花のユリを漢字で書くと、百合。
百合は夏の季語
百合は、夏に花咲くことから、夏の季語とされることがあります。
また、夏の襲(かさね)の色目の名前でもあります。
百合の花とは
百合と一言にいっても、100種類以上。
日本に自生しているのはオニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなど。
梅雨が明けていよいよ夏本番☀️
気温が一気に上がりそうですね😅
熱中症には気を付けましょう!じめっとした空気を吹き飛ばすように #ヤマユリ の花が咲きはじめました。
ダイナミックで派手なユリ。
夏風の中に豊かな香り。
六甲山の夏を彩り。 pic.twitter.com/mIkXvwgUH2— 六甲高山植物園 (@rokkoalpine) July 26, 2019
百合は人気の名前?
リで終わる名前は今女の子に大人気。
しかし、2019年に明治安田生命が発表した女の子の名前ランキングによると、漢字表記を考慮しない読み方のランキングでは、なぜか3音の名前しか50位以内に入っていません。
2位.ヒマリ、7位.アカリ、20位.ヒカリ、31位.シオリ、33位.ヒヨリ、50位.アイリ
ユリといえば、モデルの蛯原友里さんや、アナウンサーの秋元優里さんや、美容家のたかの友梨さんなどのイメージが強いのかもしれません。しかし、葵や花など植物に由来する名前は今人気がありますし、百合も植物由来の名前として浮くことはなさそうです。
百合を読んだ和歌
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ
大伴坂上郎女
夏の野の繁みに咲いている姫百合の花のように思う人に知られない恋は苦しいものだという和歌。8世紀に完成されたとされる万葉集にも収録されているように百合は古くから和歌に詠まれてきました。
ちなみに、“さ百合(さゆり)”と和歌に詠まれることがありますが、“さ百合”の“さ”とは語感を整える接頭語です。
百合は美人のイメージ?
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
と昔から言われてきました。百合は美人に例えられる花です。
また、英語ではリリー。聖母マリアの純潔を表す花としても有名で、英語圏では一般的な名前です。綴りはLilyなど。
参考:
https://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/index.h