柚は苗字では時折見かけますが、下の名前ではどのような印象があるのでしょうか。
様々な意見があるようなので、調べてみました。
まず、柚という漢字について。
柚
総画:9画
音読み:ユ・ユウ 訓読み:ゆず
意味は、ゆず。みかん科の常緑低木。高さ約3メートル。
柑橘類の一種。木と抽(=絞り出す、汁をしぼる)を組み合わせた字。
(漢字源より抜粋)
ゆずは、柚とも柚子とも表記します。
柚の葉(ゆのは)とは、柚の葉の形をした鏃(やじり)のこと。もしくは柚葉色。
柚葉色(ゆばいろ)とは、染色の名前。深緑色、また、緑色に黒味を帯びた色。
⇒これくらいの色でしょうか。
では、柚子の季節とはいつでしょうか。
柚の花が咲くのは5月~6月の頃。
柚の実の収穫期は8月~12月の頃。
夏の柚の実は青柚(あおゆ)といって小粒で緑色。青柚は夏の季語とされています。
柚の実は10月ころから黄色に色付きます。
柚の季語は秋とされています。柚釜(ゆがま)や柚味噌(ゆずみそ)は秋のもの。柚餅子(ゆべし)は秋のお菓子。
また、冬至の日に、柚の実を刻んで入れた浴場に入る風習があることから、柚湯は冬の季語とされています。
柚を名前に入れることに賛否あるようなので、まとめてみました。
・柚の実は表面がボコボコとしていて、さらに鋭いトゲがあることなどから、柚は醜女を意味することがある。
・桃栗三年、柿八年に続く言葉として、柚の大馬鹿十八年といわれることがある。
↓柚の実と、柚のトゲ。
・諸説あるが、一説には花言葉は健康美といわれる。
・柚の実は香りが良い。
・大器晩成型でもいい。
↓柚は、初夏に控えめな真白の花を咲かせます。
植物はいろいろなイワレがあって難しいのね・・・。