新型コロナウイルス 感染の疑いがあるときはどうしたらいい?

今ニュースといえば、コロナウイルス一色。

そもそもコロナウイルスって何でしょう?感染の疑いがあるときはどうしたらいいのでしょうか?

厚生労働省はこのように発表しています。

問1 コロナウイルスとはどのようなウイルスですか?

発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染するものは6種類あることが分かっています。そのうちの2つは、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスが含まれています。残り4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)の占めます。
詳しくは、国立感染症研究所「コロナウイルスとは」をご覧ください。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/9303-coronavirus.html

参考:厚生労働省

新型コロナウイルスは、WHOにより暫定的に“2019-nCoV”と名付けられました。SARSはコロナウイルスですが、新型コロナウイルスとは違うウイルスです。同じ一族に属す家族のようなものでしょうか。

新型コロナウイルスに感染した人の症状は、発熱や咳、鼻水など。
インフルエンザとも症状が似ているため、このような症状が出ているから新型コロナウイルスに感染しているに違いないというように、症状で判断することはできません。

参考:WHO

問12 感染が疑われる場合、どこの医療機関に行けば検査、診療をしてもらえますか?

「14日以内に湖北省への渡航歴がある方、あるいはこれらの方と接触された方」ではない場合は、お近くの医療機関を受診してください。
湖北省への渡航歴や感染が明らかな方との接触歴などがあり、発熱や咳などの症状がある方については、最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。「帰国者・接触者相談センター」で、武漢市を含む湖北省への渡航歴や感染が明らかな方との接触歴などを確認し、発熱や咳などの症状がある方については、「帰国者・接触者外来」を設置している医療機関をご案内します。
「帰国者・接触者相談センター」は、感染が疑われる方から電話での相談を受けて、必要に応じて、帰国者・接触者外来へ確実に受診していただけるよう調整します。
「帰国者・接触者相談センター」は、2月上旬を目処に、各保健所に設置されます。
なお、相談時間などは、最寄りの保健所にお問い合わせください。
設置されるまでの間は、下記のホームページをご覧いただき、最寄りの保健所にお問い合わせください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/

参考:厚生労働省

現状、保健所も手がいっぱいなのか、14日以内に湖北省に渡航歴のない人や、感染が明らかな人に接触していない人で、感染が疑われる人は、保健所ではなく、医療機関に相談するようにと記載があります。

↓湖北省とはこちら。中国の内陸、中部に位置しています。
湖北省には、何度も報じられている武漢市(中国語で武汉市)をはじめ、鄂州市、黄岡市、黄石市、荊門市、荊州市、十堰市、随州市、襄陽市、咸寧市、孝感市、宜昌市などが位置しています。

現状では、根本的な治療法はありません。

問14 治療方法はありますか?
現時点で、このウイルスに特に有効な抗ウイルス薬などはなく、対症療法を行います。
詳しくは、国立感染症研究所のHP「新型コロナウイルス(2019-nCoV)」に掲載の関連するガイダンスをご参照ください。(医療・検査機関向けQA問12)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
参考:厚生労働省

なお、抗生物質は、細菌に作用するもので、ウイルスには有効ではありません。

自己を守る方法としては、石鹸ときれいな水によるこまめな手洗いが推奨されています。手を洗えない環境では、アルコール消毒が有用とされています。

マスクはウイルスを飛散することを抑えるといわれている一方で、自身を守る方法として有用かどうかは不明です。

ただし、現在、接触感染が問題視されています。ドアノブやスイッチ、電車やバスのつり革などを触ることにより、ウイルスが付着した手で、目や鼻、口を触ってしまうと、粘膜からウイルスが吸収されて、感染する可能性があります。

無意識に顔を触ることがないように、サングラスやメガネ、マスクで塞ぐというのは決して無意味ではないと思います。

マスクを使う際の注意点としては

・付ける前と外す前と、外した後は手を洗うこと。

・使用中にマスクの前面に触れないこと。

・顔とマスクの間に隙間がないかを確認すること。

・湿ったら新しくすること。

・使い捨てマスクを再使用しないこと。

などが挙げられています。
また、使用後のマスクをビンなどの密閉容器に入れて処分することも推奨されています。

参考:WHO

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