ジューンブライドと言いますが、日本に入ってきた理由は、6月は梅雨だからだと言われています。
梅雨→雨が多い→結婚式のシーズンではないと敬遠されがち→何とか結婚式を増やそう・・・
そんな期待を込めて日本のブライダル業界が広めたと言われています。
結婚式の本場ともいえる(※)緯度の高い欧州ではやっと暖かくなったころ。
(※日本と違い、欧米の一部の国では、国が定めた正式な方法で結婚式を挙げなければ、日本でいう事実婚状態になることもあるようです。)
特に地中海沿岸の、地中海性気候の国であれば夏は高温乾燥なので、カラッとして天気が良く、6月はベストシーズンなのではないでしょうか。
一方で、日本の大部分は、温暖湿潤気候に部類されています。そうでない地域もありますが、概ね、夏は多雨で冬は少雨。
しかし、6月はどれだけ雨が多いのか?そして、晴天の日はどれくらいあるものなのか調べてみました。
日本といっても広いですが、地点は東京都東京。
データについては気象庁のデータを参考にしました。(⇒気象庁)
1999年~2018年までのデータです。
ちなみに、気象庁の用語では”快晴”とは「全雲量が1以下の状態」を指し、“晴れ”とは「全雲量が2以上8以下の状態」を指します。全雲量が8というのは一般的には晴れというより曇っていると言われることもあるので“快晴”とされる日を調べました。
1月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は4.7日。雨の日は少なめ。
ここ20年、快晴の日の月平均は8.75日。1月は快晴の日が多いようです。
2月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は6.4日。雨の日は少なめ。
ここ20年、快晴の日の月平均は4.85日。
3月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は9.9日。1月2月と比べて順当に雨の日が増えてきました。
ここ20年、快晴の日の月平均は4.85日。
4月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は10.7日。
ここ20年、快晴の日の月平均は2.9日。
5月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は11.1日。
ここ20年、快晴の日の月平均は2.1日。
6月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は12.95日。やはり一番多い。
ここ20年、快晴の日の月平均は0.7日。ぐずつくことが多い様子。
7月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は11.1日。
ここ20年、快晴の日の月平均は0.7日。
8月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は9.65日。
ここ20年、快晴の日の月平均は0.65日。
9月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は11.75日。台風シーズンで雨量も格段に多いようです。
ここ20年、快晴の日の月平均は0.95日。
10月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は11.7日。
ここ20年、快晴の日の月平均は2.85日。
11月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は8.75日。
ここ20年、快晴の日の月平均は3.95日。
12月
ここ20年、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均は5.9日。
ここ20年、快晴の日の月平均は7.1日。
まとめ
1999年~2018年で、1ヵ月のうちで雨量が0を超えた日の月平均のグラフ。
突出してというほどではないのですがやはり6月が一番多いです。
1999年~2018年で、快晴の日が何日あるかの月平均のグラフ。
冬季の方が快晴の日が多く、夏場はなかなか快晴といえる日がないようです。
日本の東京都東京は、温暖湿潤気候に部類されていて夏季は多雨、冬期は少雨というのはやはり事実でした。
・1月、2月、12月は雨が少なく、快晴の日が多いものの寒すぎる。
・7月、8月、9月は高温多雨。特に8月~9月にかけて台風シーズン。
・6月はやはり雨が降る日が多い。
・職種によりますが3月と4月は年度末だったり年度初めだったりで多忙かもしれません。3月の上旬はまだまだ寒いですし。
そんなわけで、10月からまだ寒くなりすぎない11月の上旬くらいが良いのでしょう。
どなたかが日本の結婚式のベストシーズンは秋だと言っていましたが、事実のようです。覆したかったのですが、無理でした。
あるいは、4月から5月にかけても気候は良さそうです。