女の子編
EMMA
ゲルマン語に由来する名前。意味は『全体の』『普遍的な』
2002年以来ずっとトップ3入り。
LOUISE
ゲルマン語に由来する名前。意味は『名高い』『有名な』+『戦争』
男性名Louis(ルイ/ルーイ)の女性版。
2012年以来ずっとトップ3入り。
JADE
意味は『翡翠』
元はスペイン語で、側の石の意味。腎疝痛を治すという言い伝えから。
2015年から3年連続3位。
ALICE
ゲルマン語に由来する名前。意味は『高貴』
CHLOÉ
ギリシア語に由来する名前。意味は『芽吹き(green shoot)』
『芽吹き(green shoot)』は、ギリシア神話に登場する豊穣の女神・デメテルに関連する言葉。
また、フランスのファッションブランド、クロエ(Chloé)が有名。
ちなみに、アクセント符号のないCHLOEは308位。
LINA
linaで終わる名前の愛称。
また、アラビア語で『ヤシの木』『優しさ』、サンスクリット語で『吸収された』『統合された』
MILA
スラヴ語に由来する名前。意味は『恵み』『親愛なる』
LÉA
ヘブライ語で『疲れた』、アッカド語で『牛』など諸説あり。
※旧約聖書に登場する女性の名前。
また、4世紀に存在したとされるローマカトリック教会の聖人の名前。
ローマカトリック教会での記念日は3月22日。
ちなみに、アクセント符号のないLeaは265位。
MANON
ヘブライ語に由来する名前。意味は不詳。
一説には『海は過酷』、『反抗』、『子への願い』
※Mariaの転。新約聖書に登場する聖母マリアやマグダラのマリアらから。
ROSE
意味は『薔薇』
もともとは、ゲルマン語に由来する名前。意味は『名声』+『種類』
ANNA
ヘブライ語に由来する名前。意味は『恩恵』『恵み』
※新約聖書に登場する名前。
女性の預言者アンナ。また、聖アンナは聖母マリアの母。
聖アンナは以下の守護聖人とされることも。
『馬術家』『馬丁』『不妊』『妊娠』『ケベック州』『ブルターニュ』
東方教会における預言者アンナの記念日は2月3日と2月16日。
ローマカトリック教会における聖アンナの記念日は7月26日。
INÈS
Agnesの転とされる。
Agnesの意味は『純潔な』『貞淑な』
3世紀に誕生したといわれる聖人の名前。13歳で殉教。
以下の守護聖人と言われることも。
『純潔』、『庭師』、『少女』、『夫婦』、『強姦被害者』
カトリックでの記念日は1月21日。
イネスという名前には、アクセント符号のないINES、アキュートアクセントを付したINÉS、グレイヴ・アクセントを付したINÈS、サーカムフレックスを付したINÊSの4種類が存在。
このうち、グレイヴ・アクセントを付したINÈSが12位。上がったり、下がったりを繰り返しつつも、1900年から2017年までずっと500番以内にランクインしており、最も一般的な綴りである様子。
アクセント符号のないINESは、2011年に突如ランキング入りして22位になったものの、近年下降気味で2017年には83位。
アキュートアクセントを付したINÉSとサーカムフレックスを付したINÊSに関しては700番台にも入っていない状況。
CAMILLE
Camillusから転じたか。
Camillusは、おそらくエトルリア語を起源とする名前で、意味は不詳。
看護修道会の祖・聖カミロ・レリス(聖カミロ/聖カミルス)から。
カトリック教会での記念日は、7月14日。アメリカでは7月18日。
LOLA
意味は『悲しみ』
元の形はDolores。“María de los Dolores”に由来し、これはスペイン語で“悲しみの聖母の”意味。聖母マリアの人生に起きた7つの悲しい出来事を指す言葉。
“悲しみの聖母”は、シメオンの予言からイエス・キリストの磔刑までの出来事で聖母マリアの7つの悲しみを思い起こすという“聖母マリアへの信心業”として広く知られている。
AMBRE
意味は『琥珀』『琥珀色』
アラビア語が元。
*琥珀色
LÉNA
lenaで終わる名前の短縮形。
ちなみに、アクセント符号のないLenaは117位。Lenáは700番以内に入らず。
ZOÉ
ギリシア語に由来する名前。意味は『人生』
ちなみに、アクセント符号のないZOEは356位。ZoëやZoèは700番以内に入らず。
JULIETTE
ギリシア語に由来するローマの姓から。意味は、ヒゲ。
あるいは、ローマ神話に登場する神・ユーピテル(ジュピター)からとも。
JULIUSの女性版、JULIAのフランス版がJuliette。
JULIA
ギリシア語に由来するローマの姓から。意味は、ヒゲ。
あるいは、ローマ神話に登場する神・ユーピテル(ジュピター)からとも。
JULIUSの女性版。
LOU
ゲルマン語に由来する名前。意味は『名高い』『有名な』+『戦争』
Louiseの愛称。
SARAH
ヘブライ語に由来する名前。意味は『姫』
LUCIE
ラテン語に由来する名前。意味は『光』
Luciusの女性版、Luciaのフランス語版がLucie
キリスト教の殉教者・Luciaが有名。日本では、聖ルチア、シラクサのルチアなどと呼ばれることが多い。
聖ルチアは以下の守護聖人と言われることも。
『目』、『視覚障害者』、『シラクサ(イタリア、シチリア島の地名。聖ルチアの故郷)』
カトリック教会での記念日は12月13日。
ヘブライ語に由来する名前。意味は不詳。
一説には『海は過酷』、『反抗』、『子への願い』
※Mariaの愛称。新約聖書に登場する聖母マリアやマグダラのマリアらから。
記念日は多数。
JEANNE
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェは恵み深い』
Johnの女性版でフランス語版の、Jehanneがさらに転じたもの。
オルレアンの乙女・Jeanne d’Arcが有名。日本では、ジャンヌ・ダルクと発音されることが多い。ちなみに、本来の綴りはJehanne Darcで、近世になってJeanne d’Arcと綴られるようになったそう。
ジャンヌ・ダルクは以下の守護聖人と言われることも。
『軍隊』、『軍人』、『フランス』
カトリック教会での記念日は5月30日。
ROMANE
ラテン語に由来する名前。意味は『ローマの』『ローマ人』
AGATHE
ギリシア語に由来する名前。意味は『良い』
英語ではAgatha、イタリアやスペインではAgataなどと綴られることが多い。
キリスト教の殉教者・Agataが有名。日本では、聖アガタ、シチリアのアガタと呼ばれることが多い。
聖アガタは以下の守護聖人と言われることも。
『スペイン』、『看護師』、『鐘職人』、『パン屋』、『乳癌患者』
記念日は、カトリック教会では2月5日、東方教会では2月18日。
EVA
ヘブライ語に由来する名前。意味は『呼吸』『生きる』
※聖書に由来する名前。人類最初の女性の名前。
NINA
ninaで終わる名前の愛称。
また、南米のケチュア語とアイマラ語で『火』
ロシアでは、Ninoという名前の愛称として使われれる。
CHARLOTTE
ゲルマン語に由来する名前。意味は『男』
英語でいうCharles、ドイツでいうCarl/Karlの女性版。
INAYA
アラビア語圏やスワヒリ語圏、インドなど様々な国で使われる女性の名前で、Anaiya、Anaya、Anayah、Anayeh、Enaya、Enayah、Inaaya、Inaiyaなど綴りはいろいろ。
この名前の由来は諸説あり・・・
1.スワヒリ語で『天祐』『後見』
2.アラビア語で『気遣い』
3.Aali(アラビア語で『崇高』を表す男性名)→Aaliyah(女性版)→Inaya?
4.Annaの別表記、Anyaの転。
発音はカタカナに直すのが難しかったこともあり、参考までに。
発音について⇒forvo
参考:
フランスの名前ランキング(フランス語)
behind the name(英語)