夏の言葉から
弥涼
いすず
陰暦6月の異称・弥涼暮月(いすずくれつき)から。
皐月
さつき
陰暦5月の異称・皐月(さつき)から。
薫
かおる
“風薫る”とはとは夏の季語。
初夏の涼しい風がゆるやかに吹くさまを指します。
薫は、よいにおいがもやもやとたちこめること、においのように伝わる功勲(薫陶など)、つややかで美しいことを意味する字。
朱夏
しゅか
夏の異称・朱夏(しゅか)から。
夏野
なつの
夏の季語とされる夏野(なつの)から。夏野とは夏草の茂った野原のこと。
平安貴族の清原夏野(きよはらのなつの)が有名。令義解の撰者。
結夏
ゆいか
仏教用語であり、夏の季語とされることもある結夏(けつげ)という言葉から。
結夏とは、夏安居(げあんご)を始めることで、安居(あんご)とは、僧が外出しないで修行すること。
立夏
りっか
夏の季語とされる立夏(りっか)から。
立夏は夏の始まりを意味する言葉。太陽暦でいう5月6日頃。