同じ英語圏でもこんなに違う!名前ランキング比較 2017

アメリカ

アメリカ

1位.リアム(Liam)

2位.ノア(Noah)

3位.ウィリアム(William)

4位.ジェームズ/ジェームス(James)

5位.ローガン(Logan)

6位.ベンジャミン(Benjamin)

7位.メイソン(Mason)

8位.イライジャ(Elijah)

9位.オリヴァー(Oliver)

10位.ジェイコブ(Jacob)


アメリカの名前ランキング。
1位のリアムはかなり現代的な名前。
アイルランドにおけるウィリアムの愛称ですが、アメリカにおいて愛称のまま、リアムと付けることに人気が出たのは比較的近代になってから。.

ノアはノアの方舟のノア。旧約聖書に登場する人物の名前ですが、ここ20年くらいで一気に人気が急上昇。
ローガンは『X-メン』の影響もあったのでしょうか?


分類すると・・・

〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア、イライジャ、ベンジャミン
*全てヘブライ語に由来し、ノアは“休息”、イライジャは“わが神はヤハウェ”、ベンジャミンは“南方の息子”あるいは“右手の息子”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェイコブ、ジェームス
*英語圏におけるジェイコブとジェームスはもとをたどれば同じ名前。
ヘブライ語が転じたものと言われています。意味は“かかとを掴むもの”とも。
かつては、ジェイコブはユダヤ系、ジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇スコットランドの地名に由来か
→→ローガン
*スコットランドの言葉で、意味は小さな、うろ。

〇ゲルマン語に由来
→→ウィリアム、リアム
*リアムはウィリアムの愛称。意味は意志。

〇姓に由来
→→メイソン
*意味は石工

〇不明
→→オリヴァー
*ゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。

英国

イングランドとウェールズ

イングランドとウェールズ

1位.オリヴァー(Oliver)

2位.ハリー(Harry)

3位.ジョージ(George)

4位.ノア(Noah)

5位.ジャック(Jack)

6位.ジェイコブ(Jacob)

7位.リオ(Leo)

8位.オスカー(Oscar)

9位.チャーリー(Charlie)

10位.ムハマド(Muhammad)


イングランドとウェールズにおける人気の名前。
比較的古風な名前が並びます。
ジョージは王子の影響でしょうか?
Muhammadという名前がランクインしているところから、イスラム系の人が増えているのかもしれませんね。


分類すると・・・

〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア
*ヘブライ語に由来し、“休息”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェイコブ、ジャック
*どちらもヘブライ語に由来し、ジェイコブは“かかとを掴むもの”、ジャックは“ヤハウェは素晴らしい”を意味するとも。
かつてジェイコブはユダヤ系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇ゲルマン語に由来
→→ハリー、チャーリー
*ハリーはヘンリーの愛称で、意味は“家長”。チャーリーはチャールズの愛称で、意味は“男性”

〇ギリシャ語に由来
→→ジョージ
*意味は“大地を耕すもの”、“農夫”、“大地”

〇ゲール語に由来
→→オスカー
*意味は“鹿の友達”

〇ラテン語に由来
→→リオ
*意味は“獅子”

〇アラビア語に由来
→→ムハマド
*意味は“称賛”。イスラム教徒に人気の名前。

〇不明
→→オリヴァー
*ゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。

スコットランド

スコットランド

1位.ジャック(Jack)

2位.オリバー(Oliver)

3位.ジェームズ/ジェームス(James)

4位.ルイス(Lewis)

5位.ノア(Noah)

6位.ローガン(Logan)

7位.ハリス(Harris)

8位.アレクサンダー(Alexander)

9位.リオ(Leo)

10位.ハリー(Harry)


スコットランドの名前ランキング。

スコットランドで話されている言葉はスコットランド英語とも呼ばれていて、一説にはスコットランド語に由来すると言われています。このため発音が違うかもしれません。


〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア
*ヘブライ語に由来し、“休息”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェームス、ジャック
*どちらもヘブライ語に由来し、ジェームスは“かかとを掴むもの”、ジャックは“ヤハウェは素晴らしい”を意味するとも。
かつてジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇スコットランドの地名に由来か
→→ローガン
*スコットランドの言葉で、意味は小さな、うろ。

〇ゲルマン語に由来
→→ルイス、ハリー、ハリス
*ルイスの意味は“戦い”。ちなみにスコットランドで人気のLewisの綴りはLouiseの英語版。とはいえ英語圏ではどちらも使われています。『不思議の国のアリス』の著者ルイス・キャロルや、『ナルニア国物語』の著者C・S・ルイスと同じ綴り(2人とも英国の作家)。
*ヘンリーの愛称がハリーやハリスで、意味は“家長”。

〇ギリシャ語に由来
→→アレクサンダー
*意味は“保護する男”

〇ラテン語に由来
→→リオ
*意味は“獅子”

〇不明
→→オリヴァー
*ゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。

北アイルランド

北アイルランド

1位.ジェームス/ジェームズ(James)

2位.ジャック(Jack)

3位.ノア(Noah)

4位.チャーリー(Charlie)

5位.ジェイコブ(Jacob)

6位.ハリー(Harry)

7位.トーマス(Thomas)

8位.ダニエル(Daniel)

9位.オリバー(Oliver)

10位.ローガン(Logan)


北アイルランドの名前ランキング。

概ね伝統的な名前が並んでいます。


〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア、ダニエル
*どちらもヘブライ語に由来し、ノアは“休息”、ダニエルは“神は我が審判”を意味すると言われています。

〇新約聖書に由来する名前
→→トーマス
*アラム語に由来し、“双生児”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェームス、ジェイコブ、ジャック
*英語圏におけるジェイコブとジェームスはもとをたどれば同じ名前。
ヘブライ語が転じたものと言われています。意味は“かかとを掴むもの”とも。
かつては、ジェイコブはユダヤ系、ジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。
*ジャックは“ヤハウェは素晴らしい”を意味するとも。

〇スコットランドの地名に由来か
→→ローガン
*スコットランドの言葉で、意味は小さな、うろ。

〇ゲルマン語に由来
→→ハリー、チャーリー
*ハリーはヘンリーの愛称で、意味は“家長”。チャーリーはチャールズの愛称で、意味は“男性”

〇不明
→→オリヴァー
*ゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。

オーストラリア

オーストラリア

1位.オリヴァー(Oliver)

2位.ウィリアム(William)

3位.ノア(Noah)

4位.ジャック(Jack)

5位.ジェームズ/ジェームス(James)

6位.ヘンリー(Henry)

7位.トーマス(Thomas)

8位.ルーカス(Lucas)

9位.イーサン(Ethan)

10位.アレクサンダー(Alexander)


オーストラリアの名前ランキング。比較的古典的な名前が並んでいます。


分類すると・・・

〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア、イーサン
*ヘブライ語に由来し、ノアは“休息”、イーサンは“堅牢な”を指すと言われています。

〇新約聖書に由来する名前
→→トーマス
*アラム語に由来し、“双生児”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェームス、ジャック
*どちらもヘブライ語に由来し、ジェームスは“かかとを掴むもの”、ジャックは“ヤハウェは素晴らしい”を意味するとも。
かつてジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇ゲルマン語に由来
→→ウィリアム、ヘンリー
*ウィリアムの意味は“意志”、ヘンリーの意味は“家長”

〇ギリシャ語に由来
→→アレクサンダー、ルーカス
*アレクサンダーの意味は“保護する男”、ルーカスの意味は“ルカニア(イタリアの地名で地名の由来は不詳)”。

〇不明
→→オリヴァー
*ゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。

ニュージーランド

ニュージーランド

1位.オリヴァー(Oliver)

2位.ジャック(Jack)

3位.ノア(Noah)

4位.ウィリアム(William)

5位.ハンター(Hunter)

6位.ジェームズ/ジェームス(James)

7位.ジョージ(George)

8位.メイソン(Mason)

9位.ルーカス(Lucas)

10位.アァロ(Arlo)


ニュージーランドの名前ランキング。オーストラリアと比べるとやや現代的な感じも。


分類すると・・・

〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア
*ヘブライ語に由来し、ノアは“休息”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェームス、ジャック
*どちらもヘブライ語に由来し、ジェームスは“かかとを掴むもの”、ジャックは“ヤハウェは素晴らしい”を意味するとも。
かつてジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇ゲルマン語に由来
→→ウィリアム
*意味は“意志”

〇ギリシャ語に由来
→→ルーカス、ジョージ
*ルーカスの意味は“ルカニア(イタリアの地名で地名の由来は不詳)”、ジョージの意味は“大地を耕すもの”、“農夫”、“大地”。

〇姓に由来
→→メイソン
*メイソンの意味は“石工”、ハンターの意味は“猟師”。

〇不明
→→オリヴァー、アァロ
*オリヴァーの意味はゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。
*アァロの意味は分かりませんが、一説には英国のエドマンド・スペンサーが書いた詩『妖精の女王』に登場する架空の地名の転と言われています。

カナダ

カナダ

1位.ベンジャミン(Benjamin)

2位.リアム(Liam)

3位.ローガン(Logan)

4位.ルーカス(Lucas)

5位.イーサン(Ethan)

5位.ジェームズ/ジェームス(James)

7位.オリヴァー(Oliver)

8位.ノア(Noah)

9位.ウィリアム(William)

10位.オウェン(Owen)


英国連邦の国ですが、やはり距離の近いアメリカと傾向が似ています。


分類すると・・・

〇旧約聖書に由来する名前
→→ノア、イーサン、ベンジャミン
*全てヘブライ語に由来し、ノアは“休息”、イーサンは“堅牢な”、ベンジャミンは“南方の息子”あるいは“右手の息子”を指すと言われています。

〇旧約聖書と新約聖書に由来する名前
→→ジェームス
*ヘブライ語が転じたものと言われています。意味は“かかとを掴むもの”とも。
かつては、ジェームスはクリスチャン系の名前と言われていましたが、近年は気にしない人も。

〇スコットランドの地名に由来か
→→ローガン
*スコットランドの言葉で、意味は小さな、うろ。

〇ゲルマン語に由来
→→ウィリアム、リアム
*リアムはウィリアムの愛称。意味は意志。

〇ギリシャ語に由来
→→ルーカス
*意味は“ルカニア(イタリアの地名で地名の由来は不詳)”。

〇不明
→→オリヴァー、オウェン
*オリヴァーはゲルマン語の姓名に由来するとも、植物のオリーブからとも。
*オウェンは一説にはEugeneの転と言われ、ウェールズ語に由来し、意味は“若者”とも。

どこの国でも人気のある名前は・・・。

7つの国と地域でトップ10入りしたのは、

ノア(Noah)とオリヴァー(Oliver)でした!

特にノアは欧州の各国でも大人気の名前。短くて呼びやすいことが起因しているのでしょうか。

また、イングランドとウェールズでは、トップ10に入りませんでしたが、6つの国と地域でトップ10入りしていることからジェームズ/ジェームス(James)という名前もとても人気があるようです。

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