パパ活してもいいんじゃないの

私がまだ高校生であったころ、森絵都さんのカラフルという作品を読んで衝撃を受けたことを覚えています。

ひろかという中学生の少女が援助交際をしている描写があります。

ひろかは、若い時期には限りがあると指摘します。
ミニスカを履けるのは何歳までかという論争があるように、若いうちしか着れないと思われている服や、若いうちだからこそ着たいと思う服が存在していることは事実。
旅行に行ってあちこち歩き回ることも、若くて健康で体力がなければ難しい。
若くて健康で、なおかつお金があればどれほど素晴らしいか。

そうした理由で援助交際に発展したと説明します。

今では、援助交際はパパ活なんて呼ばれています。

一般的なアルバイトでは時給という縛りがあります。

お金が欲しくて、自由な時間も欲しい彼女たちがもっと短時間に稼げる何かを追い求めてしまうのも致し方ないのかなと思わなくもありません。

インスタグラムはその温床になっているとか・・・カワイイ女の子が並んでいるのはそういうわけか・・・?

とはいえこんな事件が相次いでいます。

愛人契約を結ぶ、いわゆる「パパ活」を望む女性に薬を飲ませたうえで、わいせつな行為をするなどした疑いで、49歳の男が逮捕された。

後藤武彦容疑者(49)は2019年2月、10代の女性を東京・墨田区錦糸町のホテルに連れ込んで薬を飲ませ、気を失わせてわいせつな行為をしたうえ、女性の携帯電話を盗んだ疑いが持たれている。

後藤容疑者は、SNSを通じて「パパ活」を望んでいた被害者の女性と、この日に会ったばかりだった。

調べに対し、後藤容疑者は容疑を認めていて、警視庁は、2017年ごろから、同様な犯行を50件以上繰り返していたとみて余罪を調べている。

FNN.jpプライムオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00010006-houdoukvq-soci

今、~離れが深刻化しているというけれども、一番若者から離れていると言われているのはお金。

ネット界隈では叩かれる存在であるけれど、「パパ活」をする彼女たちの気持ちがわからなくはないのです。彼女たちの武器は若さと美貌であってそれで稼げるというのならある意味才能ともいえます。

私には美貌も話術もないのでちょっぴり羨ましいとさえ思っていたり。

昔でいうと若い子を支援するパトロン?あしながおじさん?

ただ、事件に巻き込まれる、金銭感覚が狂うなど諸般の問題が如何せんあるので、両者ともに良識を持って・・・というのは難しいのでしょうか。

そういえば、ママ活なんていうのもあるみたいです。出張ホストみたいなものかしら?

パパ活にしてもママ活にしても独身の方なら自由恋愛とも言えますが、相手ある方ならよっぽど覚悟が必要ですね・・・。


話は変わりますが、検索してみて森絵都さんのカラフルにインスパイアされてタイでも映画化されたことに驚きました。

KAT-TUNの元メンバー田中聖さん主演の実写版 (2000年秋公開)
カラフル

冨澤風斗さん主演のアニメ版 (2010年8月公開)
カラフル

タイ版 (2018年10月公開 ※日本では2019年10月公開)
ホームステイ ボクと僕の100日間

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