優という字は人に憂と書きます。
なぜ、これですぐれるとか、やさしいとかいう意味になったのでしょうか?
優
総画:17画
音読み:ユウ、訓読み:やさ(しい)、すぐ(れる)
《名付け》
かつ、ひろ、まさ、まさる、ゆたか《意味》
1.{名詞}しなやかなしぐさをする人。
2.(ユウなり)(イウなり){形容詞}やさしい。しなやかなさま。
3.(ユウなり)(イウなり){形容詞}すぐれる。美しくひいでているさま。
4.(ユウなり)(イウなり){形容詞}ゆたか。ゆったりとしていてがさつかないさま。《解字》
会意兼形声文字。憂の原字は、人が静々としなやかなしぐさをするさまを描いた象形文字。憂は、それに心を添えた会意文字で、心が沈んだしなやかな姿を示す。優は「人+音符(憂を)」でしなやかにゆるゆるとふるまう俳優の姿。(漢字源より抜粋)
しなやかなしぐさをする人を描いた、心が沈んだ様子、から、落ち着いていてしなやか、美しいとなったのでしょうか?
ネット上では、憂の字が一つ目小僧みたいという意見も。
↑似てる?
17画と画数が多く、おまけに2画しかない人偏と15画もある憂が並びあっているので、手書きだと、人偏の2画目の縦棒の長さが何だか足りなかったり、憂の書き方がハチャメチャだったりで、結構書くのが大変な字なのかなあという印象です。