男の子編
Александр
アルファベットで表記するなら、Aleksandr。
ギリシア語に由来する名前。意味は『守護する男』
3年連続1位の名前。
Михаил
アルファベットで表記するなら、Mikhail。
ヘブライ語の名前に由来。意味は『神に似たるものは誰か』
これは反語で、そのような者はいないということを暗示している。
大天使の名前。日本ではミカエルと言われることが多い。
ミカエルは以下の守護聖人と言われることも。
『警官』、『救急隊士』、『兵士』、『ブリュッセル』、『キエフ』
記念日はローマカトリック教会や正教会などでは9月29日。東方教会では11月8日(ユリウス暦を使用する場合は11月21日)。
2015年、2016年と3位だったのが、2位に。
Артём
アルファベットで表記するなら、Artyom。
ギリシア神話に登場する女神・アルテミスに由来する名前。
2015年、2016年と4位だったのが、3位に。
Максим
アルファベットで表記するなら、Maksim。
ラテン語に由来するローマ人の姓から。意味は『最大の』
聖マクシミリアンから。
Даниил
アルファベットで表記するなら、Daniil。
ヘブライ語に由来する名前。意味は『神は我が裁判官』
旧約聖書に登場する人物の名前。
Иван
アルファベットで表記するなら、Ivan。
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェは恵み深い』
英語圏でいうJohn。ドイツでいうJohannes。イタリアでいうGiovanni。
旧約聖書にも、新約聖書にも登場する人物の名前。
日本では、ヨハネと呼ばれることが多い。キリスト教においてこの名前を持つ聖人は多い。
〇使徒ヨハネ
十二使徒の一人。
カトリック教会や東方教会などで崇敬される。
記念日は12月27日(カトリック、聖公会)
10月9日(東方教会)※東方教会では修正ユリウス暦を使用する教会もあり、その場合は9月26日。
以下の守護聖人とされることも。
『神学者』『出版業者』『作家』『忠誠』『愛』『友情』
〇洗礼者ヨハネ
カトリック教会などで崇敬される。
記念日は6月24日(カトリック教会/聖公会)。
以下の守護聖人とされることも。
『出版業』『印刷業』
〇ジョヴァンニ・メルキオッレ・ボスコ(日本での通称:ヨハネ・ボスコ)
カトリック教会などで崇敬される。
記念日は1月31日。
以下の守護聖人とされることも。
『フィレンツェ』
Дмитрий
アルファベットで表記するなら、Dmitriy。
ギリシア語に由来する名前。意味は『母なる大地』
ギリシア神話に登場する女神・デーメテールが元。
Кирилл
アルファベットで表記するなら、Kirill。
ギリシア語に由来する名前。意味は『主』
ギリシャ語の聖書にしばしば登場する言葉。
Матвей
アルファベットで表記するなら、Matvey。
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェからの贈り物』
新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖マタイと呼ばれることが多い。
記念日は、9月21日（カトリック教会）、 10月22日（コプト正教会）、 11月16日（東方教会）
Андрей
アルファベットで表記するなら、Andrey。
ギリシア語の名前に由来。意味は『男』『男らしい』
新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖アンデレと呼ばれることが多い。
聖アンデレは以下の守護聖人と言われることも。
『魚屋』、『漁師』、『ギリシャ』、『スコットランド』、『ルーマニア』、『ロシア』
記念日は11月30日。
Егор
アルファベットで表記するなら、Yegor。
ギリシア語に由来する名前。意味は『農夫』『大地の人』
英語圏でいうGeorgeのロシア語版。
Марк
アルファベットで表記するなら、Mark。
意味は不詳。
一説には、古代ローマの姓からとも、ローマ神話に登場する戦いと農耕の神・マーズ(火星)からとも。
新約聖書の福音書の著者聖マルコから。
聖マルコは以下の守護聖人と言われることも。
『ヴェネツィア』、『エジプト』、『弁護士』
記念日は、4月25日(カトリック)、5月8日(正教会)
Илья
アルファベットで表記するなら、Ilya
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェは我が神』
旧約聖書に登場する預言者の名前であり、新約聖書にも登場する人物の名前。
日本では一般に、エリヤ、エリア、イリヤ、イリアなどと呼ばれている。
英語圏でいうElijah。
Никита
アルファベットで表記するなら、Nikita。
ギリシア語に由来する名前。意味は『勝者』
4世紀ころに存在したとされる聖人・Nicetasから。レメシアナ生まれ(現在のセルビア共和国にあるベラ・パランカ)。
東方典礼カトリック教会、ローマカトリック教会、東方教会で信仰されている。
記念日は6月22日。
聖・Nicetasは複数存在する。
Тимофей
アルファベットで表記するなら、Timofey。
英語圏でいうTimothy。
ギリシア語に由来する名前。意味は、『神を崇敬する』
新約聖書に登場する人物の名前。聖パウロの弟子から。
日本ではテモテと呼ばれることが多いが、東方教会では『聖使徒ティモフェイ』とも呼ばれる。
ローマカトリック教会、東方教会、聖公会、ルーテル教会、東方諸教会で崇敬されている。
東方教会での記念日は1月22日。※ユリウス暦を使用する教会では2月4日。
ローマカトリック教会での記念日は1月26日。
また、『胃や腸の不調』の守護聖人とされることも。
Алексей
アルファベットで表記するなら、Aleksey。
ギリシア語に由来する名前。意味は『助ける人』『保護する人』
4世紀に存在したとされるローマの聖アレクシスが有名。
ローマカトリック教会や東方教会などで崇敬されている。
記念日は西方教会では7月11日、東方教会では3月17日。
Лев
アルファベットで表記するなら、Lev。
ロシア語で『ライオン』
Роман
アルファベットで表記するなら、Roman。
ラテン語に由来する名前。意味は『ローマの』『ローマ人』
Фёдор
アルファベットで表記するなら、Fyodor。
ギリシア語に由来する名前。意味は『神からの贈り物』
英語圏でいうTheodore。
ローマカトリック教会や、東方教会で崇敬されている聖人・セオドアから。
記念日はローマカトリック教会では11月9日、東方教会では2月17日と大斎の最初の土曜日。
また、以下の守護聖人とされることも。
『Brindisi(イタリアの地名)』、『兵士』『紛失物』、『嵐への備え』
聖セオドアは複数存在する。
Владимир
アルファベットで表記するなら、Vladimir。
スラヴ語に由来する名前。意味は『ルール』+『素晴らしい』『有名な』
あるいは、『世界』『平和』
Ярослав
アルファベットで表記するなら、Yaroslav
スラヴ語に由来する名前。意味は『激しい』+『栄光ある』
Константин
アルファベットで表記するなら、Konstantin。
ラテン語に由来する名前。意味は『不変の』『忠実な』『しっかりした』
Сергей
アルファベットで表記するなら、Sergey。
一説には、ラテン語に由来する名前で、意味は『使用人』
あるいは、エトルリア語に起源を持つが、意味は不詳。
音楽家のセルゲイ・ラフマニノフなどが有名。
Николай
アルファベットで表記するなら、Nikolay。
ギリシア語に由来する名前。意味は『人々の勝利』
聖人の名前。日本では聖ニコラスと呼ばれることが多い。
聖ニコラスがサンタクロースの起源とも。
また、以下の守護聖人とされることも。
『海運』、『無実の罪に苦しむ人』、『酒屋』、『子供』
記念日は12月6日（ユリウス暦を使用する正教会では12月19日に相当)
Степан
アルファベットで表記するなら、Stepan。
ギリシア語に由来する名前。意味は、『王冠』。正確には『囲むもの』。
英語圏でいうStephen。
新約聖書に登場する人物の名前。日本ではステファノと呼ばれることが多い。
ローマカトリック教会、東方教会、東方諸教会、東方典礼カトリック教会、聖公会などで崇敬されている。
記念日は、西方教会では、12月26日。カナダやイギリスでは『ボクシングデー』とも呼ぶ。加えて、8月3日。
東方教会では12月27日。
以下の守護聖人とされることも。
『祭壇奉仕者』、『アコマ・プエブロのインディアン』、『助祭』、『頭痛』、『馬』、『棺を作る人』、『石工』
□地名
〇ベルギー『Kessel』
〇イタリア『Cetona』
〇アメリカ『ケンタッキー州のオーエンズボロ』
〇ドイツ『Passau』
〇セルビア スルプスカ共和国
〇イタリア『Prato』
Георгий
アルファベットで表記するなら、Georgiy。
ギリシア語に由来する名前。意味は『農夫』『大地の人』
英語圏でいうGeorgeのラテン語版。
Павел
アルファベットで表記するなら、Pavel。
ラテン語に由来する名前。意味は『小さい』『謙虚な』
英語圏でいうPaul
新約聖書に登場する聖人の名前。日本では聖パウロと呼ばれることが多い。
聖パウロは以下の守護聖人とされることも。
『マルタ』、『ローマ』、『ロンドン』
カトリック教会での記念日は6月29日。東方教会での記憶日は7月12日。
Владислав
アルファベットで表記するなら、Vladislav。
スラヴ語に由来する名前。意味は『ルール』+『栄光』
Тимур
アルファベットで表記するなら、Timur
トルコ語に由来する名前。意味は『鉄』
ティムールは、ティムール朝の始祖で、軍事的天才であった。
Арсений
アルファベットで表記するなら、Arseniy
ギリシア語に由来する名前。意味は『男らしい』
また、アルセニウス(Arsenius)という聖人から。
アルセニウスと呼ばれる聖人は複数存在する。
そのうち、聖大アルセニウスは、4世紀にローマに誕生したとされる。
ローマカトリック教会、東方教会、東方諸教会で崇敬されている。
記念日は、ローマカトリック教会でも、東方教会でも5月8日。
ロシア語をカタカナに直すのは難しかったこともあり、参考までに。
発音についてはこのサイトを参考にしました⇒forvo
こちらのサイトを参考にしました。
⇒behind the name(英語)