女の子が憧れるヒロインって男性に頼りすぎず、ある程度自立していることが重要だと思います。
セーラームーンもプリキュアも戦うヒロインですし。
女性が好きそうなアニメや漫画のヒロインを探してみました。
不遇の王女・亜姫
和泉かねよし作『女王の花』から、亜姫。
このお話の舞台は、古代中国のような雰囲気です。
亜姫は“亜(あ)”の国のお姫様。亜の国のお姫様ということで亜姫(あき)。本名は何なんでしょう?冷遇されたお姫様のお話です。
一夫多妻の国なので、王には妻が二人います。通称は黄妃と土妃。
二人とも近隣の国出身で、“黄(こう)”の国出身ということで黄妃(こうひ)。“土(ど)”の国出身ということで土妃(どひ)。
黄妃の子が、亜姫。そして土妃には王子がいます。
王子がいることや、故郷で強国である土国の後ろ盾もあり、宮で強権を振るう土妃に、病弱な黄妃・亜姫母娘はどんどん宮の端へと追いやられてしまいました
そんな亜姫は、とあるきっかけで女王になることを目指します。逆境に打ち勝ち女王になれるのか・・・というお話。
亜姫はとても努力家で自立した女性。おまけに美人。ということで女性が憧れるヒロインではないでしょうか。
土妃は作中で毒婦なんて言われていますが、息子である王子を王にしようという目標のためならどんなことも厭わない姿勢はすごいかも。
まだまだ子供だった亜姫がどんどん成長していくさまは読み応えがあります。
全15巻で完結しました。
男装の麗人 戦うジュリエット
アニメ『ロミオ×ジュリエット』からジュリエット・キャピュレット。
この作品は中世ヨーロッパの雰囲気ですが、ファンタジー要素を多分に含みます。一話でペガサスが登場するくらいなので。
シェイクスピアのロミオとジュリエットと言えば、有名な悲恋のお話ですよね。
キャピュレット家とモンタギュー家は敵対していたにもかかわらず、キャピュレット家の娘・ジュリエットと、モンタギュー家の息子・ロミオが恋に落ちてしまい・・・というあらすじ。
シェイクスピアのロミオとジュリエットでは、ジュリエットは名家のお嬢様という設定で、当然荒っぽいことはしませんが、本作のジュリエットは男装の麗人。時には剣を持ち、モンタギューの悪政と戦います。義賊でもあります。
赤いマントを翻して戦う姿は人を引き付けるのではないでしょうか。
ちなみに、ロミオは悪政を行うモンタギューの息子として登場します。
気高く賢い クリス
もとなおこ作『コルセットに翼』からクリス。
20世紀初頭のイギリスを舞台としたお話です。
主人公は、クリス。父親を亡くし、寄宿学校に行くことに。
でもその寄宿学校は、校長に好かれた、選ばれた生徒以外にはまともに教育を施さない学校でした。
しかし、教育者とも呼べない悪行に走る校長に抗い、生徒たちは密やかに勉強会を開催していました。
中途で入学したクリスティンもそれに加わることになります。武器を持つことはありませんが、クリスティンはしっかりと自分の意思を持ち、戦う人です。
賢くて、折れない姿に惹かれます。次第に大人の女性へと成長していく姿が見どころです。
全10巻で完結しました。
大正時代のお嬢様 さやか
石原ケイコ作『お嬢様の運転手』より芳村さやか(よしむら・さやか)。
この作品の時代設定は大正。
さやかはお金持ちの家のお嬢様。
このお話は、コメディ要素を含む恋愛物語です。運転手の忍に恋に落ちてしまい・・・という王道のお話。
さやかは驕らないで、何事にも一生懸命なので、ついつい応援したくなります。
2巻で完結しました。
めげない 爽子
有名すぎるくらい有名な椎名軽穂作の『君に届け』より黒沼爽子(くろぬま・さわこ)。
この作品の舞台は北海道の高校。長い髪のせいで、貞子と呼ばれていた爽子がクラスで人気者の風早くんと仲良くなるうちに・・・というお話。
爽子は逆境にもめげない努力家。
ああいう境遇だと、どうしても卑屈になってしまいそうなのですが、爽子は常に前向きです。
全30巻で完結。
アニメの爽子の声は、能登麻美子さんが演じていました。
↓AMAZONだと1話を無料で見られます。
映画だと多部未華子さんと三浦春馬さんが主演でした。