たまひよが、2020年(令和2年)の名前ランキングを発表!何が変わった?何も変わっていない?

今年もたまひよが名前ランキングを発表しました。

2020年1月1日より2020年9月29日生まれの赤ちゃんのお名前をまとめております。たまひよの商品やサービスをご利用のお客さまからお寄せいただいたお子さまのお名前を集計しております。集計にあたっては、お子さまのお名前の部分のみを統計的に使用しました。
調査母数197,940件(男の子99,073件、女の子98,867件)
同一の漢字の組み合わせで複数の読みがある場合、最も多い読みを紹介しています。
2020年11月4日発表

参考:https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/

例年、10月~12月辺りに生まれた子の名前は調査対象から外されています。9カ月も調査すればまあまあその年の傾向はわかるということなのでしょう。

名前ランキングは表記のみを考慮したランキングと、読み方のみを考慮したランキングが発表されています。

2020年の名前ランキングはまだ発表されていませんが、明治安田生命の名前ランキングでは、表記のみを考慮したランキングより、読み方のみを考慮したランキングの方が、占有率が高くなっています。2019年に発表されたランキングは、2019年に生まれた8455人の男の子が調査対象となりましたが、そのうち、読み方のみを考慮したランキングで1位のハルトは208人で、その占有率は2.46%でした。一方で、表記のみを考慮したランキングで1位の蓮は62人で、その占有率は0.73%人でした。

つまり、本当に多いのは読み方のランキングで上位の名前。

たまひよの名前ランキングでは、占有率が公表されていませんが、おそらくは同じように読み方で上位の名前が特に人気でしょう。

では、たまひよの名前ランキングはどのように変化したのでしょうか。

男の子の名前

男の子の読み方のランキングから。50位まで発表されています。

順位 名前 (2019年度の順位)
1位 はると (1位)
2位 そうた (2位)
3位 はるき (6位)
4位 みなと (3位)
5位 りく (5位)
6位 あおと (7位)
7位 ゆいと (9位)
8位 ゆうと (4位)
9位 あおい (13位)
10位 いつき (10位)

ハルトが1位。なんと12連続1位。
不動の人気。さらにハルキの人気も上昇。
また、昨年度19位だったハルは15位に、昨年度31位だったハルマは29位に上昇。
子供が集まる場でハルくーんと呼びかけたら、何人振り返るでしょう。

ソウタは変わらず2位。ソウマは12位、ソウスケは14位。
なんと、ソウタ、ソウマ、ソウスケの3つは昨年度からまったく順位が変わっていません。
ソウくんも人気の響きです。

昨年度7位だったアオトが6位、昨年度13位だったアオイが9位、昨年度59位だったアオが41位とアオが付く名前が人気上昇中。

その一方で人気に陰りが見えてきたのがユウト。ハルト、ソウタ、ユウトがトップ3に並ぶということがよくありましたが、ユウトは昨年度は4位、今年度は8位に。
そのほか、昨年度18位だったユウセイが20位に、昨年度24位だったユウマが26位に、昨年度36位だったユウキが42位にと少しずつ順位を下げています。
それでも50位以内に4つも入るのですからユウの響きが人気であることは間違いないでしょう。

また、ミナト、リク、ユイト、イツキは相変わらずの人気ぶり。

短い音の名前が人気で、13の名前が50位以内ににランクインしています。一方で4音の名前でランキング入りしたのは、3つだけでした。

名前の最後の音で、人気なのは、ト、次点でキ。

全般的に柔らかな響きが人気という印象を受けました。

では急激に順位が変わった名前はあるでしょうか。

急上昇した名前(昨年度⇒今年度)
◇ルイ 42位⇒30
◇レイ 47位⇒37
◇イオリ 59位⇒40
◇アオ 59位⇒41
◇カイリ 59位⇒46

短く、呼びやすい名前が人気。

急降下した名前(昨年度⇒今年度)
◇リツ 17位⇒32位
◇コウセイ 30位⇒45位
◇コウタ 37位⇒47位

コウが付く名前は順位が下がりました。
昨年度8位だったコウキは13位に、昨年度30位だったコウセイは45位に、昨年度37位だったコウタは47位に、昨年度53位だったコウは49位になりました。
コウだけは少し浮上しましたが、それ以外は順位が下がりました。しかし、50位以内4つも入っているということを考えると人気がなくなったとはいえないでしょう。

全般的に、それほど大きく変わったという印象ではありません。

女の子の名前

女の子の読み方のランキングから。50位まで発表されています。

順位 名前 (2019年度の順位)
1位 めい (1位)
2位 えま (4位)
3位 ゆい (5位)
4位 みお (3位)
5位 あおい (7位)
6位 ひまり (6位)
7位 つむぎ (14位)
8位 あかり (2位)
9位 ほのか (12位)
9位 いちか (11位)

メイが2年連続の1位に。

女の子の名前は大変にサイクルが早く、男の子の名前ランキングのように、不動の1位というような名前はありませんが、ユイという名前は長年人気です。2020年生まれの母親世代に当たる、20代30代の女性芸能人にも多いですよね。また、近年、アカリやメイも10位以内に入る常連の名前となっています。

メイ、エマ、ユイ、ミオと短く、呼びやすい名前が上位を独占しています。

男の子の名前ランキングで9位のアオイは女の子の名前ランキングで5位。どちらにも人気があることがわかります。

3音の名前では、アオイ、ツムギ、アカリ、ホノカ、イチカと、どこか和を感じる名前が人気。ヒマリはひだまりからとかひまわりからとか言われていますが、その由来はよくわかりません。

2音の名前では、海外でも発音してもらいやすいことを意識しているのではないかと言われるものもありますが、3音の名前でそういったものは50位のアンナくらいでしょうか。エリカ、アリサ、アイリなどは50位以内に入りませんでした。

2音の名前で海外でも発音してもらいやすいことを意識しているのではないかと言われるものは、メイ(1位)、エマ(2位)、サナ(12位)、ハナ(14位)、サラ(16位)、リン(20位)、ノア(38位)など。名付け親の意図はわかりませんし、実際に発音しやすいかどうかは別問題として。

ちなみに、コで終わる名前で50位以内に入ったものはリコのみで、15位でした。

名前の最後の音で、人気なのは、ナ、次点でカ。

では急激に順位が変わった名前はあるでしょうか。

急上昇した名前(昨年度⇒今年度)
◇エナ 42位⇒28
◇イト 52位⇒32
◇ノア 48位⇒38
◇ヒナノ 50位⇒40
◇ウタ 59位⇒44
◇ユズハ 78位⇒47

イトやウタなど和風な名前が人気上昇中。

急降下した名前(昨年度⇒今年度)
◇サクラ 9位⇒18位
◇ユウナ 33位⇒45位
◇マナ 37位⇒49位

サクラという名前の順位が少しずつ下がっています。ついに10位以内に入らなくなってしまいました。
あまりにも人気がありすぎ、避けるようになってしまったのでしょうか。

男の子に人気のハル、ユウの響きですが、女の子ではそれほどではないよう。
ユウが付く名前でランキング入りしたのは45位のユウナのみ、ハルが付く名前でランキング入りしたのは11位のコハルのみ。女の子の名前はユウちゃん、ハルちゃんのような状態ではありません。

しかし、ユが付く名前は人気なの、ユウちゃんと呼べば多くの子が振り返るかも?

女の子の名前ランキングも、全般的に、それほど大きく変わったという印象ではありません。

今の時代、元号が変わったからといってそう変わるものではないようですね。

参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/best100/index.html

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする