レンという名前は英語圏にも存在するって本当?

男の子に人気の名前は蓮。

明治安田生命名前ランキングによると、2019年の名前ランキングで蓮が1位。
一方で、漢字表記を考慮しない読み方のランキングではハルトが1位。
2019年生まれの男の子8455人が対象となった調査で、蓮は62人で占有率は0.73%、ハルトは208人で占有率は2.46%となっています。
そういうわけで、蓮という名前の男の子よりはハルトという名前の男の子を見かける機会の方がよくありそうです。

しかし、蓮という名前が人気なのは事実。

蓮は日本人名の場合、レンと読むことが多いです。

ところで、レンは海外にも存在する名前なのでしょうか?

検索してみると、レンという名前の外国人が何人かヒットしました。

では、レンという名前の人とは・・・?


☆レン・ライ
(1901年~1980年)
本名はレオナード(Leonard)

ニュージーランドのアーティスト。


☆レン・デイトン(Len Deighton)
(1929年~)
本名はレオナード(Leonard)

イギリスの作家。スパイ小説の巨匠。
SS-GB』は、もし、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で英国に勝利して、英国を占領下においたら?というパラレルワールドを描いた作品。
BBC Oneで、2017年にドラマ化されました。


☆レン・デュバル(Len Duvall)
(1961年~)
本名はレオナード(Leonard)

イギリスの政治家。


レン(Len)は、英語圏ではレオナード(英語圏での発音はレナードに近い?/Leonard)という名前の愛称として用いられることがあるようです。
レオナードとはゲルマン語で獅子と勇敢を組み合わせた名前だと言われています。

Leonardはイタリアやスペイン、ポルトガルなどではLeonardoと綴ります。発音はレオナルドに近いです。レオナルド・ダヴィンチ(Leonardo da Vinci)やレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が有名ですね。

Leonardという名前は現代の英語圏ではそれほどの人気がある名前ではありません。
しかし、イタリアや、ポルトガルではLeonardoは人気の名前。アメリカやイギリスでは、LeonardよりLeonardoの綴りの方が人気。移民の影響でしょうか。
一方フランスでは、アクセント符号を付けたLéonardという名前が近年少しずつ人気が出ています。

英語圏外でLenという名前の人を見つけることはできませんでした。フランスには、地名に由来したと言われるLen de l’El(レンデレル?ランドレル?)というブドウがあるようですが、発見できたのはそれくらいです。

日本人のレンという名前を普通にローマ字表記するならRen.
Renという名前の外国人を見つけることはできませんでしたが、英語圏にはLenと呼ばれる人がいることがわかりました。

参考:
外務省公式 パスポートにおける非ヘボン式表記について
明治安田生命名前ランキング 2019
behind the name

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