ロシアの名前ランキング 2017 トップ30 名前の意味 日本と共通している名前は?

女の子編

1位.スフィーア
София

アルファベットで表記するなら、Sofiya。

英語圏でいうSophia。

ギリシア語に由来する名前。意味は『知恵』

2015年4位、2016年2位。

2位.マリィヤ

Мария

アルファベットで表記するなら、Mariya。

英語圏でいうMariaやMarieなど。

ヘブライ語に由来する名前。意味は不詳。

一説には『海は過酷』、『反抗』、『子への願い』

新約聖書に登場する聖母マリアやマグダラのマリアなど。

記念日は多数。

2015年と2016年は1位。

3位.アンナ

Анна

アルファベットで表記するなら、Anna。

ヘブライ語に由来する名前。意味は『恩恵』『恵み』

新約聖書に登場する名前。

女性の預言者アンナ。また、聖アンナは聖母マリアの母。聖アンナは以下の守護聖人とされることも。
『馬術家』『馬丁』『不妊』『妊娠』『ケベック州』『ブルターニュ』

東方教会における預言者アンナの記念日は2月3日と2月16日。ローマカトリック教会における聖アンナの記念日は7月26日。

4位.アリィサ

Алиса

アルファベットで表記するなら、Alisa。

ゲルマン語に由来する名前。意味は『高貴』

Aliceの別表記。

5位.ヴィクトリーヤ

Виктория

アルファベットで表記するなら、Viktoriya。

ラテン語に由来する名前。意味は勝利。ローマ神話に登場する女神の名前から。

また、ヴィクトリアと呼ばれる聖人は複数存在する。

〇Victoria of Albitina
誕生したのは3世紀のころ。
ローマカトリック教会で崇敬されている。
記念日は、2月12日。

〇Victoria, Anatolia, and Audax
誕生したのは3世紀のころ。
ローマカトリック教会や東方教会で崇敬されている。
記念日は、7月10日。
また、イタリアの『Sant’Anatolia di Borgorose』や、『 Monteleone Sabino』の守護聖人とされることも。

6位.アナスタシヤ

Анастасия

アルファベットで表記するなら、Anastasiya。

ギリシア語に由来する名前で、意味は『復活』

アナスタシアと呼ばれる聖人は複数存在する。

〇Anastasia of Sirmium
日本では、大アナスタシアとも。
生まれたのは3世紀のころ。
ローマカトリック教会、東方教会、東方典礼カトリック教会、コプト正教会で崇敬されている。
記念日は、ローマカトリック教会では12月25日、東方教会では12月22日。

また、以下の守護聖人とされることも。
『殉教者』、『織工』、『未亡人』、『毒で苦しんでいる人』

〇Anastasia the Patrician
生まれたのは6世紀のころ。
ローマカトリック教会、東方教会、東方典礼カトリック教会、コプト正教会などで崇敬されている。
記念日は、3月10日。

7位.ポリーナ

Полина

アルファベットで表記するなら、Polina。

一説には、Paulの女性版。あるいは、Apollinarisの女性版・Apollinariyaの略とも。

Paulはラテン語に由来する名前。意味は『小さい』『謙虚』
新約聖書に登場する名前。日本では聖パウロと呼ばれることが多い。

聖パウロは以下の守護聖人とされることも。
『マルタ』、『ローマ』、『ロンドン』カトリック教会での記念日は6月29日。
東方教会での記憶日は7月12日

Apollinarisとは、アポロ/アポロンから来た名前。アポロ/アポロンは、ローマ神話における太陽神。語源は不詳。

フィギュアスケート選手のポリーナ・スルツカヤ選手や、バレリーナのポリーナ・セミオノワなどが有名。

8位.アレクサンドラ

Александра

アルファベットで表記するなら、Aleksandra。

ギリシア語に由来する名前。意味は『守護する男』

Alexanderの女性版のロシア表記。

ギリシャ神話に登場する女神・ヘーラーの称号の一つ。

また、聖人の名前でもある。

〇Alexandra of Rome
誕生したのは3世紀のころ。
記念日は4月23日。

9位.エリザベタ

Елизавета

アルファベットで表記するなら、Yelizaveta。
ヘブライ語に由来する名前。意味は『神』+『誓い』

英語圏でいうElizabeth/Elisabeth

旧約聖書に登場するエリシェバが由来と言われている。

また、新約聖書に登場する女性の名前でもある。洗礼者ヨハネの母。
洗礼者ヨハネの母はキリスト教における聖人の一人。
ローマカトリック教会、東方典礼カトリック教会、東方教会、東方諸教会、聖公会などで信仰されている。
記念日は、ローマカトリック教会では11月5日、東方教会や聖公会では9月5日。
『妊娠中の女性』の守護聖人とされることも。

なお、エリザベスという名前の聖人は複数存在する。

10位.バルバラ

Варвара

アルファベットで表記するなら、Varvara。

ギリシア語に由来する名前。意味は『外国の』

英語圏でいうBarbara。

聖人の名前でもある。

日本では、聖バルバラと呼ばれることが多い。
東方教会で崇敬されている。
記念日は、12月4日。
以下の守護聖人とされることも。
『武具師』、『建築家』、『砲兵』、『消防士』、『数学者』、『鉱夫』、『トンネル作業員』、『ケミカルエンジニア』、『囚人』

11位.エカチェリーナ

Екатерина

アルファベットで表記するなら、Yekaterina。

ギリシア語に由来する名前。意味は不詳。一説には、ギリシア神話に登場する女神ヘカテから。あるいは『拷問』『苦痛』から。

また、コプト語に由来し、『あなたの名に捧ぐ』という説も。

英語圏でいうKatherine/Catherineなど(綴りは種類豊富)

この名前の聖人は複数存在する。

そのうちの一人が、Catherine of Alexandria
生まれたのは3世紀のころ。
ローマカトリック教会、東方典礼カトリック教会、東方教会、聖公会などで信仰されている。
東方教会の記念日は12月7日。※東方教会では修正ユリウス暦を使用する教会もあり、その場合は11月24日か25日。
ローマカトリック教会では、11月25日。

以下の守護聖人とされることも。
『未婚の女性』、『謝罪する人』、『車輪を扱う職人』、『記録を保管する人』、『死を間近にした人』、『教育者』、『女の子』、『鍛冶屋』、『弁護士』、『司書』、『図書館』、『乙女』、『職人』、『製粉業者』、『帽子を作る業者』、『看護師』、『哲学者』、『伝道者』、『学者』、『学校に通う子供』、『ジャーナリスト』、『秘書』、『縫製職人』、『速記者』、『学生』、『なめし皮業者』、『神学者』、『オヴィエド大学』、『パリ大学』、『服飾小売業』、『車大工』、
□場所
〇オランダ
『Aalsum』
〇マルタ共和国
『Żejtun』、『Żurrieq』
〇フィリピン
『Pagbilao』、『Quezon』、『Carcar City(セブ島)』、『Porac』、『Pampanga』、『Arayat』、『Santa Catalina』、『Negros Oriental』、『Santa Catalina』、『Ilocos Sur)』、『Tayum』、『Abra』、『Diocese of Dumaguete』、『聖トマス大学』
〇ギリシャ
『Katerini』
〇イギリス
『ベリオールカレッジ』オックスフォード
〇カナダ
『マッセーカレッジ』
〇スペイン
『オヴィエド大学』
〇フランス
『パリ大学』

12位.ダルヤ

Дарья

アルファベットで表記するなら、Darya。

1.ペルシャ語に由来するギリシア語の名前から。意味は『所有する』+『善』
2.ペルシャ語に由来する名前。意味は『海』、『大洋』

イタリアや英語圏でいうDariaのロシア版。

聖人の名前でもある。

〇Chrysanthus and Daria
誕生したのは3世紀ころ。
ローマカトリック教会、東方教会、東方諸教会などで信仰されている。
西方教会での記念日は、10月25日。東方教会での記念日は、3月19日。

13位.クセニヤ

Ксения

アルファベットで表記するなら、Kseniya。

ギリシア語に由来する名前。意味は『おもてなし』

もとの形はXeniaで、この名前の聖人が複数存在する。

そのうちの2人。

〇Xenia the Righteous of Rome
生まれたのは5世紀ころ。ローマの人。
東方教会で崇敬されている。
記念日は1月24日。あるいは2月6日。

〇Xenia of Saint Petersburg
生まれたのは18世紀のころ。ロシアの人。
東方教会で崇敬されている。
記念日は1月24日。あるいは2月6日。
また、『サンクトペテルブルク』の守護聖人とされることも。

14位.イェヴァ

Ева

アルファベットで表記するなら、Yeva。

ヘブライ語に由来する名前。意味は『命』あるいは『呼吸する』

旧約聖書に登場する人物の名前。聖書によると、人類最初の女性の名前。

英語圏でいうEveのロシア版。

15位.アリーナ

Арина

アルファベットで表記するなら、Arina。

ギリシア語に由来する名前。意味は『平和』

ギリシア神話に登場する平和を司る女神の名前。日本では、エイレーネーとかエイレネなどと記されることが多い。

Ireneのロシア版。

この名前の聖人は複数存在する。

そのうちの1人。

〇Irene of Hungary
生まれたのは12世紀のころ。
東方教会で崇敬されている。
ハンガリーのエステルゴム出身。
皇帝ヨハネス2世コムネノスの皇后。本名はピロシュカで、結婚とともにギリシャ風に名前が改められた。
記念日は8月13日。

16位.ヴェロニカ

Вероника

アルファベットで表記するなら、Veronika。

ギリシア語に由来する名前。意味は『勝利』+『もたらす』

英語圏でいうVeronica。

この名前の聖人は複数存在する。

そのうちの一人が、聖ヴェロニカ。
“聖顔布”の伝承が有名。

カトリック教会、東方教会、聖公会で崇敬されている。
記念日は、7月12日。

以下の守護聖人とされることも。
『クリーニング屋』、『絵』、『写真』、『動画』、『カメラマン』

17位.ヴァシリサ

Василиса

アルファベットで表記するなら、Vasilisa。

ギリシア語に由来する名前。意味は『王』

18位.ミラーナ

Милана

アルファベットで表記するなら、Milana

スラヴ語に由来する名前。意味は『慈悲深い』『親愛なる』

19位.ヴァレリヤ

Валерия

アルファベットで表記するなら、Valeriya。

ラテン語に由来する名前。意味は『強いこと』

20位.ウルヤナ

Ульяна

アルファベットで表記するなら、Ulyana。

Julian(男性名)→Juliana(女性名化)→Ulyana(ロシア表記)

ギリシア語に由来するローマの姓から。意味は、ヒゲ。

あるいは、ローマ神話に登場する神・ユーピテル(ジュピター)からとも。

※聖人の名前。

ニコメディアのジュリアナは、3世紀ころの人。古代トルコの都市・ニコメディア出身。
ローマカトリック教会、東方教会、東方諸教会で崇敬されている、

記念日は、ローマカトリック教会では、2月16日。東方教会では、12月21日。
『病気』の守護聖人とされることも。

21位.キィラ

Кира

アルファベットで表記するなら、Kira。

一説には、ペルシャ語に由来するギリシャ語の名前。意味は『遠めの利く』『若い』。さらに、ギリシャ語の『君主』の意味が付加されているという説も。

22位.タイーシヤ

Таисия

アルファベットで表記するなら、Taisiya。

語源は不詳。一説にはThaïsのロシア系。Thaïsは、ギリシア語に由来する名前。意味は『包帯』

マスネのオペラ『タイス(Thaïs)』が有名。タイスの瞑想曲。

23位.ヴェァラ

Вера

アルファベットで表記するなら、Vera。

ロシア語で『信仰』

あるいはラテン語で『本当の』

24位.マルガリータ

Маргарита

アルファベットで表記するなら、Margarita。

ギリシア語で『真珠』

元をたどればヘブライ語に行き着くという説も。

あるいはスペイン語で、『マーガレット(花の名前)』

この名前を持つ聖人は複数。

その中の一人が、アンティオキアのマルガリタ。
3世紀の終わりころの生まれ。

ローマカトリック教会、聖公会、コプト正教会、東方教会、西方奉神礼正教から崇敬がある。
東方教会では、聖マリナと呼称されることが多い。
記念日は7月20日。

25位.アルヨーナ

Алёна

アルファベットで表記するなら、Alyona。

Ellen(Helen)の愛称。ギリシア語に由来する名前。意味は『松明』、『セントエルモの火』。あるいは、Seleneから『月』。

英語圏でいうHelenやHelenaのロシア版と言われている。

聖ヘレナと呼ばれる聖人が存在する。

4世紀に生まれた人物で、ローマカトリック教会、聖公会、東方教会、東方諸教会などで崇敬されている。

記念日は、ローマカトリック教会では8月18日、東方教会や聖公会では8月21日。

26位.ミルスラヴァ

Мирослава

アルファベットで表記するなら、Miroslava。

スラヴ語に由来する名前。意味は『平和』『世界』+『栄光』

27位.アリーナ

Алина

アルファベットで表記するなら、Alina。

ゲルマン語で『高貴』

Aliceの別表記。

28位.クリスティーナ

Кристина

アルファベットで表記するなら、Kristina

ギリシア語に由来する名前で、意味は『クリスチャン』、『聖油で清めること』

聖クリスティーナと呼ばれる人は複数存在する。

そのうちの一人が、ボルセーナのクリスティーナ。

生まれたのは3世紀のころ。出身地は現在のイラン/イラク/レバノン周辺。
亡くなった地である、イタリアのボルセーナなどで尊敬を集めていた。
現在は、東方教会や、ローマカトリック教会で崇敬されている聖人。
記念日は7月24日。

29位.アミナ

Амина

アルファベットで表記するなら、Amina。

一説には、アラビア語から派生した名前で、意味は『安心』
イスラム教の開祖で預言者・ムハンマドの母の名前が、Amina

また、別の説では、元の形は男性名のAmin。意味は、アラビア語で『真実』
Aminは、イスラム帝国の2代目王朝・アッバース朝の6代目カリフの名前。الامين محمد(al-Amīn Muḥammad)。

30位.オルガ

Ольга

アルファベットで表記するなら、Olga。

北欧の古い名前から。意味は『聖なる』『祝福された』

この名前の聖人が存在している。

キエフのオルガ。洗礼名はHelena。
誕生したのは10世紀のころ。
かつて存在したキエフ大公国の大公妃。
ローマカトリック教会、東方教会、ギリシャ正教会などで崇敬されている。
記念日は7月11日。


なんと、アルファベットで見ると、50位まで全てaで終わる名前なんです。キリル文字で見るとаかяのどちらか。

Ilya、Nikitaなど、男性でもaで終わる人気の名前がありますが、女性はとにかくaで終わる名前が人気と言えそうです。

発音はカタカナに直すのが難しかったこともあり、参考までに。

発音について⇒forvo

参考:
behind the name(英語)

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