覚がなくなったさま。麻痺。麻薬。


総画:16画
音読み:マ

玉や石をみがく。
技術や学問をみがく


総画:8画
音読み:マツ

茉莉花とは、モクセイ科の常緑小低木。ジャスミンの一種。

音読みの茉(マツ)からマと読ませることがあります。

訓読みでまと読む字

真・眞
総画:【真】10画 【眞】10画

まこと。完全で充実した状態。

*真も旧字体の眞も名前に使うことができる字。


総画:15画
訓読み:まう、まい

まう。手足を動かして神の恵みを求める。舞踏。
心をはずませる。鼓舞。
むやみにでたらめなことをする。舞文。

人名において、舞う(まう)からまと読むことがあります。

ナと読む字

2019年に発表された、明治安田生命の女の子に使用される人気の漢字ランキングで、ナと読める字は、奈(1位)と菜(3位)。
*25位まで発表されています。

音読みでナと読む字


総画:7画

おおい。たっぷりだぶついている。たくさんある。
ゆったりとしている

たっぷりあるという意味のある字。沖縄・那覇の印象を持つ人もいるようです。ただし、那が使われている地名は他にも、那須、那智など。

総画:8画

からなし。果樹の名。野生のりんご。
「奈花(ナイカ)」とは、茉莉(マツリ)(ジャスミン)のこと。

参考:奈は、奈落の奈?


総画:9画

みなみ。暖気をとりこむ南がわ。

方角のみなみを表す字。南無阿弥陀仏など音便のような形でナンがナと省略されることがあります。


総画:11画

なぎ。木の名。まき科の常緑高木。

梛とは木の名前。熊野神社のご神木。

訓読みでナと読む字


総画数:6画

な。人の名前。
有名である。すぐれているさま。

意味は、名前。有名、名勝など、すぐれているの意味もある字。


総画:11画

な。葉・くきを食用とする総本類の総称。
な。草の名。
副食物。おかず。また、料理。

菜っ葉。おかず、総菜の意味のある字。
人名においては菜の花のイメージで名付けられることがあるようです。

その他


総画数:6画

なぎ。なぐ。風がやんで海が静かになること。

国字。日本生まれの字。
近年、凪の訓読みのなぎ、なぐからナと読ませることがあるようです。
凪が人名用漢字に追加されたのは1990年のこと。

参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html

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