いつき / 樹は男の子の名前?女の子の名前?

いつき という名前を聞いて男の子だと思うでしょうか?女の子だと思うでしょうか?

そもそもイツキとはどのような意味のある言葉なのでしょうか。

いつき【斎槻】

神聖な槻。また、多くの枝の茂った槻。

(広辞苑第五版より抜粋)

いつき【居着き・居付き】

1.いつくこと。
2.一定の場所に常棲する魚。根付魚。

(広辞苑第五版より抜粋)

いつき【斎】

1.潔斎して神に仕えること。また、その人。
2.大切に養育すること。

(広辞苑第五版より抜粋)

いつきご【斎児】

大切にかしづき育てる子供。

(広辞苑第五版より抜粋)

いつきのみこ【斎王】

即位の初め、伊勢神宮や賀茂神社に奉仕した未婚の内親王または女王。いつきのみや。

(広辞苑第五版より抜粋)

いつきめ【斎女】

斎(い)み浄めて神に仕える少女。春日神社・大原野神社、松尾神社などに奉仕。いつきこ。

(広辞苑第五版より抜粋)

巫女(神子)には渡り巫女などと呼ばれ、各地を放浪し、神がかり状態で神霊などの信託を伝える口寄せを行ったいわゆるシャーマンの一種と、特定の神社に奉職した巫女(斎王や斎女)がいたと言われています。
現代は巫女といえば、若くて未婚で清廉な女性であるというイメージを持つ人が少なくありませんが、そのイメージは斎王や斎女から来たものでしょう。

いつきは、斎や斎槻から神聖な印象を与える響き。

男性的な印象を抱く人もいれば、斎王や斎女から女性的な印象を抱く人もいます。
あるいは、五木ひろし(いつき・ひろし)さんなど苗字の印象を持つ人もいるかもしれません。

では、いつきとはどちらの性別に人気の名前なのでしょうか。

明治安田生命の名前ランキングを調べてみました。

明治安田生命では、2004年以降、漢字表記を考慮しない、読み方のランキングを50位まで公表するようになりました。
また、漢字表記のみを考慮したランキングは、2003年までは10位以内に入る名前のみを公表していましたが、2004年以降は100位以内に入る名前まで公表するようになりました。
漢字表記のみを考慮したランキングで上位の名前より、読み方のみを考慮したランキングで上位の名前の方が占有率は高いです。

男の子の名前ランキングでイツキの響きが人気!

イツキ
2010年 38位
2011年 33位
2012年 43位
2013年 43位
2015年 41位
2016年 25位
2017年 23位
2018年 20位
2019年 8

2010年からじわじわと順位が上がっていき、2019年にはついに8位になりました。

では、イツキという名前にはどのような漢字が使われているでしょうか?
名前ランキングでイツキと読む可能性を探してみました。
ただし、名前ランキングは読み方を考慮していないため、イツキとは読まない可能性があります。

2004年 30位
2005年 47位
2006年 41位
2007年 48位
2008年 32位
2009年 31位
2010年 19位
2011年 4
2012年 19位
2013年 16位
2014年 15位
2015年 48位
2016年 6
2017年 18位
2018年 7
2019年 7
一輝
1998年 8
2000年 10
2004年 14位
2005年 27位
2006年 19位
2007年 62位
2008年 44位
2009年 26位
2011年 20位
2012年 72位
2016年 58位
2017年 88位
2018年 58位
2019年 72位
一樹
2004年 45位
一希
2014年 96位

これはすべて男の子名前ランキングでの順位です。

女の子の名前ランキングで、イツキの響きや、イツキと読む可能性のある名前は見つけられませんでした。

こうしてみると、圧倒的に男性に人気の名前であると言えそうです。

イツキという名前で人気の字は、樹であると思われます。
近年は、植物に由来する名前が人気であることや、大木のイメージからでしょうか。
ただし、フィギュアスケーターの町田樹のようにタツキと読む人もいます。

樹は、画数の多く、込み入った字なので、なかなか苗字を選ぶかもしれません。

男性の著名人に官僚の斎藤樹(さいとう・いつき)など。
女性の著名人に女優の相楽樹(さがら・いつき)など。

樹をいつきと読むのは、斎槻からでしょうか。


総画:16画

き。たちき。ついたて。うえる。

また、斎の字が使われることもあります。


総画:11画

祭りのために酒や肉を断ち、きまったところにこもって心を一つにして準備する。
物忌みや勉強のためにこもる部屋。書斎。
酒や肉のない食べ物。精進料理。


そのほか、いーつき、いつーきと区切ることもあるようです。

いと読む字

音読みでイと読む字


総画:6画

ころも。ふく。


総画:6画

指示語。かれ。かの。これ。


総画:8画

物の陰に隠れる。ものによりかかる。
たよりにする。したがう。


総画:8画

いれかわる。


総画:11画

ただ。


総画:11画

おもう。よく考えてみる。


総画:12画

手を加える。


総画:12画

えらい。大きくて目だつさま。


総画:13画

こころ。おもう。


総画:14画

つな。つなぐ。


総画:16画

よこいと。

訓読みでいと読む字


総画:4画

いど。人が住んでいる所。市井。


総画:6画

い。十二支の十二番目。

つきと読む字


総画:4画

つき。まるくえぐったように欠けるつき。
一か月。

参考:名前に月の字を入れるのは良い?悪い?


総画:15画

にれ科の落葉高木。
ケヤキの古名。

いつと読む字


総画:1画

ひとつ。
順番の一番目。
ひとつする。一意専心。


総画:4画

いつつ。ごばんめ。


総画:7画

ひとつ。
大字といって改竄を防ぐために一の代わりに使うことがある。


総画:11画

はしる。のがれる。
ルールからぬけ出て横にそれる。

秀逸、奔逸、逸事、逸脱。
並外れて凄いという意味で使われることもあれば、本筋から外れたという意味で使われることもある。

音読みでキと読む字

3画


おのれ。自分。

6画


総画:6画

いき。
ガス状のもの。
人間の心身の活力。

7画


総画:7画

まれ。ごくすくない。
めったにないことをあってほしいと願う。

8画


総画:8画

三か月。
季節や時代の最後。


総画:8画

おおきい。さかん。ゆったりとしていて充実している。


総画:8画

神にいのる。

9画


総画:9画

おさめる。
物事のおこりを定める。いとぐち。


総画:9画

車の両輪の間隔。
通った車が残した車輪のあと。

10画


総画:10画

しるす。ものおぼえ。


総画:10画

おきる。
動き出す。

11画


総画:11画

もとい。建物の土台。
物事が成りたつための基盤となるもの。


総画:11画

ぶんまわし。コンパス。
物事の基準。

12画


総画:12画

よろこぶ。にこにこする。


総画:12画
とうとい。目立って大きい。
とうとぶ。


総画:12画

ふるう。
手をまわして合図する。


総画:12画

あおい科の植物。


総画:12画

うすい。まばら。

13画


総画:13画

ひかり。四方に広がるひかり。

14画


総画:14画

はた。

15画


総画:15画

かがやく。かがやき。てる。


総画:15画

つよい。おしがつよい。力づよく立っている。


総画:15画

にれ科の落葉高木。

16画


総画:16画

はたおりき。

18画


総画:18画

馬にまたがってのる。

訓読みでキと読む字


総画:5画

いきる。うむ。
生(き)とはまじりけのないこと。生娘。生糸。

来・來
総画:【来】7画 【來】8画

くる。こちらに近づく。


総画:9画

しろ。都市をめぐる城壁。

人名における特殊な読ませ方としてキと読む字。


総画:16画

き。たちき。ついたて。うえる。

参考:
https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/

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