昨今、男の子の名前ではトで終わるものが大人気!
トに当てる字としては、翔、斗、人などが多いようですが、たまに音の字が使われることもあります。
まず、この音という字はどういう意味がある文字でしょうか。
音
総画:9画
音読み:オン、イン 訓読み:おと、ね
名乗り読み:お、おと、と、なり、ね《意味》
おと。
きこえてくることば。しらせ。おとずれ。音信の音。《解字》
言の口の部分に・を付けた字。口の中に何かを含み、ウーと含み声を出すこと。(漢字源より抜粋)
音をトと読むのは古語で、オトが転じたもの。
たとえば波音は、“なみのと”とか“なみと”などと読むことがあります。
と【音】(名詞)
[「おと」の転]おと。響き。声。(全訳古語辞典より抜粋)
考え方としては、人をトと読むのとそれほど変わりません。たとえば、隼人をハヤトと読むことがありますが、これはもともとはハヤヒトの略とされています。
では、この音でトと読む名前の有名人とは誰がいるでしょうか。
調べると、三枝博音(さいぐさ・ひろと)という人物が出てきました。
三枝博音は、1892年(明治25年)に広島県に生まれました。
東京大学を卒業後、哲学者として、また、科学史家として活躍。
横浜市立大学の4代目学長であった人物でもあります。
ヒロトの響きは2019年の明治安田生命の名前ランキングで42位に。
響きといい、字面といい、今生まれる子にもいそうなオシャレな名前ですね。
苗字との相性は?
参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html