【名付け】まほ / マホ とはどういう意味のある言葉?

まほ という名前の人がいますが、どのような印象がありますか。

そもそも、まほとはどのような意味のある言葉なのでしょうか。

調べてみました。

まほ【真帆】

帆を正面に向け、その前面に追風を受けて走ること。順風にかけた帆。

(広辞苑第五版より抜粋)

まほ【真秀・真面】
(マは接頭語。ホは抜きんでたものの意)

1.よく整っていること。完全なさま。
2.正面から十分に見きわめること。真正面。
3.まじめ。ほんとう。
4.直接。

(広辞苑第五版より抜粋)

真帆ならば、順風満帆を連想させます。

真帆という名前の有名人に、

〇とよた 真帆(とよた まほ)・・・1967年生まれ。女優。
〇石垣 真帆(いしがき まほ)・・・1975年生まれ。気象予報士。
〇桑子 真帆(くわこ まほ)・・・1987年生まれ。NHKのアナウンサー。
〇山口 真帆(やまぐち まほ)・・・1995年生まれ。女性アイドルグループ・NGT48の元メンバー。
〇真田 真帆(さなだ まほ)・・・1998年生まれ。アイドルユニット「カメトレ」の元メンバー。
〇若林 真帆(わかばやし まほ)・・・2004年生まれ。ファッションモデル。

など。


真秀ならば、完全の意味。

まほろば のまほですね。

まほろば

⇒「まほら」に同じ。
(広辞苑第五版より抜粋)

まほら

(マホ(真秀)に、漠然と場所を示す意の接尾語ラの付いたもの)すぐれたよい所・国。まほらま。まほらば。まほろば。
(広辞苑第五版より抜粋)

真秀といえば、作家の吉本ばななさんの本名が、真秀子(まほこ)であると言われています。


まほ という名前について、ローマ字表記が間抜け、音がはっきりしないという声もあります。Mahoと綴るからでしょうか。Mが抜けてアホには聞こえないと思いますが、ホの音は、はっきりと発音しにくいかもしれません。でも、どの世代にもいる、意味の良い名前と思います。

この名前は人気があるのでしょうか。

明治安田生命の名前ランキングで、真帆は何度かランキング入りしたことがあります。

真帆
順位(女の子)
2004年 43位
2006年 74位
2008年 98位
2014年 61位
2016年 97位

上位ではないものの、女の子の名前ランキングで時折ランキング入りしています。

あまり上位になってしまうと、その世代の印象が付いて、流行が過ぎたときに、古めかしくなってしまうこともあります。このくらいの順位だと、古くもなく、新しくもなく、ちょうどよいのではないでしょうか。

ちなみに、明治安田生命の名前ランキングでは、大正時代から、10位以内に入る名前が公表されてきました。そして、2004年からは、100位以内に入る名前が公表されるようになりました。

また、2004年からは、読み方のみを考慮した名前ランキングも50位以内まで発表されるようになりました。マホの響きは一度もランキング入りしたことはありません。


まほ には違う字が当てられることがあります。

マと読む字

2019年に発表された、明治安田生命の女の子に使用される人気の漢字ランキングに入った字で、マと読める字は、茉(20位)。
*25位まで発表されています。

音読みでマと読む字


総画:11画
音読み:マ

あさ。草の名。
ごま。胡麻。
しびれる。こすったあとのように感覚がなくなったさま。麻痺。麻薬。


総画:16画
音読み:マ

玉や石をみがく。
技術や学問をみがく


総画:8画
音読み:マツ

茉莉花とは、モクセイ科の常緑小低木。ジャスミンの一種。

音読みの茉(マツ)からマと読ませることがあります。

訓読みでまと読む字

真・眞
総画:【真】10画 【眞】10画

まこと。完全で充実した状態。

*真も旧字体の眞も名前に使うことができる字。


総画:15画
訓読み:まう、まい

まう。手足を動かして神の恵みを求める。舞踏。
心をはずませる。鼓舞。
むやみにでたらめなことをする。舞文。

人名において、舞う(まう)からまと読むことがあります。

ホと読む字

たくさんありますが、名前によく使われる字を挙げます。

音読みでホと読む字


総画:5画
音読み:フ、ホ

ぬの。
しく。平らに並べる。広く行き渡らせる。公布。


総画:7画
音読み:ホ、フ

苗を育てる平らな畑。
男性の長老。年長の男を呼ぶとき、その名につけることば。
はじめ。


総画:8画
音読み:ホ

あるく。


総画:8画
音読み:ホウ、ホ

たから。たいせつに保存する珍しい物。


総画:9画
音読み:ホ

たもつ。外を取り巻いて、中の物をたいせつに守る。
外から守って安全を維持する。
責任をもって請けあう。保証。担保。


総画:10画
音読み:ホ、ボウ、ム、モ

うね。田畑のうね。


総画:11画
音読み:ホク、ボク、ハイ、バイ、フウ、ブ、ボ、ホ、ブ

根のふくれた草の名。
香草の名。

菩薩の菩。


総画:12画
音読み:フ、ホ

すみずみまで広く行き渡る。普及。
あまねし。ひろく全部に行き渡っている。


総画:12画
音読み:ホ、ブ

葡萄(ブドウ)や葡萄牙(ポルトガル)の葡。


総画:14画
音読み:ホ、フ、ブ

そえぎ。車を補強するそえぎ。
たすける。


総画:19画
音読み:フ、ホ

物事を系統だてて書き記したもの。
音楽で、、節や調子を符号で書いたもの。

訓読みでほと読む字


総画:4画
訓読み:ひ、ほ、か

ひ。


総画:6画
訓読み:ほ

風をはらんで舟を進めるもの。また、そのための布やむしろ。
ほをかけて走る。

穂・穗
総画:【穂】15画 【穗】17画
訓読み:ほ

ほ。穀物の茎の先が細かくわかれて実をつけ、ほうきのような形をした部分。

*穂も旧字体の穗も名前に使うことができる字。

その他

名乗り読みで、ホと読む字


総画:7画
名付け:ほ

すらりと高く穂や花になる芽がでる。また、すらりとぬきんでた穗。
ひいでる。すらりと高く出る。

一部敬称略。
参考:広辞苑第五版、漢字源、https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html

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