夏らしい名前 40選

夏らしい漢字から

画数:5画
音読み:ボウ、ミョウ
名乗り読み:あきら、う、しげ、しげる

陰暦4月の異称である卯月(うづき)から。

卯とは十二支の四番目の意味。また、おかして入り込むの意味。

一説には、門を無理に押しあけて中に入り込むさまを意味する字。

卯月という名前は、夏の季語とされる卯の花からと言われています。卯の花は5月頃に咲く花。ウツギの花。雪花菜(おから)。
また、夏の襲(かさね)の色目の名前。

名前の例:由卯(ゆう)

画数:10画
音読み:カ、ゲ、ケ 訓読み:なつ

そのまま夏の意味。

名前の例:夏実(なつみ)

2019年の、明治安田生命の女の子の名前ランキングによると、千夏の表記が72位に、夏帆の表記が98位に入っています。

画数:16画
音読み:クン 訓読み:かお(る)
名乗り読み:かお、かおり、かおる、くる、しく、しげ、ただ、つとむ、にお、のぶ、ひで、ふさ、ほお、まさ、ゆき

“風薫る”とはとは夏の季語。
初夏の涼しい風がゆるやかに吹くさまを指します。

薫は、よいにおいがもやもやとたちこめること、においのように伝わる功勲(薫陶など)、つややかで美しいことを意味する字。
現代仮名遣いでかおる、旧仮名遣いでかをる。

名前の例:薫(かおる/かをる)

画数:11画
音読み:コウ 訓読み:さわ きし ああ たかい さつき
名乗り読み:すすむ、たか、たかし

陰暦5月の異称である皐月(さつき)から。

皐は、水辺の平らな地、きし、沼、声を伸ばして大声で呼ぶさま、高いことを意味する字。
一説には、皐は白い光のさす大きな台地を表す字と言われています。そこから明るい、高い意に派生し、明るい5月ということでさつきに皐の字が当てられたとか。

名前の例:皐(さつき)、皐弥(たかや)

画数:8画
音読み:コウ、ゴウ 訓読み:なつぞら、あかるい

なつぞらの意味。

一説には、日+天で太陽が明るい空の意味。

名前の例:昊志郎(こうしろう)

2019年の、明治安田生命の男の子の名前ランキングによると、コウの響きが人気。
コウキが7位、コウセイが27位、コウが33位、コウタが40位。

画数:10画
音読み:サ、シャ
名乗り読み:すず、たえ

紗(しゃ/さ)とは夏の装束。

名前の例:紗(すず、たえ)、紗南(さな)、紗弥音(さやね)、実花紗(みかさ)

2019年の明治安田生命の女の子の名前ランキングによると、紗奈の表記が43位に、紗菜の表記が63位に、紗良の表記が72位に入っています。
また、サが付く名前でいえば、サクラの響きが5位に、サナに響きが14位に、サラの響きが22位に、サキの響きが33位に入っています。スズの響きは43位。
紗は女の子の名前に使用される漢字ランキングで25位。

画数:6画
音読み:シュ、ス
名乗り読み:あか、あけ、あけみ、あや

中国古来の哲学による陰陽五行説によると、夏は朱。

朱色とは黄味を帯びた赤色。こういう感じの色。⇒朱色

名前の例:朱夏(しゅか)

2019年の、明治安田生命の女の子の名前ランキングによると、朱莉の表記が18位に、朱里の表記が49位に入っています。
また、アカリの響きが7位に入っています。

画数:9画
音読み:セン 訓読み:いずみ
名乗り読み:い、いずみ、きよし、ずみ、み、みず、みぞ、もと

泉は夏の季語とされることがあります。

泉は地表にわき出る水を意味する字。

名前の例:泉(いずみ)

画数:12画
音読み:チョウ 訓読み:あさ
名乗り読み:あした、かた、さ、つと、とき、とも、のり、はじめ

朝曇り、朝凪、朝虹、朝焼けなど朝が付く言葉が夏の季語とされることがあります。

朝とはそのまま朝の意味。太陽の出てくるとき。

朝で思い出したのは徳川家康の正室とされる朝日姫(ただし本名などよくわからないことが多い)。

名前の例:朝日(あさひ)

2019年の、明治安田生命の男の子の名前ランキングによると、朝陽の表記が10位に、アサヒの響きが14位に入っています。

画数:9画
音読み:ナン、ナ 訓読み:みなみ
名乗り読み:あけ、なみ、みな、みなみ、よし

中国古来の哲学による陰陽五行説によると、夏は南。
また、“南風”は、“はえ”と読み、夏の季語とされています。

名前の例:紗南(さな)

画数:14画
音読み:スイ
名乗り読み:あきら、みどり

翡翠(ひすい)とはカワセミの異称。雄を翡、雌を翠と言います。
翡翠は夏の季語とされることがあります。

ちなみに、翡翠の翡の字は戦後に法改正がなされて以降、人名に使うことができなくなってしまいました。
もちろん、ペンネームなど本名でなければ使えます。

翡翠の髪状(ひすいのかんざし)とは、緑の黒髪(=つやのある美しい黒髪)のこと。

名前の例:翠夏・翠佳(すいか)

画数:11画
音読み:リョウ 訓読み:すず(しい)、すず(む)
名乗り読み:あつ、すけ、すずし

夏の季語である涼風(すずかぜ)から。涼風とは晩夏の夜に吹く、秋を感じさせる涼しい風のこと。
また、陰暦6月のことを涼暮月(すずくれつき)と呼ぶことがあります。

涼は、すずしい、ひややか、ひえびえ、ひやす、冷たいを意味する字。

名前の例:涼(りょう)

2019年の明治安田生命の漢の子の名前ランキングによると、リンの響きが4位に、レイの響きが39位に、スズの響きが43位に入っています。

画数:13画
音読み:レイ、リン 訓読み:すず

夏の季語とされる風鈴から。

鈴という字の意味はそのまま、すず。一説には金と令(すみきった)を組み合わせた字。

名前の例:鈴夏(すずか)

2019年の明治安田生命の女の子の名前ランキングによると、リョウの響きが36位に、リョウマの響きが44位に入っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする