さゆ という名前の意味は?白湯?

サユという名前にはどのような意味があるのでしょうか?

パッと浮かぶのは白湯かもしれません。

しかし、古語辞典にはこのように載っています。

さゆ【冴ゆ】

1.ひえびえとする。凍る。
2.(光・音・色などが)澄みきる。さえる。

(全訳古語辞典 第三版より抜粋)

『冴ゆ』とは冬の冷たい空気を連想させる言葉であることから、冬の空気のような、澄みきるという意味になったようです。

また、『鐘冴ゆ』や『月冴ゆ』は冬の季語とされています。

鐘冴ゆ(かねさゆ)

冬の寒気の中で、鐘の音が冴えて響く。鐘氷る。

(広辞苑 第五版より抜粋)

月冴ゆ(つきさゆ)

冬の月が冷たく澄む。

(広辞苑 第五版より抜粋)

ちなみに、冴という字にはこのような意味があります。


総画:7画
音読み:ゴ、コ
訓読み:こおる、さえる

《意味》
{動詞・形容詞}こおる。氷がかたくいてつく。こごえるように冷たい。

《解字》
形声。「ン(こおり)+(音符)牙(ガ)」

(漢字源より抜粋)

さゆは、冬の空気のように凜とした印象のある響きの名前だと思います。

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