今の若い女性は主婦になりたいらしい?

成人式のニュースから。

去る1月13日に全国各地で行われた成人式。大人としての第一歩を踏み出した新成人たちは、どんな目標を掲げ、また、どんな職業観、人生観を持っているのだろうか?

そこでこのほど、スマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」による、2020年度の新成人約15,000名を対象にした各種意識調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。

(中略)

将来なりたい職業は、「決まっていない/わからない」の割合が約20%と最も多かったものの、それ以外では、男女ともに「公務員」「教師/教員」が高く、男性では「エンジニア」、女性では「看護師」「保育士/幼稚園の先生」などが上位となる結果だった。専門性の高い職種への希望が多くみられた。

(中略)

「いずれ結婚したいと思うか」という質問に対しては、73%が「結婚したいと思う」と回答。「結婚したいと思わない」割合は、17%という結果になった。男女差もなく、男女ともに結婚に前向きな傾向があることが明らかに。

また、「結婚したいと思う」と回答した人に、何歳までに結婚したいと思うかが聴取されたところ、男性は平均30歳、女性は平均28歳という結果になった。

男女ともに30歳を目安に結婚をしたいという希望があるようだ。沖縄県、愛媛県、福井県が平均27歳と最も低い数値となったものの都道府県による大きな差は見られなかった。

さらに、「将来子供がほしいと思うか」の質問については、約70%が「ほしいと思う」と回答。「結婚したいと思う」人に絞ると約89%という結果となっている。

(中略)

https://dime.jp/genre/851276/

順位 男性 女性
1位 公務員 9.6% 公務員 7.9%
2位 ITエンジニア/プログラマー 7.5% 看護師 7.7%
3位 ものづくりエンジニア(自動車の設計/開発など) 6.5% 主婦/主夫 5.2%
4位 教師/教員 5.9% 教師/教員 5.1%
5位 社長などの会社経営者/起業家 3.9% 保育士/幼稚園の先生 4.4%

※男性4820人、女性10608人への調査結果

昨今の女性は主婦志望!?とセンセーショナルに書き立てている記事を他で見かけましたが、必ずしもそうとは言えない様子。

数字を見れば5.2%ですからね。

しかし、女性は堅実志向なのだというのがわかります。

公務員といっても、幅が広すぎますが、他の仕事に比べれば産休を取りやすいと言われます。また、看護師はいったん辞めても比較的再就職しやすいと言われます。教師や教員はどうでしょう?担任を持つとなかなか産休を取りにくいとは言われます。それに対して専業主婦になってしまえば、産休を取った取らない、復職はいつか、子供のことで仕事を抜けた、休日をとったなどと文句を言われることはありませんね(もっともアンケートには主婦としかないので兼業なのか専業なのか不明ですが)。

待機児童や、女性の家庭と仕事の両立といった問題がよくSNS上を駆け巡っていますが、成人の約70%は子供が欲しいと考えているわけですから、そうしたことを見越して職業を選んでいるのかもしれません。

その一方で男性も公務員が1位に。

しかし、起業をしたいという人が多いことに驚きました。終身雇用制ではなくなってきましたし、必ずしも就職すると考えない人が増えたのかもしれませんね。

ただ、一番多いのは、“わからない”。20歳なら追々変わっていくことでしょう。

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