天賦(てんぷ)の才とは、生まれつきの才能や性質を意味する言葉。
では、天賦の才、生まれつきの才能を意味する字とは?
それは・・・
稟という字です。
稟
総画:13画
音読み:ヒン、リン 訓読み:うける、さずかる、さずける、もうす、こめぐら《意味》
一1.{名詞}俸給としてもらう穀物
2.{動詞}うける。さずかる。
3.{動詞}さずける。上のものが下の者へあたえる。
4.{名詞}天からさずかった性質。
5.{動詞}もうす
二{名詞}こめぐら。穀物を入れるくら。《解字》
会意。「禾(穀物)+屋根付きのまるいこめぐらのかたち」。収納した作物をあらわす。転じて、食糧のこと。(漢字源より抜粋)
食料→俸給→授かるという意味へと発展したようです。
この字の音読みはヒンとリン。
よく議論になるのが、稟議の読み方。もともとはヒンギと読んでいたのですが、リンギと読まれることが増えました。現代では、どちらで読んでも間違いとまでは言えないようです。
この字は常用漢字ではありません。2004年に人名用漢字に追加されました。