男の子編
Ben
この名前の由来は諸説あります。
1.ゲルマン語に由来する名前。意味は『忍耐強い』(Bernhard/Bernardの略。)
2.ラテン語に由来する名前。意味は『祝福された』(Benedictの略。)
3.ヘブライ語に由来する名前。意味は『右手の息子』(Benjaminの略。旧約聖書に登場するヤコブの息子の名前。)
Jonas
ヘブライ語に由来する名前。意味は『鳩』
※Jonahの略。旧約聖書に登場する預言者の名前。
Leon
ギリシア語に由来する名前。意味は『獅子』
Paul
ラテン語に由来する名前。意味は『小さい』『謙虚な』
※新約聖書に登場する名前。聖パウロ。
聖パウロは以下の守護聖人とされることも。
『マルタ』、『ローマ』、『ロンドン』
Finn/Fynn
この名前の由来は諸説あります。
1.Fionnの変形。アイルランド語に由来。意味は『公正な』『白い』
2.フィンランドに住む民族のこと。FinlandのFin。
スターウォーズの登場人物からという説も!?
古典的な名前ではなく、比較的新しく出現した名前。ある調査によると、ドイツでは、フィンという名前のうちおよそ70%はFinの綴りで、残りの30%がFynnの綴り。
Noah
ヘブライ語に由来する名前。意味は『休息』
※旧約聖書に登場する人物の名前。ノアの方舟。
Elias
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェは我が神』
※英語圏でいうElijah。旧約聖書に登場する預言者の名前。
Luis/Louis
ゲルマン語に由来する名前。意味は『名高い』『有名な』+『戦争』
※元の形はLudwig。
Louisはフランスで古来から人気の名前。王侯貴族やルイ・ヴィトンLouis Vuitton)など。
ドイツでは、ルイスの綴りはLuisとLouisの2種類が主で、綴りの割合は半々という調査結果も。Luisはオランダではよくない意味があるらしい・・・?
Felix
ラテン語に由来するローマ人のコグノーメン(名前)から。意味は『幸運』『成功』
Lukas/Lucas
ギリシア語に由来する名前。意味は『ルカニア(イタリアの地名)』
※新約聖書に登場する聖人の名前。
『画家』と『医師』の守護聖人とされることも。
日本では聖路加という漢字表記をされることが多い。
とある調査によると、ドイツでは、ルーカスという名前のうち、77%がLukasの綴りで、残りの23%がLucasの綴り。
英語圏ではLucasが一般的。
Henry / Henri
ゲルマン語に由来する名前。意味は『家庭』+『支配者』
とある調査によると、ドイツでは、ヘンリーという名前のうち、およそ59%がHenryの綴りで、残りの41%がHenriの綴り。
Maximilian
ラテン語に由来するローマ人の姓から。意味は『最大の』
※元の形はMaximus
※聖マクシミリアンから。
Luca / Luka
ギリシア語に由来する名前。意味は『ルカニア(イタリアの地名)』
※新約聖書に登場する聖人の名前。
『画家』と『医師』の守護聖人とされることも。
日本では聖路加という漢字表記をされることが多い。
ドイツでは、Lukas(Lucas)が一般的で、LucaやLukaは比較的新しく出現した形の名前。
Oskar/Oscar
この名前の由来は諸説あります。
1.ゲール語に由来する名前。意味は『鹿の友達』
2.古い英語に由来する名前。意味は『神』+『槍』(Osgarの転。あるいは北欧の名前Ásgeirrの転。)
ドイツでは、オスカルという名前のうち、82%がOskarの綴りで、18%がOscarの綴りだという調査結果も。英語圏では、Oscarが一般的。
Emil
ラテン語に由来するローマの人の姓から。意味は『ライバル』
※元の形はAemilius
Anton
エトルリア語に由来するローマ人の姓から。意味は不詳。
※元の形はAntonius。英語圏ではAnthony、ドイツではAntonius(近年では略した形のAntonとも)、スペインやイタリア、クロアチアではAntonioなどと綴る。
※聖アントニウスは以下の守護聖人とされることも。
『養豚者』『ドライバー』
※パトヴァのアントニオは以下の守護聖人とされることも。
『アメリカ先住民』、『ブラジル』、『ポルトガル』
Max
ラテン語に由来するローマ人の姓から。意味は『最大の』
※元の形はMaximusで、そこから転じた名前・Maximilianの略がMax。
※聖マクシミリアンから。
Theo
この名前の由来は諸説あります。
1.Theodoreの略。意味はギリシア語で『神(Theos)』+『贈り物(Doron)』
2.Theobaldの略。意味はゲルマン語で『人々(Theud)』+『大胆な(bald)』
愛称であるTheoのまま名付けるようになったのは、比較的最近のこと。
Jakob/Jacob
ヘブライ語に由来する名前。意味は『かかとを掴むもの』『出し抜く者』
※旧約聖書にも新約聖書にも登場する人物の名前。日本ではヤコブと呼ばれることが多い。
旧約聖書では、イサクの息子で、ユダヤ人の祖。
新約聖書では、十二使徒の一人。
ヤコブは、『スペイン』の守護聖人とされることも。
ドイツでは、ヤーコプというと、89%がJakobの綴りで、残りの11%がJacobの綴りだという調査結果も。
Matteo
ヘブライ語に由来する名前。意味は『ヤハウェからの贈り物』
この名前が広まったのは新約聖書に登場する十二使徒から。日本では、聖マタイと呼ばれることが多い。
近年、イタリアで大人気の名前。
Liam
Willahelmの略。ゲルマン語に由来する名前。意味は『意志・願望(Will)』+『保護(helm)』
愛称であるLiamのまま名付けるようになったのは比較的最近のこと。
Moritz
ラテン語に由来する名前。意味は『浅黒い肌』
※聖人の名前。日本では聖モーリスと呼ばれることが多い。
Julian
ギリシア語に由来するローマの姓から。意味は、ヒゲとも。
あるいは、ローマ神話に登場するユーピテル(ジュピター)からとも。
Leo
ラテン語に由来する名前。意味は『獅子』
David
ヘブライ語に由来する名前。意味は『おじ』『愛された』
※聖人の名前。日本では、聖デイヴィッドと呼ばれることが多い。
聖デイヴィッドは『ウェールズ』の守護聖人とされることも。
Alexander
ギリシア語に由来する名前。意味は『守護する男』
Milan
スラヴ語に由来する名前。意味は『親愛なる』『優しい』
Philipp
ギリシア語に由来する名前。意味は『馬の友』
※新約聖書に登場する名前。十二使徒の一人。日本では聖フィリポと呼ばれることが多い。
ドイツでは、フイーリプ/フイーリップというと、綴りが多様。主流はPhilipp
Philippが68%、Philip(英語圏に多い)が16%、Phillip(英語圏で稀に見かける)が8%、Filip(スカンディナビアに多い?)が8%という調査結果も。
Niklas/Niclas/Nicklas
ギリシア語に由来する名前。意味は『人々の勝利』
※聖人の名前。日本では聖ニコラスと呼ばれることが多い。
聖ニコラスがサンタクロースの起源とも。
ドイツでは、ニクラスというと綴りが多様。
Niklasが80%、Niclasが14%、Nicklasが6%という調査結果も。
Karl/Carl
ゲルマン語に由来する名前。意味は『男』
英語圏でいうCharles
ドイツでは、カールというと、Karlの綴りが63%、Carlの綴りが37%という調査結果も。
ドイツでは、正式な統計がないようなので、こちらのサイトを参考にしました。
⇒beliebte-vornamen.de
2017年のランキングは、212,942件のデータから算出したもので、ドイツの赤ちゃんのおよそ27%のファーストネームが調査対象。
また、こちらのサイトも参考にしました。
⇒behind the name