年末になると、慌ただしく、お正月への準備が始まります。
火を使うのは良くないからおせち料理を準備する・・・なんていいますが、お雑煮は大丈夫なの?
何だか不思議ですよね。
元来日本は神道の国ですから、年が明けると年神(としがみ)様が家にやってくると信じられてきました。神様をお迎えするために、年末に大掃除をしたり、お正月に向けてしめ縄や門松を飾ったりしていたわけです。そしてその神様へのお供え物が鏡餅です。
お正月に食べる餅は年神様からのお下がり。神様の恩恵をいただくという意味が込められているとか。
正月から火を使うのはあまり良くないという考え方もありますが、それは主に料理に使うカマドの火を指すようです。かまど神様と呼ばれる神様も在しますし。
お正月というのは冬ですから、冷暖房の整っていない家が多かった昔の時代に、特に雪の積もる地域であれば火を使わないとなると本当に過酷な状況になってきます。そういったこともあって、カマドは休ませる一方でイロリや火鉢で火を焚き、暖を取ると同時にお雑煮を作ったり餅を焼くのはOKなんだと思います。
現代日本ではカマドもイロリもないよって家庭が少なくなさそうですが・・・。
一方で、おせち料理というものが確立したのは比較的近代に入ってからでそれほどに歴史がありません。
お雑煮は郷土料理となっていますよね。地域差が大きいことから古くから広く日本人に親しまれてきたことがわかります。
参考:ふるさとの数だけ味がある!知ってビックリお雑煮ワールド【関東・東北】
お正月にはおせちもいいですがお雑煮も楽しみたいですね。
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