親と同じ字を子の名前に使うと、親を超えられないという迷信があるみたいです。
科学的根拠はもちろんありません。
そもそも親を超えた超えられないって何基準なんでしょうね?
年収?人柄?寿命?それとも・・・?
親と同じ職業に就いていれば比べようがあるかもしれません。
ただ、例えば、父親が周囲から尊敬される外科医で、息子が内閣総理大臣になったら?
どっちが上でどっちが下でしょう。
今や、子が親の職を引き継ぐのが当たり前という時代ではありませんから(一部の家ではまだそうですが)、なかなか親と子のどちらが優れているのかなんて比べられなくなっています。
おそらく日本でもっとも有名な一族は、かなり長い間、同じ字を使っていますが、もし同じ字を使うと、親を超えられないのだとしたら、大変なことです・・・。
古来から、通字と言って、公家や武家の名家では特定の漢字を世襲するというのはよくあることでしたし、そういった家では、女性は一概に子で終わる名前にしていることも多々ありました。
昭和の時代なら、一般家庭でも祖母・母・娘と全員が子で終わるというケースも珍しくはありませんでしたね。
でもだからって何か不具合があるような気はしません。そんなに気にすることはない迷信なんじゃないかと思います。
ただ、名前の最初の文字をお揃いにしてしまうとウッカリ書き間違えてしまいそうです。
結果的にたまたま親と被る名前になったとか、代々世襲している字を子にも付けたいというのはわかるのですが、親である自分の名前の字を子に付けたいから、そこから考えるという人に対しては、よっぽどの自信家なのかなあと思ってしまったり・・・。