嵐とは、台風や暴風雨のことではない?

嵐とは?

現代日本だとジャニーズの人気アイドルグループを連想する人が多いかもしれませんね。

YouTubeに公式チャンネルができましたが、あっという間にチャンネル登録者数が増えていきました。
2019年10月にチャンネルが作られて、2020年3月にはもう登録者数が250万人超え。
大変な人気を誇るグループです。

それとも、嵐とは台風や暴風雨でしょうか。

ところで、この嵐にはどのような意味があるのでしょうか?


総画:12画
音読み:ラン 訓読み:あらし

《意味》
{名詞}山の清らかな風や、空気。山気(さんき)。もや。
【日本語特有の意味】あらし。山から吹く激しい風。転じて暴風雨のこと。

(漢字源より抜粋)

嵐のもともとの意味は、清らかな風!

何がどうしたのか日本ではもっぱら暴風雨の意味で使われるようになったようです。

ただ、現代でも、もとの意味で使われることがあります。

せいらん【青嵐】
1.青々とした山気。
2.青葉を吹き渡る風。薫風。
(広辞苑第五版より抜粋)

すいらん【翠嵐】
みどりに映えた山の気。
(広辞苑第五版より抜粋)

このように、どこか初夏をイメージするような言葉にも使われています。

京都の嵐山もこういうところから来ているのかも?と一瞬思いましたが、由来はよくわかっていないみたいですね。

嵐の字は、昔から激しい風の意味で使われていましたが、暴風雨とまでいかない突風や少し強い風にも使われてきました。

とにもかくにも、嵐とはもともと清らかな風という意味のある字であることがわかりました。

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