セルビア共和国
広さは北海道と同じくらいの内陸国。
基本情報
首都:ベオグラード
公用語:セルビア語
宗教:
セルビア正教会が85%、カトリックが5%
イスラム教徒が3%
特に信仰がない人が1%
外務省からの危険情報:
コソボ東部との国境周辺地域(メドベジャ市、ブヤノバツ市、プレシェボ市)は、治安が不安定なので十分な注意が必要
⇒外務省
直行便:なし
通貨:セルビア・ディナール
サッカー、バスケットボール、テニス、バレーボール、水球、ハンドボールが盛んな国。
首都ベオグラードにある国際空港の名前に、二コラ・テスラの名前がついています。二コラ・テスラとはエジソンと同時期に活躍した電気技師・発明家で、エジソンのライバルであったともいわれています。オーストリア帝国(現在のクロアチア共和国の西部)に生まれ、長じて渡米。主にアメリカ合衆国で活躍しました。ただし、父母は共にセルビア人であったため、国籍はセルビアでした。
ベオグラードにある二コラ・テスラ博物館は人気の観光スポットになっています。
↓私はこの漫画でテスラさんのことを知ったのですが、空港の名前になっていることに驚きました。
セルビア正教会に属する教会。世界でも最大級の東方正教会の教会。場所は首都・ベオグラート。未完。
↓Ružica Church
セルビア正教会に属する教会。シャンデリアや、フレスコ画が有名な教会。夏季は蔦が印象的。首都ベオグラードにあります。
↓Oplenac
トポラにある教会。セルビア人やユーゴスラビア王家の霊廟でもあります。
↓ストゥデニツァ修道院
クラリェヴォにあるセルビア正教会において最大の修道院。フレスコ画が有名。世界遺産に登録されました。
↓ジェルダップ国立公園
ボスニア・ヘルツェゴビナ
基本情報
首都:サラエヴォ
公用語:ボスニア語、セルビア語、クロアチア語
宗教:
イスラム教徒が50%
東方正教会(セルビア正教会)が31%、ローマカトリック教会が15%。
イスラム教徒のうち、38%は自らのことをスンニ派のイスラム教徒だといい、54%は単にムスリムと表現し、残りは知らない、あるいは回答を拒否。
外務省からの危険情報:
ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の境界周辺地域及び一部クロアチアとの国境周辺地域には十分な注意が必要。かつての紛争の影響で、地雷が埋まっている可能性があります。
⇒外務省
直行便:なし
通貨:兌換マルク
多様な文化が入り混じる国です。
ボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人、さらにロマなど少数民族が暮らしています。
ボシュニャク人の多くはイスラム教を信仰し、クロアチア人の多くはローマカトリック教会を信仰し、セルビア人の多くは東方正教会(セルビア正教会)を信仰しています。
民族によって言葉が違うわけではなく、それぞれの住む地域の言葉を使うそうです。セルビア語とボスニア語はキリル文字とラテン文字、クロアチア語はラテン文字を使用します。
首都サラエヴォには、紛争についての記録を残すために、War Childhood Museumや、Galerijatといった博物館や、War Tunnelがあります。また、虐殺事件の起きたスレブレニツァのポトチャリ地区には記念碑があります。1990年代と比較的近年に起きた事件なので未だに傷痕が残っているようです。
↓首都サラエヴォにあるモスク。場所はツェンタル。アリ・パシャ・モスク
↓南部にあるメジュゴリェの十字架
↓スタリ・モスト
スタリ・モストとは古い橋の意味。南部のモスタルという都市にあります。ユネスコの世界文化遺産に登録されました。16世紀に作られた橋ですが、紛争中に破壊され、再建工事が完了したのは2004年のこと。
↓ソコルル・メフメト・パシャ橋
ヴィシェグラードにある橋で、ドリナ川に架かっています。橋の名前は、大宰相の名前から。ユネスコ世界文化遺産に登録されました。ユーゴスラヴィアのノーベル文学賞受賞作家、イヴォ・アンドリッチの代表作『ドリナの橋』の舞台。また、1990年代に起きた紛争において、この地も惨劇の場となりました。
↓クラヴィカの滝
マケドニア共和国
内陸国の国。近々国名が北マケドニア共和国に変わるかもしれません。
⇒【歴史的瞬間】マケドニアが国の名前を変える。その理由は?
基本情報
首都:スコピエ
公用語:マケドニア語
宗教:マケドニア正教会が69.6%、ローマカトリック教会が0.4%
イスラム教徒が28.6%(多くはスンニ派)
外務省からの危険情報:
北部(首都・スコピエ市を除く)、北西部及び西部では十分な注意が必要。
アルバニア系武装勢力と治安当局との間で武力衝突が発生する可能性あります。
⇒外務省
直行便:なし
通貨:マケドニア・デナール
多様な文化が入り混じった国。
マケドニアでは、割合が多い順に並べると、マケドニア人(住民の半数以上)、アルバニア人、トルコ人、ロマ人、セルビア人。さらにその他の民族も暮らしています。
マケドニア人は、スラヴ人の子孫でスラヴ系のマケドニア語を話し、主に東方正教会を信仰しています。アルバニア人はアルバニア語を話し、主にイスラム教を信仰しています。トルコ人はトルコ語を話し、主にイスラム教を信仰しています。
国としては、公用語をマケドニア語と定めていますが、それ以外の言語を話す住民の多い自治体では、その言語をマケドニア語とともに公用語のように扱っていることもあります。
また、マザー・テレサは、オスマン帝国(現在のマケドニア・スコピエ)の生まれで、スコピエに博物館があります。
↓Mustafa Pasha Mosque
スコピエにあるモスク。礼拝をしていなければ中を見学できるそう。
↓Šarena Džamija
北西部のテトヴォにあるモスク
↓Church of St. Sophia
西部・オフリドにある教会。東方正教会の教会。フレスコ画が有名。
↓聖ヨヴァンカネオ教会
モンテネグロ共和国
基本情報
首都:ポドゴリツァ
公用語:モンテネグロ語
宗教:
東方正教会(セルビア正教会)が72%、ローマカトリック教会が3.4%。
イスラム教徒が19%(大多数がスンニ派)
無神論者や不可知論者が1.3%
治安:危険情報なし
直行便:なし
通貨:ユーロ
アドリア海に面した国。モンテネグロ人が4割程度、セルビア人が3割程度とさまざまな民族が暮らす国。
海辺の街、コトルの街並み。街が見下ろせるサンジョバンニ要塞は、登るのが大変らしいのですが、人気の観光スポットの1つ。
↓Ostrog Monastery
モンテネグロの真ん中辺り。ニクシッチにある崖の東方正教会の教会。
↓スヴェティ・ステファン
モンテネグロのリゾート地。村全体がホテル。
↓Lipa cave
ツェティニェにある洞窟探検が人気。