フランスの名前ランキング トップ30 名前の意味は

男の子編

1位.ガブリエル

GABRIEL

ヘブライ語の名前に由来。意味は『強者』『英雄』『神』

大天使の名前。

ガブリエルは以下の守護聖人と言われることも。
『通信事業』、『ポルトガル』

ガブリエルという名前は、一時期人気が落ちたものの、再び順位が上昇し、2009年以来ずっとトップ10入り。2015年から1位を維持。

カトリック教会での記念日は、9月29日、東方教会での記憶日は、3月26日、7月13日、11月8日。

また、カトリックでは受胎告知の日が3月25日。

2位.ルイ/ルーイ

LOUIS

ゲルマン語に由来する名前。意味は『名高い』『有名な』+『戦争』

※元の形はLudwig。

Louisはフランスで古来から人気の名前。王侯貴族やルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)など。

この名前は、一時期人気が落ちたものの、再び順位が上昇。2007年以来ずっとトップ10入り。

3位.ラファエル

RAPHAËL

ヘブライ語に由来する名前。意味は『神は癒し』

大天使の名前。

ラファエルは以下の守護聖人と言われることも。
『薬剤師』『盲人』『病人』『精神障害者』『旅人』

記念日は、カトリック教会では9月29日。

ラファエル(Raphaël)は、近年人気が急上昇した名前。

ちなみに、トレマのないRaphaelの綴りは、151位。

4位.ジュル

JULES

ギリシア語に由来するローマの姓から。意味は、ヒゲ。
あるいは、ローマ神話に登場する神・ユーピテル(ジュピター)からとも。

JULIUSのフランス語版。

5位.アダン

 ADAM

ヘブライ語に由来する名前。意味は『人』

一説には、ヘブライ語で、『人間の肌が赤みを帯びること』、また、アッカド語で『作ること』

※聖書において、人類最初の人の名前とされる。

6位.ルカ

LUCAS

ギリシア語に由来する名前。意味は『ルカニア(イタリアの地名)』

※新約聖書に登場する聖人の名前。

聖ルカは『画家』と『医師』の守護聖人とされることも。

日本では聖路加という漢字表記をされることが多い。

カトリック教会での記念日は10月18日、正教会での記憶日は4月22日(5月3日)

7位.レオ

LÉO

ギリシア語に由来する名前。意味は『獅子』

ちなみに、アクセント符号のないLEOは152位。

8位.ユゴ

HUGO

ゲルマン語に由来する名前。意味は『心』『精神』

英語圏でいうHughをラテン語で表記したもの。

9位.アッテュー

ARTHUR

意味は不詳。

一説には、ケルトの言葉で『忍耐強い』+『男』+『王』

また、ローマの姓からとも。

英語でいうアーサー。

この名前が広まったのは、アーサー王伝説から。

10位.ナタン

NATHAN

ヘブライ語に由来する名前。『彼はくれた』

旧約聖書に登場する預言者や、古代イスラエルの王・ダヴィデの子の名前。

11位.リアム

LIAM

ゲルマン語に由来する名前、Wilhelmの愛称。意味は『意志・願望(Will)』+『保護(helm)』

12位.エタン

ETHAN

ヘブライ語に由来する名前。意味は『硬い』『永続的な』『しっかりした』

13位.マエル

MAËL

ケルトの言葉から。意味は『チーフ』『王子』

MAELという名前は、フランスの名前のランキングでは1998年までずっと100番台。

しかし、近年人気が急上昇し、2009年には20番台に。

ところが、その後はランキングが急降下し、2013年からまた100番台の順位に逆戻り。ちなみに、2017年は174位。

そのMAEL人気の急降下に反して突如人気が出たのが、トレマが付いたMAËLの綴り。

14位.パル

PAUL

ラテン語に由来する名前。意味は『小さい』『謙虚な』

※新約聖書に登場する名前。日本では聖パウロと呼ばれることが多い。

聖パウロは以下の守護聖人とされることも。
『マルタ』、『ローマ』、『ロンドン』

カトリック教会での記念日は6月29日。東方教会での記憶日は7月12日。

15位.トム

TOM

Thomasの愛称。

アラム語に由来する名前。意味は『対の』『ツイン』

Thomasという名前が広まったのは新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖トマスと呼ばれることが多い。

聖トマスは以下の守護聖人と言われることも。
『政治家』、『弁護士』

記念日は、カトリック教会では7月3日、聖公会では12月21日、東方正教会ではトマスの日曜日(イースター後の最初の日曜日)

16位.サシャ

SACHA

フランス語でAlexandre、英語でAlexanderの愛称。

ギリシア語に由来する名前。意味は『守護する男』

アレクサンダー大王が有名。

17位.ノア

NOAH

ヘブライ語に由来する名前。意味は『休息』

※旧約聖書に登場する人物の名前。ノアの方舟。

18位.ギャビン

GABIN

ラテン語に由来する地名から。イタリアの古代都市“GABIL”。

殉教した聖人Gabinus(聖ガビヌス)から。

聖ガビヌスは少なくとも2人いて、

1人はイタリアで殉教後、ローマカトリック教会に聖人と認められた人物。記念日は5月30日。

もう1人は、ローマカトリック教会に聖人と認められてはいないが、フランスのリヨンにあるサントトリニテ教会に聖遺物が収められており、記念日は2月19日。

19位.ノラン

NOLAN

アイルランド語に由来する名前。意味は『高貴な』『有名な』

20位.エンゾー

ENZO

この名前の由来は不詳。

一説には、HEINTZのイタリア語形式。あるいは、ドイツの名前・ANZOの変形。

もしくは、VINCENZOやLORENZOのようなENZOで終わる名前の愛称。

HEINTZであれば、英語圏でいうHENRY。意味は『家庭』+『支配者』

ANZOであれば、ゲルマン語で『巨大な』

21位.モアメド

MOHAMED

アラビア語に由来する名前。意味は『賞賛する』

イスラム教の預言者の名前で、イスラム教徒に人気の名前。

22位.アアロン

AARON

ヘブライ語に由来する名前。意味は不詳。

一説には、『高山』、『高揚』とも。

旧約聖書に登場する人物の名前。モーセの兄。

23位.ティメオ

TIMÉO

ギリシア語に由来する名前。意味は『名誉のために』。

哲学者・ティマイオス(Timaeus)から。

ちなみに、アクセント符号のないTIMEOは290位。

24位.テオ

THÉO

この名前の由来は諸説あり・・・

1.Theodoreの略。意味はギリシア語で『神(Theos)』+『贈り物(Doron)』
2.Theobaldの略。意味はゲルマン語で『人々(Theud)』+『大胆な(bald)』

ちなみにアクセント符号のないTHEOは338位。

25位.マチアス

MATHIS

ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェからの贈り物』

この名前が広まったのは新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖マタイと呼ばれることが多い。

記念日は、9月21日(カトリック教会)、10月22日(コプト正教会)、11月16日(東方教会)

26位.アクセル

AXEL

Absalom(アブサロム)を中世デンマーク語の形式で表したもの。

ヘブライ語に由来する名前。意味は『父の平和』

アブサロムは旧約聖書に登場する人物の名前。ダヴィデの息子。

27位.ヴィクター

VICTOR

ラテン語に由来する名前。意味は『征服者』、『勝利者』

28位.アントアン

ANTOINE

エトルリア語に由来するローマ人の姓から。意味は不詳。

※元の形はAntonius。フランス語ではAntoine、英語ではAnthony、ドイツではAntonius(近年では略した形のAntonとも)、スペインやイタリア、クロアチアではAntonioなどと綴る。

聖アントニオと呼ばれる聖人が複数存在する。

※聖大アントニウスは以下の守護聖人とされることも。
『養豚者』『ドライバー』『動物』『麦角菌中毒者』
記念日は、カトリックでも東方教会でも1月17日。

※パトヴァのアントニオは以下の守護聖人とされることも。
『アメリカ先住民』、『ブラジル』、『ポルトガル』
カトリック教会で崇敬されており、記念日は、6月13日。

29位.ヴァロントン

VALENTIN

ラテン語に由来する名前。意味は『強い』『旺盛な』『健康』

バレンタインデーの元となったといわれる殉教者・聖ヴァレンティヌスから。

記念日はもちろん2月14日(カトリック教会、英国国教会、ルーテル教会)。

東方教会での記憶日は7月6日~7月30日。

30位.マハルティン

MARTIN

ローマ神話に登場する神の名前に由来。マーズ(Mars)/火星。

聖マルティヌスから。聖マルティヌスは『フランス』の守護聖人と言われることも。

記念日は、ローマカトリック教会、ルーテル教会、聖公会では、11月11日。東方正教会では、11月12日。


発音はカタカナに直すのが難しかったこともあり、参考までに。

発音について⇒forvo

参考:
フランスの名前ランキング(フランス語)
behind the name(英語)

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