男の子編
JOÃO
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェは恵み深い』
英語圏でいうJohn。ドイツでいうJohannes。イタリアでいうGiovanni。
旧約聖書にも、新約聖書にも登場する人物の名前
日本では、ヨハネと呼ばれることが多い。キリスト教においてこの名前を持つ聖人は多い。
〇使徒ヨハネ
十二使徒の一人。
カトリック教会や東方教会などで崇敬される。
記念日は12月27日(カトリック、聖公会)
10月9日(東方教会)※東方教会では修正ユリウス暦を使用する教会もあり、その場合は9月26日。
以下の守護聖人とされることも。
『神学者』『出版業者』『作家』『忠誠』『愛』『友情』
〇洗礼者ヨハネ
カトリック教会などで崇敬される。
記念日は6月24日(カトリック教会/聖公会)。
以下の守護聖人とされることも。
『出版業』『印刷業』
〇ジョヴァンニ・メルキオッレ・ボスコ(日本での通称:ヨハネ・ボスコ)
カトリック教会などで崇敬される。
記念日は1月31日。
以下の守護聖人とされることも。
『フィレンツェ』
FRANCISCO
ゲルマン語に由来する名前。意味は『フランス人』
聖フランチェスコから。
アッシジのフランチェスコは、以下の守護聖人と言われることも。
『飼育家』、『人権活動家』
フランシスコ・ザビエル(Francisco de Xavier/ Francisco de Jasso y Azpilicueta) は、以下の守護聖人と言われることも。
『オーストラリア』、『ゴア』、『中国』、『日本』、『ニュージーランド』、『東インド諸島』、『ボルネオ』
SANTIAGO
意味は『Saint James』
Jamesは、ヘブライ語に由来する名前。意味は『かかとを掴むもの』『出し抜く者』
旧約聖書にも新約聖書にも登場する人物の名前。日本ではヤコブと呼ばれることが多い。
旧約聖書では、イサクの息子で、ユダヤ人の祖。
新約聖書において、ゼベダイの子・ヤコブは十二使徒の一人。
ヤコブは、『スペイン』の守護聖人とされることも。
記念日は7月25日。
AFONSO
この名前の由来は諸説あり・・・。
一説には、ドイツ語の名前に由来し、2つの言葉を組み合わせたもの。
1つ目の言葉は、『高貴な』or『戦い』で2つ目の言葉は『準備ができていること』
DUARTE
古い英語で、『富』+『守護』
英語圏でいうEDWARDのポルトガル版。
TOMÁS
アラム語に由来する名前。意味は『対の』『ツイン』
Thomasという名前が広まったのは新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖トマスと呼ばれることが多い。
聖トマスは以下の守護聖人と言われることも。
『政治家』、『弁護士』
記念日は、カトリック教会では7月3日、聖公会では12月21日、東方正教会ではトマスの日曜日(イースター後の最初の日曜日)
MARTIM
ローマの神・Mars(火星)から。
RODRIGO
ゲルマン語に由来する名前。意味は『名声』
キリスト教の聖人・Roderickから。
記念日は3月13日。
LOURENÇO
イタリアの古代都市の名前“Laurentius”の転。
キリスト教の聖人の名前・Lawrenceから。
聖Lawrenceは以下の守護聖人とされることも。
『コメディアン』、『記録保管者』、『図書館職員』、『学生』、『炭鉱労働者』、『なめし皮職人』、『学生』、『シェフ』『貧しい人』、『消防士』、『焙煎職人』、『肉を焼く人』
□土地
〇『カナダ』
〇『スリランカ』
〇イタリア『Rome』
〇オランダ『Rotterdam』
〇スペイン『Huesca』
〇マルタ『 San Lawrenz』、『Gozo』、『Birgu』
〇フィリピン『Barangay』、『San Lorenzo』、『San Pablo』、『Balangiga』、『Eastern Samar』
記念日は8月10日。
GABRIEL
ヘブライ語の名前に由来。意味は『強者』『英雄』『神』
大天使の名前。
ガブリエルは以下の守護聖人と言われることも。
『通信事業』、『ポルトガル』
カトリック教会での記念日は、9月29日、東方教会での記憶日は、3月26日、7月13日、11月8日。
また、カトリックではガブリエルが行ったとされる受胎告知の日が3月25日。
Miguel
ヘブライ語の名前に由来。意味は『神に似たるものは誰か』
これは反語で、そのような者はいないということを暗示している。
大天使の名前。日本ではミカエルと呼ばれることが多い。
大天使ミカエルは以下の守護聖人と言われることも。
『ユダヤ人』、『カトリック教会』、『警官』、『救急隊士』、『兵隊』、『兵士』、『落下傘兵』、『食料品店』、『病気』、
『ドイツ』、『フランス』、『ウクライナ』
ベルギーの『ブリュッセル』、ウクライナの『キエフ』、カナダの『トロント』
ロシアの『Arkhangelsk』、英国・スコットランドの『Arkhangelsk』、フィリピンの『Argao』、『セブ島』、『City of Iligan』
記念日は、ローマカトリック教会では9月29日。
東方教会では11月18日。ユリウス暦を使用する教会では11月21日。
LUCAS
ギリシア語に由来する名前。意味は『ルカニア(イタリアの地名)』
新約聖書に登場する聖人の名前
『画家』と『医師』の守護聖人とされることも。
日本では聖路加という漢字表記をされることが多い。
カトリック教会での記念日は10月18日、正教会での記憶日は4月22日(5月3日)
PEDRO
Peterは、ギリシア語で『石』
この名前が広まったのは新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖ペトロと呼ばれることが多い。
記念日は6月29日。
VICENTE
ラテン語に由来する名前。意味は『征服すること』
キリスト教の聖人の名前から。この名前の聖人は複数存在する。
そのうちの一人が、Vincent of Saragossa
Vincent of Saragossaは、以下の守護聖人とされることも。
ポルトガルの『São Vicente(Madeira自治地域)』、『リスボン』、『Diocese of Algarve』、スペインの『Valencia』、イタリアの『Vicenza』、『酢を製造する人』、『ワインを製造する人』
GUILHERME
ゲルマン語に由来する名前。意味は『意志・願望』+『保護』
英語圏でいうWILLIAM。
DINIS
一説には、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神、ディオニューソスから。
キリスト教において、ディオニューソスに由来すると思われる名前の聖人は複数存在する。
そのうちの一人が、聖Denis。
聖Denisは以下の守護聖人とされることも。
『フランス』、『パリ』、フィリピンの『San Dionisio』、『狂犬病』、『憑りつかれた人々』、『狂乱や争いに反する』
記念日は10月9日。
SALVADOR
ラテン語に由来する名前。意味は『救世主』。
スペインの画家、Salvador Dalí(ダリ)が有名。
GONÇALO
ゲルマン語に由来する名前。2つの言葉からなるといわれていて、一つ目の意味は『戦争』。もう一つは、不明。
RAFAEL
ヘブライ語に由来する名前。意味は『神は癒し』
大天使の名前。
ラファエルは以下の守護聖人と言われることも。
『薬剤師』、『盲人』、『病人』、『精神障害者』、『旅人』、『体の病気』
記念日は、カトリック教会では9月29日。
GUSTAVO
この名前の由来は不詳。
一説には、古い北欧の言葉に由来する名前で、意味は『ゴート人』+『スタッフ』
発音はカタカナに直すのが難しかったこともあり、参考までに。
発音について⇒forvo
参考:
behind the name(英語)