春らしい名前 40選

春らしい漢字から

画数:7画
音読み:カ 訓読み:はな
名乗り読み:はな、はる、みち、もと

花とは植物のはなを意味する字。

一説には、草冠に化を組み合わせた字で、つぼみが開き、咲いて散るというように姿をいちじるしく変える植物の部分を表現したと言われています。

春の行事として花供養(はなくよう)、花鎮祭(はなしずめのまつり)、鎮花祭(ちんかさい)、花祭(はなまつり)、花御堂(はなみどう)など。

春の季語として、花篝(はなかがり)、花種(はなたね)、花便り(はなたより)、花衣(はなごろも)、花菜漬(はななづけ)、花鳥(はなとり)など。

また、花見月(はなみづき)とは陰暦3月の異称。
古典では、花とは梅の花を指し、平安後期以降は桜の花を指すことが多くありました。

名前の例:花(はな)

2019年、明治安田生命の女の子の名前ランキングでは、花の表記が14位に、一花の表記が32位に、花音と和花の表記が49位に、百花の表記が54位に、咲花の表記が83位に、心花と花菜の表記が98位に入りました。

また、ハナの響きが3位に、イチカの響きが9位に、ホノカの響きが19位に、モモカの響きが24位に、カホとハルカが39位に、カノンの響きが43位に入りました。

花は女の子の名前に使用される漢字ランキングで2位。

画数:12画
音読み:ギョウ、キョウ 訓読み:あかつき
名乗り読み:あき、あきら、あけ、さとし、さとる、とき、とし

“春暁”は春の季語。春はあけぼの~(枕草子より)。
暁とは、夜明けや、さとることを意味する字。

名前の例:暁(あかつき/あきら/さとる/ぎょう)

画数:11画
音読み:ケイ
名乗り読み:あきら、さとし、たか、のぶ、のり、はじめ、はる、ひ、ひら、ひらき、ひらく、ひろ、ひろし、ひろむ、よし
春の季語、“啓蟄”から。

啓蟄は、冬ごもりの虫がはい出る頃を指す言葉。
啓は啓蒙や、啓明、啓閉、拝啓の啓。開くこと、夜明け、意向を述べることを意味する字。

名前の例:啓人(ひろと)

画数:6画
音読み:コウ 訓読み:ひか(る)、ひかり
名乗り読み:あき、あきら、あり、かぬ、かね、さかえ、てる、ひかり、ひかる、ひこ、ひろ、ひろし、みつ、みつる

“風光る”は春の季語。春の陽光の中をそよ風が吹きわたること。

光とはあかるくかがやくこと、目立つ才能や名声を表す漢字。

名前の例:光(ひかる)、光璃(ひかり)

2019年、明治安田生命の男の子の名前ランキングで、光の表記が85位に入りました。また、同年、明治安田生命の女の子の名前ランキングで、光莉の表記が63位、ヒカリの響きが20位に入りました。

画数:9画
音読み:シュン 訓読み:はる
名乗り読み:あずま、あつ、かす、かず、す、とき、は、はじめ、はる

そのまま春を意味する字。

名前の例:春紀(はるき)、春佳(はるか)

男の子にはハルから始まる名前が大人気です。ハルトはここ10年以上、響きのランキングで一位。ハルキや、ハル、ハルマも人気。
2019年の、明治安田生命の男の子の名前ランキングによると、ハルトの響きが1位、ハルキの響きが6位、ハルの響きが12位、ハルマが50位に入っています。
また、同年の明治安田生命の女の子の名前ランキングによると、心春の表記が8位に入っています。また、コハルの響きが6位、ハルの響きが29位、ハルカの響きが39位に入っています。

画数:13画
音読み:シン 訓読み:あたら(しい)、あら(た)、にい
名乗り読み:あきら、あら、あらた、すすむ、ちか、はじめ、よし、わか

新春から。

新とは、そのまま新しいことを指す漢字。

名前の例:新(あらた)

2019年の明治安田生命の、男の子の名前ランキングによると、新の表記が2位、アラタの響きが21位に入りました。

画数:8画
音読み:トウ 訓読み:ひがし
名乗り読み:あがり、あきら、あずま、き、こち、はじめ、はる、ひがし、ひで、もと

中国古来の思想である五行で春は東とされています。また“東風”は“こち”と読み、春の季語です。

また、一説には、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の帰途に東南を眺めて「あづまはや(我が妻よ)」と嘆いたことから、東方を“あづま”(現代仮名遣いで“あずま”)と呼ぶようになったと言われています。

名前の例:東吾(とうご)

画数:11画
音読み:ボウ・ホウ・モウ・ミョウ
名乗り読み:きざし、めぐみ、めみ、もえ、もゆ

“草萌え”は春の季語。草の芽が萌えだすこと。
また、春の襲(かさね)の色目に萌黄があります。

萌は、草木が芽を出すこと、きざし、前触れという意味がある漢字。

“萌える(もえる)”は、古語で“萌ゆ(もゆ)”と言いました。

名前の例:萌(もえ/もゆ)、萌実(めぐみ)

画数:13画
音読み:ボク、モク
名乗り読み:あつし、ちか、ちかし、とき、とも、のぶ、まこと、む、むつ、むつみ、よし、よしみ

睦は仲良くすること、数多くの人々が仲良く同居することの意味がある字。

陰暦1月の異称・睦月(むつき)から。

名前の例:睦(むつみ)

画数:8画
音読み:メイ・ミョウ 訓読み:あかる(い)
名乗り読み:あか、あかり、あかる、あき、あきら、あきらけい、あけ、きよし、くに、てる、とおる、とし、のり、はる、ひろ、みつ、よし

“明けの春”は春の季語。初春や年のはじめのこと。

明はあかるいこと、ものごとを見分ける能力、夜明けを意味する漢字。
ちなみに、明という字は、窓(日)から差し込む月光を表現した字だと言われています。ただし、諸説あり、日+月と解釈する説もあります。

名前に使われる特別な読ませ方として、アキラケイが挙げられることがあります。清和天皇の母・藤原明子が“ふじわらのあきらけいこ”と読まれることがあるのでそのためでしょうね。また、アカルからアカルヒメが浮かびます。

漢和辞典には載っていないこともありますが、広辞苑によると“明か”は“さやか”と読み、清か(さやか)と同じくはっきりしていること、あきらかであることを指す言葉。

名前の例:明(あきら/あかる)、明佳(あきか/さやか/はるか/めいか)、明紀(はるき)

画数:19画
音読み:レイ 訓読み:うるわ(しい)
名乗り読み:あきら、かず、つぐ、つら、よし、より

春の季語“麗日”から。麗日とは、春のうららかな日を指す言葉。

麗とはうるわしい、すっきりと整っている、澄んでいてきれいなさまを表す字。

名前の例:麗(れい)

画数:5画
音読み:レイ
名乗り読み:おさ、なり、のり、はる、よし

陰暦2月の異称“令月”から。

令とはおつげやおきてを表す字。また、清らかで美しいの意味。令嬢や令息など。

名前の例:令奈(れいな)

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