楽 / 樂 という字は名前に良い?悪い?

名前に楽(樂)という字が入る人が時折います。

著名人に、

〇長井雅楽(ながい・うた)・・・幕末の萩藩士。
〇丸山作楽(まるやま・さくら)・・・明治の外交官、実業家、政治家。
〇楽(らく)・・・徳川家光の側室。側室になってからお楽(らく)の方と呼ばれるようになったらしい?

〇内田雅樂(うちだ・うた)・・・1997年生まれ。UTA。本木雅弘・内田也哉子夫妻の長男。モデル。
〇井上咲楽(いのうえ・さくら)・・・1999年生まれ。タレント。
〇後藤楽々(ごとう・らら)・・・2000年生まれ。女性アイドルグループSKE48チームの元メンバー。

など。

この字には、どのような意味があるのでしょうか?

楽・樂
総画:【楽】13画 【樂】15画
音読み:ガク、ラク 訓読み:たのしい、たのしむ
《名前》さき、たのし、もと、よし

《意味》
音楽。
かなでる。
たのしむ。
心から好む。

(漢字源より抜粋)

*旧字体の樂も人名に使える字。

音楽やたのしむことを意味する字で特に悪い意味はありません。
ただし、この字を名前に使うことはとても難しいようです。

落語家みたいじゃない?

SNS上では、楽が付く名前は落語家のようだという意見が見受けられました。

雅楽(うた)に関しては古風でオシャレという意見も。雅楽と書いてウタと読むのは、雅楽寮(うたのつかさ)から来ています。主水と書いてモンド、主税と書いてチカラと読むことと同じで、いわゆる熟字訓に近いでしょうか。

一方で、楽と書いてラク、あるいは読みを切ってラとするような名前は本名ではあまり見かけないので、落語家の名前や、画家などの雅号といった印象があるのかもしれません。桂文楽や三遊亭圓楽、三遊亭楽大、東洲斎写楽など。

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