【羚】カモシカとはどんな動物?

カモシカは漢字で書くと羚羊。

戦後、1940年代後半ころに法改正がなされ、この羚という字は日本人の本名(下の名前)に用いることはできなくなりました。
しかし、2004年に羚が人名用漢字の仲間入りし、おおよそ半世紀ぶりに名前に使えるようになりました。

令和でも話題になりましたが、右側の令の中の字は刀でもマでもいいそう。小学校ではマで習った記憶があるようなないような・・・。

「令」の字形、下の部分「マ」でもOK 文化審「習慣の差」
新元号「令和」の「令」は、下の部分が片仮名の「マ」の字形で表記されることがあるが、同じ文字で、意味や由来が異なるわけではない。
官房長官が元号発表の記者会見で掲げた書は「令」で、常用漢字表も明朝体の一種を用いて「令」と表記している。一方、小学校の教科書には「マ」の形が使われている・・・

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190401/k00/00m/040/274000c

ところで、羚羊とはどういう生き物なのでしょうか?

日本でいうカモシカというのはニホンカモシカ。

ニホンカモシカは、シカと付きますが、ウシ科カモシカ族の哺乳類。

本州、四国、九州の山に住んでいます。

現在、天然記念物に指定されています。

Twitter上では、山中での目撃情報がいくつか見られます。

また、盛岡市動物公園、埼玉県こども動物自然公園、上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園などで見ることができます。

もののけ姫に出てきそうな雰囲気ですね(まだ見たことがないので想像ですが・・・)。

ちなみに、羚羊は音読みでレイヨウ。漢字はもともと中国のものですが、こういうのをイメージして作られた字なのかもしれません。

また、高鼻羚羊(日本ではサイガ、オオハナレイヨウとも)の角は羚羊角と呼ばれていて、鎮静作用があると様々な薬に使用されてきました。
救心など。

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