かつて大輔という名前が大流行しました。
明治安田生命の名前ランキングの男の子の名前ランキングよると、1974年から1978年までの間は大輔が2位、1979年から1986年までは大輔が1位という驚異的な人気ぶりでした。
この世代にとても多い名前と言えます。
ところで、すけ が付く名前にどのような意味があるのでしょうか?
すけ【助】
1.仕事をたすけること。
2.すけ(次官)。
3.近世、風呂屋や回り髪結の助手。
4.応援のために出演すること。
5.人の盃の酒を手伝って飲むこと。
6.物がぐらつかないように下に敷き、または支えるもの。(広辞苑第五版より抜粋)
すけ【鮭】
鮭(さけ)や鱒(ます)の大きいもの。
(広辞苑第五版より抜粋)
すけ【次官】
(助の意)律令制の四等官の第2位。
(広辞苑第五版より抜粋)
すけ【典侍】
1.内侍司の次官。
2.上級の女官。(広辞苑第五版より抜粋)
律令制において、スケとは次官を意味する言葉。官司によって漢字表記が違います。
神祇官では“副”、省では“輔”、弾正台では“弼”、使では“次官”、職・坊では“亮”、寮では“助”、近衛では“中将・少将”、兵衛・衛門では“佐”、大宰府では“弐”、国では“介”、郡司では“少領”と書きました。
もともとは次官を意味することから、時代錯誤の声も。
あるいは、2番手、縁の下の力持ち。そんな意味合いでしょうか。リーダーになってほしいとか、何らかの分野で1番になって欲しいとかそのような願いがあるならば、スケは合わないかもしれません。
しかし、人の手助けをできる人にというような意味合いで名付ける人もいるようです。
明治安田生命では、2004年より、漢字表記を無視して読み方のみを考慮したランキングを50位まで発表するようになりました。
2019年の名前ランキングで50位以内に入った名前でスケが付く名前はソウスケだけでした。
近年、ソウが付く名前が大人気です。ソウタ、ソウ、ソウマなど。
ソウスケという名前の人気が出たのは、『崖の上のポニョ』も影響があるのかもしれません。
『崖の上のポニョ』は2008年に公開されたジブリ制作のアニメ映画で、主要キャラクターの名前が宗介(そうすけ)でした。
ソウスケ | |
年 | 順位 |
2009年 | 18位 |
2010年 | 16位 |
2011年 | 5位 |
2012年 | 10位 |
2013年 | 9位 |
2014年 | 18位 |
2015年 | 11位 |
2016年 | 5位 |
2017年 | 6位 |
2018年 | 10位 |
2019年 | 10位 |
スケが付く名前にどのような印象を抱きますか。
参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/