廉という字は名前に良い?悪い?

廉という字は名付けに良い字でしょうか。それとも良くない字なのでしょうか?

廉といえば、滝廉太郎(たき・れんたろう)が浮かぶ人も多いかもしれません。
滝廉太郎といえば、東京生まれの作曲家、ピアニストで、24歳という若さで早世してしまいましたが、『荒城の月』、『花』など後世に残る名作を作り上げました。

そもそも廉とはどのような意味のある字なのでしょうか。


総画:13画
音読み:レン 訓読み:かど、いさぎよい、やすい
《名付け》
おさ、かど、きよ、きよし、すが、すなお、ただし、やす、ゆき

1.{名詞}かど、一つ一つの境め。
2.{名詞}かど。物事のけじめ・折り目。
3.{形容詞}いさぎよい。善悪のけじめがたっているさま。欲につられてけじめを失わないさま。
4.{形容詞}やすい。けじめをたてて暴利をおさえたさま。欲ばらないさま。

《解字》
会意兼形声。
兼は「禾二本+手のかたち」の会意文字で、別々のものをかねまとめて持つこと。廉は「广(いえ)+(音符)兼」で、家の中に寄せあわせた物の一つ一つを区別する意を示す。転じて、物事のけじめをつけること。

(漢字源より抜粋)

清廉潔白というように廉とはけじめ正しいことを意味する字です。

とても良い字であると思います。

ちなみに、明治安田生命の名前ランキングによると、男の子の、漢字表記を考慮しない読み方のランキングで2004年から2019年まで、ずっと50位以内に入っています。2019年には15位でした。

トップ3に入ったことは今までにありませんが、レンという名前はそれなりに人気がある名前と言えるのではないでしょうか。

近年は、ジャニーズ事務所に所属するKing&Princeのメンバー・永瀬廉(ながせ・れん)さんが活躍しているので、廉という名前はこれからもっと人気が出るかもしれませんね。

参考の例:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html

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