空前の植物ブーム到来!? 赤ちゃんに人気の植物由来の字とは

近年は、植物を名前に付けることが大ブームと言われています。

花卉産業はそれほど振るわないようなのですが、

目まぐるしく状況が移り変わる現代だからこそ、“癒し”を求めているのでしょうか。

植物を意味する文字で人気のものとは・・・
*2018年のデータから

男の子編


人気の漢字ランキング:9位
占有率:1.52%
音読み:ソウ 訓読み:あお、あおい 名乗り読み:しげる

この字が入った人気の名前:
8位 蒼(あおい、そう)、22位 蒼大(そうた)、38位 蒼太(そうた)
38位 蒼真(そうま)、47位 蒼士(あおし、そうし)、47位 蒼人(あおと)
47位 蒼介(そうすけ)、89位 蒼生(あおい)
*読み方は一例です。

一説には倉に入れた牧草に由来すると言われる字。
干した青草のような色。草木のあおあおと茂るさま。

あおいと読みますが、元来草木を意味する字なので、信号機のようにブルーではなくグリーンを指すようです。
ただし、雲外蒼天や蒼海という言葉もあるので緑がかった青くらいの色合いなのでしょうか。

アオイという名前は女の子に人気でしたが、この字の人気が高まった影響もあるのか、近年アオイの響きは男の子の名前としても人気が出ています。
ちなみに、読み方のランキングでは、ソウタが2位、ソウスケが5位、ソウマが9位、アオトが7位、アオイが12位にランクイン。


人気の漢字ランキング:22位
占有率:0.89%
音読み:ジュ、ズ、シュ 訓読み:き、たてる、たつ、うえる
名乗り読み:いつき、き、しげ、たつ、たつき、な、みき、むら

この字が入った人気の名前:
4位 樹(いつき、たつき)、66位 一樹(いつき、かずき)
*読み方は一例です。

一説には真っすぐに立った木のこと。

画数が多くて少し大変そうという観もありますが、どっしりとした見た目が人気の理由なのでしょう。

ちなみに、読み方のランキングでは、イツキが12位にランクイン。

また、訓読みでキと読むことから、読み方のランキングで6位のハルキ、10位のコウキ、23位のユウキにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:28位
占有率:0.74%
音読み:レン 訓読み:はす

この字が入った人気の名前:
1位 蓮(れん)、89位 蓮翔(れんと)
*読み方は一例です。

諸説ありますが、一説には、この字の成り立ちは、蓮は連なって生えることから。

意味はそのままハス。
蓮の花と言えば、仏教と非常に縁があります。

仏教以外にも、蓮は泥より出でて泥に染まらずという中国の故事や、ロータス効果などから名付ける方もいるようです。

ちなみに、読み方のランキングでは、レンが18位、レントが35位にランクイン。


人気の漢字ランキング:35位
占有率:0.61%
音読み:キ、ギ 訓読み:あおい 名乗り読み:まもる

この字が入った人気の名前:
26位 葵(あおい)、66位 葵翔(あおと)
*読み方は一例です。

諸説ありますが、一説には、この字の成り立ちは、草冠+癸(回転すること)

意味はそのまま植物のアオイ。

時代劇の水戸黄門の最後のシーンで大抵出す家紋が葵。
また、この字を使った有名人といえば、第二次世界大戦後期に活躍した外交官の重光葵(しげみつ・まもる)。

葵は一般に夏の季語とされていて、夏らしい元気なイメージが受けているのかもしれません。

ちなみに、読み方のランキングでは、アオトが7位、アオイが12位にランクイン。

また、音読みでキと読むことから、読み方のランキングで6位のハルキ、10位のコウキ、12位のイツキ、23位のユウキにも使われているかもしれません。

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名前ランキングの66位に楓がランクイン。
占有率は0.14%

名前としてはカエデと読むことが多いようです。
ヤヤコシイことに、音読みのフウは別な植物を指します。カエデはムクロジ科のカエデ属、フウはマンサク科のフウ属の植物。

一説には、木に風で風のまま飛んでいく種からできた字と言われています。

一般に、楓の季語は秋とされています。紅葉が有名だからでしょう。

一方で、楓の花の季節は春。そして、夏の若葉が美しい楓のことを若楓(わかかえで)と呼び、夏の季語となっています。吉田兼好の徒然草でも秋の紅葉だけでなく、若楓も良いものだと触れられていました。

夏の堂々たる姿から男の子の名前にと人気が出ているのかもしれません。

名前ランキングの89位に柊がランクイン。
占有率は0.12%

下の名前としてはシュウと読ませることが多いようです。

柊は葉がトゲトゲしていることから日本でも西欧でも一般に魔除けを意味します。
日本では、節分に「柊鰯」の風習があります。
また、キリスト教と深い結びつきがあり、「キリストの棘」、「聖なる木」と呼ばれることも。
漢字の見た目通り、一般に冬の季語とされているので、冬生まれの男の子に柊と名付けるのかもしれません。

女の子編

人気の漢字ランキング:1位
占有率:3.05%
音読み:カ 訓読み:はな
名乗り読み:はる、みち、もと

この字が入った人気の名前:
46位 咲花(えみか)、76位 唯花(ゆいか)、76位 花(はな)
76位 花音(はなね、かおん、かのん)
76位 桃花(ももか)、76位 花奈(かな、はな)、76位 結花(ゆいか、ゆうか)
76位 穂花(ほのか)、76位 和花(わか)
*読み方は一例です。

意味はそのまま植物の花のこと。

一説によるとこの字は、草冠に化で、芽吹き、花開き、実をつけ、枯れていくという目まぐるしく変わる植物の形態を指していると言われています。

以前は最後に置く字として香の字が人気でしたが、香にかわって花の字が大流行中です。

ちなみに、読み方のランキングで、アカリが1位、イチカが12位、ホノカが15位、カホが26位、モモカが27位、リンカが35位、ユイカが35位、ハルカが45位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:2位
占有率:3.05%
音読み:ナイ、ダイ、ナ、ダ 名乗り読み:なに

この字が入った人気の名前:
19位 優奈(ゆうな)、22位 杏奈(あんな)、36位 玲奈(れいな、れな)
36位 紗奈(さな)、76位 咲奈(さきな)、76位 桃奈(ももな)
76位 花奈(かな、はな)
*読み方は一例です。

古代中国では、リンゴを表す字でした。中国原産のリンゴは西洋のリンゴが入ってきたことで絶滅したといわれているので、中国原産のリンゴがどうであったのかわかりませんが、西洋のリンゴは毎年春に真っ白な花を咲かせます。

諸説ありますが、一説には、この字の成り立ちは、木+示で、祭礼の供物となる木材を表すと言われています。

この字は女性の名前に使われる字として圧倒的な人気を誇ります。
安定感のあるどっしりとした字体が人気の秘密かも。

ちなみに、読み方のランキングでは、サナが12位、ヒナが16位、ユナが20位、ハナが22位、ユウナが29位、ヒナノが32位、ユイナが33位、ナナとナナミとナオが同列39位、アンナが45位、カンナが48位にランクインしているのでここにも使われているかも知れません。

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人気の漢字ランキング:5位
占有率:2.89%
音読み:リ、ライ、レイ

この字が入った人気の名前:
3位 莉子(りこ)、19位 朱莉(しゅり、あかり)、22位 愛莉(あいり)
25位 明莉(あかり)、25位 莉緒(りお)、46位 莉愛(りあ)
46位 莉央(りお)、76位 莉桜(りお)
*読み方は一例です。

花のジャスミンに漢字を当てるために作られた漢字と言われています。茉莉花でジャスミンのこと。単体では特に意味がないようです。

とはいえ、茉莉花でしか使わない文字であるため、ジャスミンを連想することから人気が高いのでしょう。
ジャスミンといえば、ディズニープリンセスにもいます。

ちなみに、読み方のランキングでは、アカリが1位、ヒマリが5位、リオが9位、リコが11位、アイリが23位、ヒカリが31位、シオリが35位、リホが50位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:7位
占有率:2.80%
音読み:サイ 訓読み:な

この字が入った人気の名前:
5位 結菜(ゆいな、ゆうな)、10位 陽菜(はるな、ひな)、25位 陽菜乃(ひなの)
76位 菜央(なお)、76位 菜那(なな)、76位 心菜(みな、ここな)
*読み方は一例です。

意味は食用の草や、オカズ。

この字の成り立ちは諸説ありますが、一説には、草冠に采(つみとる)で構成されているので、摘み菜のこと。

黄色が印象的な菜の花に由来したり、あるいは、野菜や総菜などに使われることから、食べ物に困らないようにという意味を込めることもあるようです。

ちなみに、読み方のランキングでは、サナが12位、ヒナが16位、ユナが20位、ハナが22位、ユウナが29位、ヒナノが32位、ユイナが33位、ナナとナナミとナオが同列39位、アンナが45位、カンナが48位にランクインしているのでここにも使われているかも知れません。

人気の漢字ランキング:10位
占有率:1.98%
音読み:ショウ 訓読み:さ(く) 名乗り読み:さき

この字が入った人気の名前:
15位 咲良(さくら)、32位 美咲(みさき)、48位 咲花(えみか)
76位 咲奈(さきな)、76位 咲希(さき)、76位 咲舞(えま)
*読み方は一例です。

もともとは笑う姿を描いた字だと言われています。左側の口から考えると違和感がありませんね。
しかし、時代が下るにつれて、わらうことに笑、花がさくことに咲の字が使われるように転化しました。

こうした経緯から、常用漢字表にない読み方ですが、エム(=笑む)と読むこともあるようです。

たまひよではサクラの響きが8位にランクインしていますが、一番人気の表記は咲良(15位)、次点でひらがなのさくら(18位)で、驚くべきことに桜は100番以内にさえ入っていません。桜で戦禍を連想する世代がまだまだ残っていて反対されるのが一因かもしれませんし、あるいはユリに友里や由里などさまざまな当て字がされることが多いように、直接的でない花の表記に人気があるのかもしれません。もしくは漢字2文字の名前が人気なのかも。

また、幸ふ(さきわう)という言葉があるように、サキという音には幸せや繁栄という意味があります。

ちなみに、読み方のランキングでは、サクラが8位、サナが12位、サラが14位、サキが27位、エマが10位、エナが50位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。

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人気の漢字ランキング:15位
占有率:1.58%
音読み:キ、ギ 訓読み:あおい 名乗り読み:まもる

この字が入った人気の名前:
1位 陽葵(ひまり)、4位 葵(あおい)、46位 葵衣(あおい)
*読み方は一例です。

諸説ありますが、一説には、この字の成り立ちは、草冠+癸(回転すること)

意味はそのまま植物の葵。

向日葵(ヒマワリ)や京都の葵祭を連想してなづけられているのかもしれません。

ちなみに、読み方のランキングではアオイが4位、ヒマリが5位にランクイン。

また、音読みでキと読むことから、読み方のランキングで27位になったサキ、33位になったユヅキ、39位になったミツキにも使われているかもしれません。

人気の漢字ランキング:17位
占有率:1.31%
音読み:マツ、マチ、バツ 名乗り読み:ま

この字が入った人気の名前:
36位 依茉(えま)、61位 茉優(まゆ)
*読み方は一例です。

花のジャスミンに漢字を当てるために作られた漢字と言われています。茉莉花でジャスミンのこと。単体では特に意味がないようです。

ただし、ジャスミンを連想することから人気が高いのでしょう。
ジャスミンはディズニープリンセスにもいます。

ちなみに、読み方のランキングでは、ヒマリが5位、エマが10位、マオが45位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:23位
占有率:1.17%
音読み:ヨウ、ショウ 訓読み:は
名乗り読み:くに、すえ、たに、のぶ、ば、ふさ、よ

この字が入った人気の名前:
32位 彩葉(あやは、いろは)、32位 琴葉(ことは)、61位 柚葉(ゆずは)
61位 結葉(ゆいは、ゆうは)、61位 一葉(かずは)
*読み方は一例です。

この字はそのまま葉を描いた象形文字と言われています。

意味はぺらぺらの葉っぱ、あるいは時代のこと。中葉など。

昔読んだ本で娘にホホと名付けた話が出てきました。なぜホホなのかというと、怒りっぽい母親だけれども、ハ行続きで発音が難しく、音が抜けるために優し気に聞こえるためとか。例えば、ユウカとユウハを比べたら、ユウハの方が怒鳴ってもあまりきつく感じないように思います。そういうところが人気の秘密なのかもしれません。

ちなみに、読み方のランキングではイロハが18位にランクイン。22位のハナにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:23位
占有率:1.17%
音読み:オウ 訓読み:さくら

この字が入った人気の名前:
61位 美桜(みお、みおう)、61位 莉桜(りお、りおう)
*読み方は一例です。

意味はそのまま植物のサクラ。

旧字体が櫻ですが、横の嬰の字は首飾りを巻いた人と言われています。そして花が取り囲む様子を櫻という字になったと言われています。

古典では花といえば桜(か梅)というくらい日本人に愛されてきました。

そのまま桜(さくら)ではなく、美桜や莉桜のようにオ/オウと読んで他の字と組み合わせた名前が人気です。たまひよでは残念ながら桜は101番以下に。

読み方のランキングで8位にサクラ、9位にリオ、16位にミオ、35位にシオリ、39位にナオ、45位にマオがランクインしているのでここにも使われているかもしれません。

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人気の漢字ランキング:25位
占有率:1.16%
音読み:カ、ケ 訓読み:はな
名乗り読み:は、はる

この字が入った人気の名前:
36位 華(はな)、46位 一華(いちか)
*読み方は一例です。

意味は植物の花。あるいは、はなやかなこと、あでやかなこと、すぐれていることを表す字。

諸説ありますが、葉や花が長く垂れ下がるさまを描いた字といわれています。

ハナは読み方のランキングで22位にランクイン。

ちなみに、読み方のランキングでアカリが1位、イチカが12位、ホノカが15位、カホが26位、モモカが27位、ヒカリが31位、リンカが35位、ユイカが35位、ハルカが45位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:29位
占有率:0.98%
音読み:ガ 訓読み:め 名乗り読み:めい

この字が入った人気の名前:
2位 芽依(めい)、25位 芽生(めい)
*読み方は一例です。

意味は草木の芽、物事の起こり。

一説には草冠に牙の構成で、牙とは、ちぐはぐに噛み合うこと。

読み方のランキングでは、メイが3位にランクイン。また、35位にランクインしたユメにも使われているかもしれません。

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人気の漢字ランキング:33位
占有率:0.89%
音読み:キョウ、コウ、ギョウ、アン 名乗り読み:あんず

この字が入った人気の名前:
12位 杏(あん)、22位 杏奈(あんな)
*読み方は一例です。

意味は植物のアンズ。

一説には、口にしておいしい実のなる木からできた字。

春にピンクのかわいらしい花を咲かせることが人気の秘密かもしれません。

杏林といえば医師のこと。また、杏壇とは学問の場。

ちなみに、アンナは読み方のランキングで45位にランクイン。


人気の漢字ランキング:34位
占有率:0.87%
音読み:リ 訓読み:なし

この字が入った人気の名前:
76位 愛梨(あいり)
*読み方は一例です。

意味はそのまま植物のナシ。

一説には梨の実はザクザクと歯切れがよいことから利(鋭利の利)と組み合わせて梨の字ができたと言われています。

近年、莉に人気が押され気味。

女の子に植物の名前を付ける場合、桃にしても梅にしても実より花を連想して付けるケースが多いように思います。春生まれに桃、梅など。
梨の花は春に咲きます。梨の花は清少納言の枕草子にある通り、日本ではあまり愛でられてきませんでしたが、中国では愛でられてきた花でした。白居易の長恨歌では伝説の美女、楊貴妃にたとえられました。

ちなみに、読み方のランキングでは、アカリが1位、ヒマリが5位、リオが9位、リコが11位、アイリが23位、ヒカリが31位、シオリが35位、リホが50位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。

人気の漢字ランキング:34位
占有率:0.87%
音読み:ジツ 訓読み:み、みの(る)
名乗り読み:これ、さね、ちか、つね、なお、のり、ま、まこと、み、みつ、みる

訓読みのミという音は女性の名前に使いやすく、みのる、まこと、みちるなど字義が良いことも人気の理由なのでしょう。

旧字体は實。一説にはウ冠に周(あまねし)、貝(たから)を組み合わせた字で、家の中に財宝をいっぱいに満たすこと。

ちなみに、読み方のランキングでは、ミオが16位、ミユが23位、ミコトとナナミとミツキが39位にランクインしているので、ここにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:36位
占有率:0.85%
音読み:ユ、ユウ、ジク、チク 訓読み:ゆず

この字が入った人気の名前:
46位 柚月(ゆづき)、61位 柚葉(ゆずは)、61位 柚希(ゆずき)
61位 柚乃(ゆの)
*読み方は一例です。

一説には木と由(抽=絞り出すこと)の組み合わせと言われています。

意味はそのまま植物のユズ。

柚の枝はトゲトゲで、実はボコボコなので、あまり良くないものにたとえられることもあるようです。
花は控えめで日本ではそれほど愛されてきた歴史がありませんが、花言葉が「健康美」であることから、花咲く初夏の頃に生まれた女の子の名前に名付けられることも。そういえば当時の柚子湯も健康を願ったものですね。

ちなみに、柚の花は初夏ですが、一般的に柚の季語は秋(実を想定して)、柚子湯の季語は冬とされています。

読み方のランキングでは、ユヅキが33位にランクイン。

一方で、柚の音読みはユなので、読み方のランキングで2位のユイ、19位のユア、20位のユナ、23位のミユ、35位のユメにも使われているかもしれません。


人気の漢字ランキング:43位
占有率:0.66%
音読み:スイ 訓読み:ほ
名乗り読み:お、ひいずる、ひで、ひな、ほ、みのる

この字が入った人気の名前:
61位 穂花(ほのか)

意味は穀物の穂先。

一説には禾(いね)と惠(細かく細い意味)を合わせた字。

読み方のランキングでは、ホノカが15位、カホが26位、リホが50位なので、ここにも使われているかもしれません。

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C mossiae v coerulea

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名前ランキングの25位に蘭がランクイン。
占有率は0.24%

意味はそのまま植物のラン。

名前としてはランと読むことが多いようです。

一説には群がって欄のように並ぶ花が由来と言われています。

あでやかな姿が人気の秘密なのかもしれません。

すぐれたものののたとえに用いられ、芝蘭や俊範秋菊倶に廃すべからずという言葉もあります。

名前ランキングの46位に楓がランクイン。
占有率は0.18%

名前としてはカエデと読むことが多いようです。
ヤヤコシイことに、音読みのフウは別な植物を指します。カエデはムクロジ科のカエデ属、フウはマンサク科のフウ属の植物。

一説には、木に風で風のまま飛んでいく種からできた字と言われています。

一般に、楓の季語は秋とされています。紅葉が有名だからでしょう。

カエデもフウも春に花が咲きますが、派手でなく、非常に控えめな印象です。

まとめ

女の子の名前に使われている漢字TOP50の中で植物に由来するものの占有率は何と2割を超えます。

昔は、女性の名前にハナ、ウメ、キクと植物の名前が用いられてきましたが、それが戻ってきたのでしょうか。

参考:たまひよ

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