かおりという名前。旧仮名遣いは“かをり”?“かほり”?

かおりという名前の表記ですが、現代仮名遣いで“かおり”と書く人もいれば、旧仮名遣いで“かをり”と書く人もいるし、“かほり”と書く人もいます。

“かをり”と“かほり”どちらが正しいのでしょう?

古語辞典によるとこうです。

かをり【香り・薫り】
(名詞)
〔四段動詞「かをる」の連用形の名詞化〕
1.良い匂い。
2.(顔の)つややかな美しさ。美しい色つや。
(全訳古語辞典 第三版より抜粋)

“かほり”は載っていませんでした。

しかし、日本語に表記揺れはよくあること。

神様の名前の漢字表記はもうまるで統一されていませんし。

この“かほり”の表記も平安時代から見られるようです。

“かをり”と“にほひ”が一緒になってしまったのでしょうか?

“かをり”と“にほひ”の意味合いは似ていますが、“かをり”は“香”の美しさに重点がおかれ、“にほひ”は“色”の美しさに重点がおかれる言葉です。

一応、近年の辞書では“かをり”で統一されているので、“かをり”とするのが無難なのでしょう。

かをりという名前の有名人には、眞鍋かをり(まなべ・かをり)さんがいますね。

フィクションの世界では、新川直司さんによる漫画『四月は君の嘘』にヴァイオリニストの宮園かをり(みやぞの・かをり)が登場します。アニメ化や実写映画化もなされ、アニメでは種田梨沙さんが声を担当し、実写映画では広瀬すずさんが演じました。

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