【名付け】梢 / こずえ とはどういう意味?

梢(こずえ)という名前の人がいますが、どのような意味があるのでしょうか。

どちらかといえば、女性に多い印象があります。

こずえ【梢・杪】

(木末の意)幹や枝の先の部分。

(広辞苑第五版より抜粋)

枝先の意味がある言葉。

旧仮名遣いでは、“こずゑ(コズヱ)”と書きました。


総画:11画
音読み:ショウ、ソウ 訓読み:こずえ、かじ
《名付け》
こずえ、すえ、たか

《意味》
1.こずえ(こずゑ)。枝の先。細い先の部分。
2.物の末端。細い末尾の部分。末梢。
3.かじ。舟のかじ。
4.さお。楽人が持つ細い竹さお。

(漢字源より抜粋)

梢は幹や枝の先、末端という意味のある字。ちなみに、杪という字は、現状では日本人の本名(下の名前)には使えない字です。

梢の秋といえば、陰暦9月のこと。陰暦では1月~3月を春、4月~6月を夏、7月~9月を秋、10月~12月を冬と区分けしました。9月といえば、秋の終わり(末)。冬に差し掛かり、梢が色づくことから、梢の秋といいました。

梢の床とは、梢にかけた鳥の巣のこと。

梢の雪とは、梢の花を、雪に例えた言葉で、春の季語とされています。

このように、季節により木の先が変化することを梢で表した言葉がいろいろとあります。

そこから、風流であると名付けに用いられることがあります。

ただし、単体で梢とは何かといえば、幹や木の先のことでしかないので、末梢などあまりポジティブな意味に捉えられない人もいます。

梢という名前をどう思いますか。


梢という名前の著名人に、

◇秋元梢(あきもと・こずえ)・・・1987年生まれ。モデル。千代の富士貢の次女。夫は松田翔太。

など。

梢が付く名前の著名人に、

◇森本梢子(もりもと・こずえこ)・・・漫画家。代表作に『研修医なな子』、『ごくせん』、『デカワンコ』など。

など。

コズエという名前の著名人に、
◇斉藤こず恵(さいとう・こずえ)・・・1967年生まれ。女優。
◇天野こずえ(あまの・こずえ)・・・1974年生まれ。漫画家。代表作に『ARIA』・『浪漫倶楽部』など。
◇竹村こずえ(たけむら・こずえ)・・・1978年生まれ。演歌歌手。

など。

SNS上では、鮎原こずえ(あゆはら・こずえ)を思い出すという声も。
鮎原こずえは、浦野千賀子による漫画『アタックNo.1』に登場する女性の名前。
この作品は、1968年から1970年にかけて連載された、バレーボール漫画です。
2005年には、テレビ朝日系列でドラマ化され、上戸彩さんが、鮎原こずえを演じました。
2018年には、舞台化され、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムが出演しました。鮎原こずえを演じたのは、和田彩花さん。

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