ハナという名前が今女の子に大人気。
明治安田生命が2019年に発表した女の子の名前ランキング(*表記を無視した読み方のランキング)でハナの響きが3位に。
読み方のランキングが公表されるようになったのは2004年のこと。
実は2004年にも18位に入っていましたが、上がったり下がったりしつつ、2015年に遂に1位に。
その後は、2016年に1位、2017年に5位、2018年に3位と人気をキープし続けています。
明治安田生命の、表記のみを考慮した名前ランキングは、1912年(明治45年/大正元年)から公表されています。
カタカナ表記の“ハナ”という名前が名前ランキングに入ったのは1912年のことで、なんと3位でした。
ハナはリバイバルネームとでも言えましょうか。
すっかり人気が戻ってきました。
では、ハナという名前はなぜ人気が出たのでしょうか。
例えば、このような理由が考えられます。
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1.流行りの自然系だから。
今、花鳥風月系の名前が人気を博しています。
女の子の名前に使用される人気の漢字ランキングでは、奈が1位、花が2位、菜が3位、莉が4位、咲が9位になるなど、自然物を名前に取り入れることが人気です。
ハナの響きからは花を連想します。これが人気の秘密ではないでしょうか。
2.海外でも通じそうだから。
英語圏でのHannahという名前の発音はハァナとどこかハナに近いです。国や地域によっては、ハンナと聞こえますが、英語圏では概ね発音してもらいやすそうです。
国際化が進む昨今、外国人受けを気にする人や、あるいは多国籍の子供の名前としても人気があるのかもしれませんね。
なお、Hannahという名前には、ヘブライ語に由来し、恩寵の意味があります。北米でも人気のある名前です。
ハナを漢字にするならどのような字があるでしょう?
漢字一文字であれば、花、華、英、芭など。
花という字は、草冠と化けるの組み合わせで変化が著しい植物。植物のはな。
華という字は、葉が垂れた植物の形。華やか。すぐれたもの。
英という字は、中央がくぼんだようにまるい花。うるわしい。すぐれている。
芭という字は、草冠と巴(腹ばい)の組み合わせ。平らに咲く花。芭蕉。
では、どの表記が人気なのでしょう?
明治安田生命の名前ランキングによると、
花が14位、はな(ひらがな)が15位、華と花菜が98位。
シンプルな表記が人気のようです。
参考:発音ガイド FORVO、behind the name、明治安田生命、
「山田」という苗字を,「Yamada」ではなく「Jamada」と表記することはできますか?(外務省公式 Q&A)