【名付け】あや / アヤ と読む字で人気の字はどれ?

アヤと読む字はたくさんありますが、人気の字はどれでしょうか。

そもそもアヤの響きは人気があるのでしょうか。

明治安田生命の名前ランキングでは、漢字表記を考慮せず、読み方のみを考慮したランキングを50位まで発表しています。

2020年に発表された明治安田生命の名前ランキングでは、2020年生まれの8825人の女の子が調査対象となりました。

女の子の読み方のみを考慮したランキングで1位のミオは112人で占有率は1.17%、表記のみを考慮したランキングで1位の陽葵は47人で占有率は0.53%でした。

つまり、読み方のみを考慮したランキングで上位の名前の方が占める人数が圧倒的に多いということです。

では、アヤが付く名前はどうでしょうか。

かつては必ずランキング入りしていたのですが、近年はランキング入りしなくなりました。

2020年の女の子の読み方のランキングでは50位以内にアヤが付く名前は一つも入りませんでした。

では、アヤが付く名前は人気がないのか?といえばそんなこともありません。

2020年の男の子の読み方のランキングで、アヤトが22位でした。近年、アヤトの順位は少しずつ上がってきています。

令和生まれにとっては、アヤちゃんよりアヤくんなのかもしれません。

アヤト
順位(男の子)
2014年 38位
2016年 40位
2017年 27位
2018年 33位
2019年 31位
2020年 22位

また、名前に使われる人気の漢字ランキングも発表されています。

女の子の名前に使用される人気の漢字ランキングで、アヤと読む可能性が高い字はのみで、13位です。男の子の名前ランキングでは見つけられませんでした。

では、アヤと読む可能性がある名前ではどのようなものが人気なのでしょうか。2020年の女の子の漢字表記のみを考慮したランキングから探してみました。

順位(女の子) 名前
32位 彩葉
59位 綾乃
70位 文乃
86位 彩心

読み方は考慮されていないランキングであること、法律上、名前の読み方に制限がないため、どのように読むことが主流なのかは不明です。

例えば、彩葉は、彩り(いろどり)からイロハと読むケースがあります。イロハは読み方のランキングで16位なので、読み方のランキングで50位以内に入っていないアヤハよりは、イロハと読む可能性が高いかもしれません。

また、文乃は女優の木村文乃さんのようにフミノと読むケースがあります。アヤもフミも読み方のランキングに載っていないのでどちらが人気かわかりません。近年、木村文乃さんや二階堂ふみさんが大活躍しているので、フミノの可能性が高いかもしれません。

彩心については何と読むのでしょうね。近年は心の字が大人気。心の名乗り読みであるミや、訓読みであるココロからコやココと読むことがあるので、アヤミやアヤコ、あるいは彩のアから、アコなどと読むのでしょうか。

綾乃はアヤノと読む可能性が高そうです。

では、男の子の名前ランキングではどうでしょう。

順位(男の子) 名前
27位 絢斗
86位 綾人

絢斗はケント、綾人はリョウトなどと読む可能性もあります。ただし、ケントは読み方のランキングで50位以内に入っておらず、アヤトは22位なので、アヤトの方が可能性が高いかもしれません。

こうしてみると、アヤと読む字で本当に人気なのは絢か綾なのかもしれませんね。

では、アヤと読む字にはどのような意味があるのでしょうか。

アヤと読む字は訓読みないし、名乗り読みです。


総画:11画

1.いろどる。
2.色をとりあわせたさま。
3.いろどり。

(漢字源より抜粋)

いろどりという意味のある字。カラフルなイメージが人気の理由かもしれません。


総画:14画

あや。浮き出た感じに模様を織り込んだ薄い絹布。

(漢字源より抜粋)

薄い絹布という意味のある字。
女性らしいたおやかさからか人気のある字ですが、綾人が男の子の名前ランキングに入っています。


総画:12画

あや。色糸をめぐらしてとりまいた模様。

(漢字源より抜粋)

豪華絢爛の絢。
華やかな印象のある字。


総画:4画

1.あや。きれいな模様。また、外面のかざり。
2.きれいにかざったさま。外面の美しさ。
3.かざる。表面をかざる。また、うわべを繕う。
4.もじ。
5.ふみ。文字で書いた文章や手紙。
6.武に対して文といい、文化や教養・学芸など。転じて、荒々しくなく、おだやかなさま。
7.たくみ。じょうずにうまくかざってあるさま。

(漢字源より抜粋)

言葉は身の文(あや)といいます。


総画:11画

1.宝石の模様のすじめ。
2.ことわり。物事の筋道。
3.ことわり。理屈
4.きめ。
5.おさめる

(漢字源より抜粋)

筋道の整ったという意味のある字。
名乗り読みとしてアヤと読みますが、リと読まれがちかもしれません。

礼・禮
総画:【礼】5画 【禮】18画

あや。形よくととのえた作法。儀式。

礼も旧字体の禮も名前に使うことができる字。

(漢字源より抜粋)

秋篠宮文仁親王の称号が礼宮(あやのみや)であったことから一気に人気が出たともいわれています。
ただし、成人してからは秋篠宮の宮号となり、礼宮であったことを知らない人や、礼でアヤと読めない人が増えたとも。


また、漢字二文字でアヤと読むケースもあります。

アと読む字


亜・亞
総画:【亜】7画【亞】8画

1.つぐ。表面に出ずに下になる。
2.主たるものの下になり、それにつぐ地位にある。第二位である。亜流。

(漢字源より抜粋)

亜も亞も名前に使うことができる字。
当て字に用いられることが多い字です。亜細亜(アジア)、亜米利加(アメリカ)、亜剌比亜(アラビア)など。


総画:8画

1.おか。
2.くま。山阿。
3.かぎ形に曲がったもの。
4.おもねる。へつらう。

(漢字源より抜粋)

おかやくまの意味があることからか、阿寒湖(あかんこ)、阿蘇(あそ)など地名でもよく見かける字。
阿弥陀(あみだ)、阿闍梨(あじゃり)、阿修羅(あしゅら)、阿羅漢(あらかん)など仏教用語の当て字によく用いられるので、組み合わせに注意が必要な字です。

音読みでヤと読む字



総画:9画

か。や。

(漢字源より抜粋)

音読みでヤ。
助辞として使われる字。
もともとは邪の異体字であると言われています。
邪馬台国を耶馬台国と書くことがあるのはそのせいでしょうか。


総画:3画

1.なり。
2.や。

(漢字源より抜粋)

音読みでヤ。
助辞として使われる字。
もともとはさそりを描いた字であると言われていますが、現代ではその意味で使われることはありません。


総画:8画

よる。昼間をはさんで両わきにある暗い時間。

(漢字源より抜粋)

音読みでヤ。
暗い印象があります。


総画:13画

やし。木の名。熱帯に産するやし科の常緑高木。

(漢字源より抜粋)

音読みでヤ。植物のヤシ。


総画:11画

1.の。ひろくのびた大地。
2.朝廷に対して、民間のこと。
4.そぼくで洗練されていない。

(漢字源より抜粋)

音読みでヤと読む字。広野/荒野のヤ。
のびのびした印象もあれば、野性など粗暴な印象もある字です。

訓読みでやと読む字



総画:4画

直線をなしたや。
まっすぐ直進すること。

(漢字源より抜粋)

訓読みで、やと読む字。
武器の矢。

弥・彌
総画:【弥】8画【彌】17画

わたる。
あまねし。広く端までいきわたっている。

(漢字源より抜粋)

訓読みで、やと読む字。
ちなみに音読みは、ミ。
弥も彌も名前に使うことができる字。


総画:9画

1.かな。
2.や。か。
4.はじめて。やっと。

(漢字源より抜粋)

訓読みで、やと読む字。
助辞として使われることが多い字。
副詞として、はじめて、やっとの意味も。

参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html

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