女の子編
Aino
フィンランドの言葉で『唯一の』
19世紀に、リョンロートに書かれた、フィンランドの民族叙事詩・カレワラ(Kalevala、カレヴァラとも)に登場する女性の名前。賢者で魔術師のワイナミョイネンに求婚されるが、それを拒み、海に身を投げた。
カレワラについて⇒フィンランド叙事詩 カレワラ
Eevi
ヘブライ語に由来する名前。意味は『呼吸』『生きる』
※聖書に由来する名前。人類最初の女性。
※英語圏でいうEva/Eve
Emma
ゲルマン語に由来する名前。意味は『全体の』『普遍的な』
Sofia
ギリシア語に由来する名前。意味は『知恵』
Aada
ゲルマン語に由来する名前。意味は『貴族』
Ella
この名前の由来は諸説あります。
1.ゲルマン語に由来する名前。意味は『その他』
2.Ellen(Helen)の愛称。ギリシア語に由来する名前。意味は『松明』、『セントエルモの火』。あるいは、Seleneから『月』。
3.Eleanorの愛称。意味は不詳。
Lilja
ラテン語に由来する名前。意味は『百合』
純粋さの象徴。
英語圏でいうLily/Lilly
Helmi
・フィンランドの言葉で『真珠』
・あるいは、ゲルマン語に由来する名前。意味は『意志・願望(Will)』+『保護(helm)』
ドイツ語圏でいうWilhelminaのフィンランドでの愛称。
Elli
Elizabethの愛称。意味はヘブライ語で『神』+『誓い』
Enni
スカンディナヴィアに伝わる名前をフィンランド語で表したもの。Einoの女性版。
意味は不詳。
あるいは、Enaの転という説も。Enaは、Eithneの愛称で、Eithneはアイルランドの言葉で『穀物』。
Venla
ゲルマン語に由来する名前。意味は『破壊者』
Vandal族から来ている可能性も。
Olivia
イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアによる喜劇『十二夜』に登場する女性の名前。
シェイクスピアは、男性名のOliverや植物のオリーブからこの名前を考え付いたのではないかと言われている。
Pihla
フィンランドの言葉で『ナナカマド』
Emilia
ラテン語に由来するローマの人の姓から。意味は『ライバル』
※元の形はAemilius。Emilの女性版。
Isla
スコットランドにある島の名前。意味は不詳。
Mila
スラヴ語に由来する名前。意味は『恵み深い』『優しい』『親愛なる』
Minea
この名前の由来ははっきりせず・・・
一説には、
1.Minaの変形。
i.ゲルマン語に由来する名前。意味は『意志・願望(Will)』+『保護(helm)』。Wilhelminaの愛称。
ii.サンスクリット語に由来する名前。意味は『魚』。ヒンドゥー教の女神の娘の名前。
2.Minervaの変形。
ラテン語あるいはエトルリア語で『知性』
ローマ神話の女神の名前。知恵などを司る。
Hilla
この名前の意味は不詳。
一説には、ヘブライ語で『光輪』
あるいは、ユーフラテス川の支流にあるイラクの都市の名前、Hillahから。この都市の名前の由来は、アラビア語で『美』という説も。
Ellen
この名前の由来は諸説あります。
1.Ellen(Helen)の愛称。ギリシア語に由来する名前。意味は『松明』、『セントエルモの火』。あるいは、Seleneから『月』。
2.Eleanorの愛称。意味は不詳。
シューベルトのエレンの歌(第3番アヴェ・マリア)が有名。
Aava
フィンランドの言葉で『広い』『開いた』
Elsa
Elisabethの愛称。意味はヘブライ語で『神』+『誓い』
Kerttu
ゲルマン語に由来する名前・Gertrudeのフィンランド版。意味は『強さ』+『槍』
もとのGertrudeは、修道女・ヘルフタのゲルトルードや、ウィリアム・シェイクスピアの劇作品“ハムレット”に登場するガートルードで有名になった名前。
Linnea
花の名前。日本ではリンネソウと呼ばれている。
スウェーデンでも人気の名前。
Vilma
ゲルマン語に由来する名前。意味は『意志・願望(Will)』+『保護(helm)』
ドイツ語圏でいうWilhelminaのフィンランドでの愛称。
Alisa
ゲルマン語に由来する名前。意味は『高貴』
※Aliceの別の表記。
Siiri
北欧の古い名前に由来。意味は『勝利』+『美しさ』『公平な』
Iida
ゲルマン語に由来する名前。意味は『仕事』 『労働』
Amanda
ラテン語から派生。意味は『愛らしい』『愛するのにふさわしい』
Viola
ラテン語で『紫』
花のヴィオラや楽器のヴィオラと同じ綴り。
イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアによる喜劇『十二夜』に登場する女性の名前。
Anni
ヘブライ語に由来する名前。意味は『恩恵』『恵み』
※Annaのフィンランド版。
※新約聖書に登場する名前。
女性の預言者アンナ。また、聖母マリアの母がアンナ。 アンナは『馬術家』『馬丁』の守護聖人とされることも。
参考:
・フィンランドの名前ランキング(フィンランド語)
*2018年3月15日までに名前が付けられた昨年生まれの52,020人の子供のデータに基づいています。うち、女の子25,485人男の子26,535人。
*2017年に誕生した赤ちゃんのうち、43,189人がフィンランド人、3,295人がスウェーデン人です。
・behind the name(英語)