梅雨といえば、カビ。
ということで、NHKの「あさイチ」ではカビの特集をしていました。
体にもカビは生えます。
夏場の背中の赤いブツブツは、カビが原因という可能性もあります。
また、カビの一種である白癬菌は、一般的に水虫と呼ばれています。
とにかく、清潔に保つこと。汗をかいたら着替える、毎日お風呂に入るなど、非常に基本的なことが大事だと言っていました。
白癬菌は、洗濯し、日光に晒すことができます。また、こまめに掃除機をかけることで白癬菌を吸い取ることができます。
そこで気になったのが、こんな質問。
足が洗えないときに、水虫の場合、除菌シートは効果がありますか?
番組内では、水虫に効果のあるシートを使うようにと言っていましたが、一般的な市販の除菌シートの多くは、それほどの威力はありません・・・。
威力がないわけではないのですが、弱めです。
カビに対抗できるのは強力な塩素系成分。
たとえば、次亜塩素酸ナトリウム。
次亜塩素酸ナトリウムの除菌シートとして、次亜シートが見つかりましたが、医療用で、一般的に購入できる商品は、見つけることができませんでした。
一方で、次亜塩素酸ナトリウム入りの除菌スプレーは見つかりました。
チャーミストと言って、80ml、300ml、業務用の4Lなど容量を選ぶことができます。
とはいえ、殺菌効果が高いものの、カビに侵された皮膚というのは非常に弱っているので、水虫と思われる、異常のある肌にはあまり使わない方が良いと思います。
ボロボロになってしまう可能性があります。
水虫かな?と思ったら、ブテナフィン塩素塩、テルビナフィン塩酸塩、ラノコナゾールといった成分が入った水虫薬を使うと良いでしょう。
いわゆる第三世代といわれる成分で、もともとは市販されていなかったこともあって(医療用だったものが市販できるようになりました)以前よりも真菌に対する効果が強いと言われています。
ブテナフィン塩酸塩といえば、久光製薬のブテナロックVαなど。テルビナフィン塩酸塩といえば、新新薬品工業のキョータップTF、大正製薬のダマリングランデXなど。
ラノコナゾールといえば、第一三共のピロエースZなど。
一般に、ジュクジュクした水虫ークリームタイプ、カサカサした水虫ー液体やスプレータイプの薬が良いと言われています。
使用前に専門家に相談すること(特にアレルギーや持病のある方はそれも踏まえて)、
浸透しやすいお風呂上りに使うこと、
できるだけ清潔にするよう心がけること、
カビは根が深いので、表面上治ったように見えてもしばらく薬を使い続けること、
もし、効果がないようなら湿疹など水虫ではない可能性があるので薬の使用をやめること、
そして、爪水虫の可能性があるのなら病院に行くことをオススメします。