明治安田生命より2019年の赤ちゃんの名前ランキングが発表されました。
読み方のランキングは、このようになっています。
2019年の名前ランキング
男の子
1位.ハルト、2位.ユウト、3位.ミナト、4位.ユウト、5位.リク、6位.ハルキ、7位.コウキ、8位.イツキ、9位.カイト、10位.ソウスケ
女の子
1位.メイ、2位.ヒマリ、3位.ハナ、4位.リン、5位.サクラ、6位.コハル、7位.アカリ、8位.ユイ、9位.ミオ、イチカ
古風回帰?
あまり変わっていないように見えて、古風回帰しているのではないかと言われています。大正時代の名前ランキングに入っていたハナが3位にランクインしているほどです。
昔の一般女性の名前といえば2音が多かったようです。
もともと子が付く名前は、皇族をはじめとする高貴な女性に限られていましたが、それを一般の人も真似て名付けるようになり、一大ブームとなったのは大正あたりからです。
一般の女性の名前に子を付けることがブームになる前までは、2音の名前に、おはなちゃんのようにオを付けて呼ぶことが少なくなかったのですが、2019年の女の子の赤ちゃんの名前ランキングでは、お~さん、お~ちゃんなどと呼んで違和感のない2音の名前がいくつもランクインしています。
たとえば、ハナ(3位)、リン(4位)、ユイ(8位)、サナ(14位)、ハル(29位)、サキ(33位)、ウタ(42位)、スズ(43位)、イト(48位)など。
中でも、ウタとイトがランキング入りするのは今年が初めてです。
また、男の子の名前でも、短い名前がブーム。
リク(5位)、レン(15位)、ハル(12位)、リツ(18位)、ソラ(29位)、コウ(33位)、リョウ(36位)、レオ(38位)、レイ(42位)、ルイ・サク・ユウ・ソウ(同列46位)など
かつては、2音の名前の多くは女性のものでした。
大石りく、平塚明(ひらつか・はる(平塚らいてうの本名))、正岡律(まさおか・りつ)、楢崎龍(ならさき・りょう)、千葉佐那(ちば・さな)など。
画号としては松尾芭蕉の弟子に河合曾良(かわい・そら)がいましたが。
子が付く名前が一大ブームとなった時代には、2音の名前が古臭いと敬遠され、通称名として子を付ける人までいたといいます。
しかし、数十年あまり名付けられない時期があったことで、イメージが刷新されたようです。身近な存在である祖父母や親世代に流行した名前というのはどうしてもそのイメージが付きまといます。でも、ハルやハナが人気を博したのは大正の時代。令和の時代に子を産む母親からみて、祖母というより、もう曾祖母世代ではないでしょうか?こうした名前の人物と関わりがなければ、昔の名前という認識もないのかもしれません。
一周周って新しいという見方をされたり、あるいは男児の名前と変化したりして、また愛されるようになったようです。
苗字との相性は?
参考:https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.html