白 が名前に入る人がいますが、どのような印象がありますか?
そもそも白とはどのような意味のある字なのでしょうか。
白
総画:5画
音読み:ハク、ビャク 訓読み:しろ、しら、しろい、しらむ、あきらか
《名付け》あき、あきら、きよ、きよし、し、しら、しろ、しろし《意味》
1.しろ。しろい。
2.しろむ。色がしろくなる。明るくなる。しろくする。
3.しろい。けがれのないさま。また、無色であるさま。
4.あきらか。物事がはっきりしているさま。
5.無色の意から転じて、何にもないさま。むなしい。また、飾りや付加物がないさま。特別の身分がないさま。
6.俗語:収穫や負担がないさま。いたずらに。むだに。
7.俗語:飾りがないさま。また、生地のままでやさしいさま。転じて、芝居のせりふ。
8.もうす。内容をはっきり外に出して話す。また、上の人に真実をもうしのべる。
9.とっくり。さかづきなどの酒器。*中が、うつろなことから。《解字》
象形。どんぐり状の実を描いたもので、下の部分は実の台座。上半は、その実。
この字の意味は、色の名前、しろ。
小学校1年生で習う平易な字で、名前に使うことができます。
新聞や、公文書などでは原則的に常用漢字表にある読み方を使うこととされています。白の常用漢字表にある読み方は、音読みでは“ハク”と“ビャク”、訓読みでは“しろ”と“しら”と“しろ(い)”*があります。*しろ(い)のいは送り仮名です。
一方で常用漢字表にない読み方は表外読みと呼ばれ、白という字では、“しらむ”、“あきらか”、“もうす”などがあります。こうした読み方は、現在、新聞や公文書などでは原則的には使われず、使うとしても振り仮名が振られることが多いです。このため、難読の部類と言えるかもしれません。
また、名前に使われる特別な読み方に、あき、あきら、きよ、きよし、し、しろしなど。この辺りも知らなければ読めない上、一般教養の範疇からは外れるので読めなくても仕方のないことです。
白は色の名前ですが、良いようにも悪いようにも使われています。
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Contents
日本での白のイメージ
検索してみると、日本において白は神聖、清潔な色と出てきました。
白装束は神職や、巫女、修験者などが身に着けるもの。
神職の普段の上衣は白です。また、普段の袴の色は位によって変わります。浅黄/浅葱(無地)→紫(無地)→紫(紫紋)→紫(白紋)→白(白紋)と変化します。普段の巫女の上衣も白です。
神職の斎服も白です。
神社仏閣で結婚式を挙げる際の女性の装束は白無垢(色打掛や西洋式にドレスなど白無垢でない場合もあります)。
医療従事者が身に着けるのは白衣。清潔が第一の職業で、汚れがわかりやすく、汚れがあればすぐに気づいて洗濯することができるという機能的な問題なのでしょう。近年では、白衣という名前で白ではないという不思議なこともありますが。
赤ちゃんが最初に身に着ける衣装も白というイメージがあります。例えば、皇族の方々が出産を終えて赤ちゃんを連れて退院するとき、赤ちゃんは白をまとっている印象があります。
産着
色直し
平安時代から長く続く風習で生まれたては白の着物を着せ、7日目に普通の着物を着せる風習。
(Wikipediaより抜粋)
明治に欧州文化が日本に入ってきて以来、葬儀の参列者の衣装と言えば黒になりました。しかし、それ以前は葬儀の参列者の衣装と言えば白であったと言われています。
かつて、切腹する際の着物の色は白であったと言いますし、今でも死装束と言えば白です。祭壇に白い菊が飾られることも多々あります。
白は様々な式典で積極的に使われている色。生の印象もあれば死の印象もあります。
海外でのイメージは?
英語圏では、白は清廉なイメージがあるようです。ウェディングドレスやベビードレスなど。また、男性の夜の最礼装正はホワイトタイといって白い蝶ネクタイを付けます。
その一方で、人にwhiteというとネガティブな印象も。恐怖や病気で青ざめたという意味合いになることがあります。
中国語では白事とは主に葬儀のことで、漢族の間で白は不幸を連想させる色なのだと言います。その一方で、白は日本語と同じように、純粋、明らかの意味でも使われています。わかりましたと答えるときは明白了という場合があります。
白が使われる言葉
ポジティブな意味
☆明るくなる
白には明るくなるという意味もあり、白日には太陽の意味があります。青天白日という言葉もあります。
はくじつ【白日】
1.くもりのない太陽。
2.ひるなか。日中。白昼。
3.潔白なことのたとえ。(広辞苑第五版より抜粋)
☆明らか
物事がはっきりしているの意味でも使われています。明白、明々白々など。
☆色白
一般的に、欧米ではどうやら誉め言葉ではないようですが、日本をはじめとしてアジア諸国では大抵色白は誉め言葉として使われています。
色の白いは七難隠す
女の肌が白いのは、少しくらい醜くても美しく見せる。
(広辞苑第五版より抜粋)
美白
肌の美しく白いこと。
(広辞苑第五版より抜粋)
☆面白い
一説に、もともとは面が白いという意味であったと言われています。面は方面の面、白は明るいの意味があるので、目の前が広々と明るいという意味合いで、そこから愉快だという意味合いで用いられるようになりました。
☆けがれていない
けがれていないの意味でも使われています。潔白、清白(せいはく)、清廉潔白(せいれんけっぱく)、雪白(せっぱく)、白日(はくじつ)など。
☆婚礼
日本には白無垢があります。白無垢はもともとはいろいろな行事で使われていましたが、明治以降はもっぱら婚礼衣装として用いられています。
また、白髪と呼ばれる麻は婚礼の贈り物です。
欧州の婚礼衣装であるウェディングドレスの色は定まっていませんでしたが、19世紀、英国のヴィクトリア女王が白のウェディングドレスを身にまとい、それが爆発的に流行したことからウェディングドレスといえば純白というイメージとなったと言われています。どのような背景で女王が白いドレスを着ることになったのかはわかりませんが、現在では純粋や無垢の象徴とされています。
☆白い歯を見せる
笑顔のこと。
☆白星
相撲で勝つことを白星をあげると言います。
☆白蛇
白い蛇。あちこちで信仰の対象となっています。
☆天帝
天上にいる皇帝が住まうといわれるのが白雲の郷、仕えるといわれるのが白竜。
☆白眉
はくび【白眉】
1.白いまゆ。
2.(蜀の馬氏の兄弟五人はみな才名があったが、特に眉の中に白毛があった馬良が最も優れていたという故事から)同類の中で最も傑出している人や物。(広辞苑第五版より抜粋)
☆白衣の天使
看護師の美称。
☆仏教
仏教において白は清らかさを表します。摩耶夫人は夢で六牙の白象を見て釈尊を懐妊したと言われています。また、良い行いを白業、仏の眉間にある毛を百毫と言います。三十三観音に、白衣観音。
☆ホワイト企業
福利厚生が整っていて離職率が低く、コンプライアンスを遵守しているなど好ましい企業のことを一般的にホワイト企業と呼んでいます。
☆その他:白が付く言葉
◇植物
白梅(しらうめ)、白樺(しらかば)、白樫(しらかし)、白木(しらき)、白菊(しらぎく)、白萩(しらはぎ)、白藤(しらふじ)、白木綿花(しらゆうはな)、白玉椿(しらたまつばき)、白玉の木(しらたまのき)、白玉百合(しらたまゆり)、白桜(しろざくら)、白詰草(しろつめくさ)、清白(すずしろ)、白躑躅(しろつつじ)、白橅(しろぶな)、白山吹(しろやまぶき)、白菜(はくさい)、白木蓮(はくもくれん)、白蓮(はくれん/びゃくれん)
◇動物
白魚(しらうお)、白子(しらす)、白子鳩(しらこばと)、白鹿毛(しらかげ)、白鷺(しらさぎ)、白田鶴(しらたず)、白鶴(しらつる)、白月毛(しらつきげ)、白兎(しろうさぎ)、白御鳥(しろおとり)、月白(つきじろ)、手白(てじ)、白馬(はくば/あおうま)、白駒(はっく)、白鴎(はくおう)、白鳥(はくちょう)、羽白(はじろ)、額白/戴白(ひたいじろ)、頬白(ほおじろ)、星白(ほしじろ)、眉白(まみじろ/まゆじろ)、目白(めじろ)
◇衣食住
上白(うえしろ)、薄白(うすじろ)、蚊飛白(かがすり)、飛白(かすり/ひはく)、黄白(こうはく)、紺飛白(こんがすり)、白綾(しらあや/しろあや)、白糸(しらいと)、白青(しらあお)、白梅(しらうめ)、白壁(しらかべ)、白重ね/白襲(しらがさね)、白菊(しらぎく)、白絹(しらぎぬ)、白砥(しらと)、白藤(しらふじ)、白帆(しらほ)、白木綿(しらゆう)、白藍(しろあい)、白襖(しろあい)、白加賀(しろかが)、白飛白(しろがすり)、白桜(しろざくら)、白浄衣(しろじょうえ)、白装束(しろしょうぞく)、白妙(しろたえ)、白地(しろじ)、白絖(しろぬめ)、白保(しろほ)、白無垢(しろむく)、白磨き(しろみがき)、染飛白(そめがすり)、地白(じしろ)、矢飛白(やがすり)
◇石
白玉/白珠(しらたま)、白雲母(しろうんも/はくうんも)、白璧(はくへき)
◇武具
白木弓(しらきゆみ)、白鞘(しらさや)、白重籐(しらしげどう)、白柄(しらつか)、白鳥の羽(しらとりのは)、白刀(しらは)、白羽(しらは)、白巻弓(しらまきゆみ)、白真弓(しらまゆみ)、白太刀(しろだち)、星白(ほしじろ)
◇色
紅白(こうはく)、黄白(こうはく)、皓白(こうはく)、紫白(しはく)、白青(しらあお)、白橡(しらつるばみ)、白(しろ)、白妙(しろたえ)、純白(じゅんぱく)、蒼白(そうはく)、真白(ましろ)
◇時候、気象、風景
白雲(しらくも/はくうん)、白さ雲(しらさぐも)、白々明け(しらじらあけ)、白洲(しらす)、白砂(しらすな/しらまなご/はくしゃ)、白玉姫(しらたまひめ)、白露(しらつゆ)、白波(しらなみ)、白浜(しらはま)、白浜浪(しらはまなみ)、白縫(しらぬい)、白南風(しらはえ)、白雪(しらゆき/はくせつ)、白映え(しろばえ)、月白(つきしろ)、白月(はくげつ/ひゃくげつ)、白沙(はくしゃ)、白砂青松(はくしゃせいしょう)、白夜(はくや/びゃくや)
◇星
一白(いっぱく)、六白(ろっぱく)、八白(はっぱく)、太白(たいはく)
◇その他
白うるり(しろうるり)
など。
ネガティブな意味
△頭の中が白くなる
頭の中に何も浮かばなくなる。
△紺屋の白袴
紺屋の白袴
他人のためにばかり忙しくして、自分のことをする暇のないことにいう。
(広辞苑第五版より抜粋)
△白かす/白ける
醒めた状態。
△白旗
降伏の意味。
△白を切る
しらないふりをする。しら=知らからの当て字とも言われています。
△白々しい
おもしろくないこと。見え透いた嘘などをいうこと。
△白い目で見る、白眼で見る
冷たい目で見る。
△白痴、白痴美
白痴とは知能が劣る人を指す言葉。現代では差別用語と考えられていて、テレビや新聞などで使われていません。
はくちび【白痴美】
表情に乏しく、知性の感じられない美貌。
https://www.goo.ne.jp/
△白魔
災害級の雪。
△鼻白む
気後れする。
△未熟
未熟、若くて経験がないことを意味することがあります。白面、白面郎、白面書生、白っぽい、白い、生白い、口脇白しなど。
△身分が低い
古代、官位のない身分の低い人を、白衣や白丁という言葉で表すことがありました。
その他
□生娘
白地、白歯などで生娘を表すことがあります。
□苦労人?
強いストレスで髪が白くなることがあります。『白毛女』という歌劇がありますが、主人公の髪は劣悪な環境などから真っ白になってしまいます。
□さかずき
白にはさかずきという意味もあります。挙白、大白など。
□正直
白には正直、まじめという意味もあります。白几帳面など。
□娼婦
娼婦のことを白女、白鬼、白首、白拍子と表すことがあります。顔を白く塗ることなどから。
□白香
神事に用いるもの。
□白ます
しらます【白ます】
敵の勢いをくじく。ひるませる。
(広辞苑第五版より抜粋)
□白む
しろむ【白む】
1.白色を帯びる。
2.たじろぐ。ためらう。ひるむ。
3.にぶくなる。(広辞苑第五版より抜粋)
□白鳥の陵
日本武尊の墓。死後に白鳥となって飛んで行ったと言われることから。
□白い大陸
南極大陸。
□白帯
柔道や空手などの武道で初心者が締める帯。
□白火/白不浄
神道で出産の穢れ。
□白姫
冬を司る女神。
□白面
お酒を飲んでいない状態。すがお。
□太白星
金星のこと。
□白玉楼
文人が死後に行く天上の楼閣。
□白秋
白秋とは秋のこと。五行説で秋を白としたため。素秋とも。
□白紙に戻す
最初の状態にする。
□白昼夢
非現実的な体験。
□白帝
秋や西の神。
□白鳳
白い鳳凰。
□白麻
天子の勅旨。
□白門
中央大学のこと。
□何もない状態
白には何もないという意味があります。空白など。
□白鳥処女説話
羽衣伝説など。
□白鳥の歌
□話すこと
白には話すという意味があります。開白、謹白、敬白、啓白、建白、告白、自白、粛白、追白、独白、拝白、表白、科白など。
□雪
白を雪に見立てることがあります。白銀、白雪など。白雪は雪の美称。豪雪は白魔とも。
□老人
白髪や戴白は老人の象徴のように言われることがあります。生まれながらにそうである人もいますが、年を重ねると大抵の人は髪が白くなっていくものだからです。
また、白髪は絓糸(すがいと)の被り物の意味もあります。この場合の白髪は“髪置き”という3歳前後の子供のお祝いに用いられます。
など。
まとめ
白という一文字で人にさまざまなものを連想させます。
人を形容するときは純粋さを表す一方で、未熟で何も知らないことを表すこともあるようです。
白を名前に用いることをどう思いますか?
白は名付けに人気の字?
明治安田生命の名前ランキングでは、1912年からその年に生まれた赤ちゃんに付けられた名前のうち、人気のものを10位まで、2004年からは100位まで発表しています。
白が付く名前はどうでしょうか。
2019年に女の子の名前ランキングでは茉白が98位でした。2021年のランキングでは100位以内に入りませんでした。
また、ベビーカレンダーの名前ランキングは2017年から発表されていますが、2021年のランキングではいくつかランキング入りしています。
男の子では3839位中、
虎白(こはく)と琥白(こはく)と白(はく)が2050位、
白琥(はく)、真白(ましろ)、白虎(はくと)、眞白(ましろ)が2659位、
稀白(ましろ)、白空(はく)、白澄(きよと)、彩白(いろは)が3839位
でした。
女の子では3664位中、
茉白(ましろ)が212位、
真白(ましろ)が524位、
來白(こはく)が1294位、
彩白(いろは)が2179位、
瑚白(こはく)、眞白(ましろ)が2714位、
麻白(ましろ)、毬白(ましろ)、白(ましろ)、白雫(しずく)、恋白(こはく)、奈白(なしろ)、琥白(こはく)が3664位
でした。
*()の振り仮名は一例です。
また、表記を考慮しないランキングで、ハクやシロが入るもののうち、白が使われていそうな名前にはこのようなものがありました。
男の子では1473位中、
はくとが152位、
はくが164位、
こはくが180位、
はくあとましろが575位、
りはくが1473位
でした。
女の子では1234位中、
ましろが173位、
こはくが260位、
はくが788位、
なしろとはくあが1234位
でした。
すごく上位というわけではなく、個性的な名前の部類かもしれません。
参考:https://baby-calendar.jp/、https://www.meijiyasuda.co.jp/sp/enjoy/ranking/index.html
白が名前に入る有名人
男性
○白河天皇(しらかわてんのう)
*名は貞仁(さだひと)
1053年7月7日(天喜元年6月19日)~1129年(大治4年)。第72代天皇。
○後白河天皇(ごしらかわてんのう)
*名は雅仁(まさひと)
1127年10月18日(大治2年9月11日)~1192年(建久3年)。第77代天皇。
○牧野 古白(まきの こはく)
*古白は法名。俗名は成時。
?~1506年。武将。
○富田 一白(とみた いっぱく)
?~1599年。武将。
○駒井 高白斎(こまい こうはくさい)
*高白斎は法名。
16世紀頃に甲斐武田氏に仕えた武将。
○木下 長嘯子(きのした ちょうしょうし)
*名は勝俊。歌人としての号は、長嘯子の他に挙白(きょはく)など。
永禄12年(1569年)~慶安2年(1649年)。武将、大名、歌人。
○新井 白石(あらい はくせき)
*号は白石、名は君美(きんみ)、字は済美。
明暦3年2月10日(1657年3月24日)~享保10年(1725年)。儒学者、政治家。
○里 東白(り とうはく)
*雅号
正徳5年(1715年)~安永9年(1780年)。篆刻家。
○川上 不白(かわかみ ふはく)
享保4年3月3日(1719年4月22日)~文化4年(1807年)。茶人。
○曾我 蕭白(そが しょうはく)
享保15年(1730年)~天明元年(1781年)。絵師。
○杉田 玄白(すぎた げんぱく)
*名は翼(たすく)、字は子鳳。
享保18年9月13日(1733年10月20日)~ 文化14年(1817年)。蘭学医。
○加舎 白雄(かや しらお)
元文3年8月20日(1738年)~寛政3年(1791年)。俳人。
○益田 就白(ますだ なりあき)
元文5年(1740年) ~明和8年(1771年)。長州藩重臣。
○菅原 白龍(すがわら はくりゅう)
*本名:源暁
天保4年11月13日(1833年12月23日)~明治31年(1898年)。日本画家。
○藤野 古白(ふじの こはく)
*本名:潔。
1871年9月22日~1895年。俳人。
○本山 白雲(もとやま はくうん)
*本名:辰吉
1871年10月14日~1952年。彫刻家。
○泉川 白水(いずみかわ はくすい)
*本名:良之助
1872年10月18日~1965年。俳人、南画家。
○伊良子 清白(いらこ せいはく)
*本名:暉造(てるぞう)
1877年10月4日~1946年。詩人。
○正宗 白鳥(まさむね はくちょう)
*本名:忠夫(ただお)
1879年3月3日~1962年。小説家、劇作家、文学評論家。
○厨川 白村(くりやがわ はくそん)
*本名:辰夫(たつお)。
1880年11月19日~1923年。英文学者、文芸評論家。
○倉田 白羊(くらた はくよう)
*本名:重吉(しげよし)
1881年12月25日~1938年。洋画家。
○岩本 素白(いわもと そはく)
本名:堅一(けんいち)
1883年8月17日~1961年。国文学者、随筆家。
○北原 白秋(きたはら はくしゅう)
*本名:北原 隆吉(きたはら りゅうきち)
1885年1月25日~1942年。詩人、童謡作家、歌人。
○濱谷 白雨(はまや はくう)
*本名:栄次郎
1886年~1965年。日本画家。
○横山 白虹(よこやま はっこう)
*本名:健夫
1889年11月8日~1983年。俳人、外科医。
○淵上 白陽(ふちかみ はくよう)
1889年11月14日~1960年。写真家。
○中村 白葉(なかむら はくよう)
*本名:長三郎
1890年11月23日~1974年。ロシア文学者。
○八幡 白帆(やわた しらほ)
*本名:憲一
1893年~1957年。日本画家、口絵画家。
○三宅 凰白(みやけ こうはく)
*本名:清一
1893年5月2日~1957年。日本画家。
○伊藤 草白(いとう そうはく)
*本名:勝治郎
1896年2月24日~1945年。日本画家。
○市川 白弦(いちかわ はくげん)
*幼名:利水
1902年2月28日~1986年。臨済宗の僧侶。
○入山 白翁(いりやま はくおう)
*雅号。
1904年~1991年。陶芸家。
○渡辺 白泉(わたなべ はくせん)
*本名:威徳(たけのり)
1913年3月24日~1969年。俳人。
○巻白(まきはく)
*雅号。
1924年~2000年。芸術家。
○天狗寺 陶白人(てんぐうじ とうはくじん)
*本名:進
1951年2月16日~2020年。陶芸家。
○白竜(はくりゅう)
*芸名。
1952年10月3日生まれ。俳優、ミュージシャン。
○三遊亭 白鳥(さんゆうてい はくちょう)
*芸名。
1963年5月21日生まれ。落語家。
○黒星 紅白(くろぼし こうはく)
*ペンネーム
1974年11月19日生まれ。イラストレーター。
○崇岡 白(たかおか はく)
1990年9月23日生まれ。元俳優。
○山本 武白志(やまもと むさし)
1998年2月17日生まれ。野球選手。
○佐野 真白(さの ましろ)
1999年6月1日生まれ。俳優。
女性
◇手白香皇女(たしらかのひめみこ)
第26代継体天皇の皇后。
◇柳原 白蓮(やなぎわら びゃくれん)
*本名:燁子(あきこ)
1885年10月15日~1967年。歌人。
◇柴田 白葉女(しばた びゃくようじょ)
*本名:初子
1906年9月25日~1984年。俳人。
◇御木 白日(みき しらひ)
1929年12月1日生まれ。歌人。
◇野々村 真白(ののむら ましろ)
1999年6月26日生まれ。声優。
◇御供 茉白(みとも ましろ)
2005年11月25日生まれ。アイドルグループ・AKB48チームのメンバー。
性別不明/その他
□平野 白峰(ひらの はくほう)
1879年~1957年。版画家。
□あまうい 白一(しろいち)
ライトノベル作家。
□市川 白猿(いちかわ はくえん)
歌舞伎役者の名跡。
□市川 白藏(いちかわ はくぞう)
歌舞伎役者の名跡。
□桃月庵 白酒(とうげつあん はくしゅ)
落語の名跡。
□松本 白鸚(まつもと はくおう)
歌舞伎役者の名跡。
グローバル
男性
○李 白(Lǐ Bái)
701年~762年。唐の詩人。
○崔 白(Cui Bai)
11世紀に宋で活躍した画家。
○曹 知白(Cao Zhibai)
1271年~1355年。元の画家。
○蔡 聲白(Tsai Shengbai)
1894年9月27日~1977年。中国の実業家。
○瞿 秋白(Qu Qiubai)
1899年1月29日~1935年。中国の政治家。
○劉 白羽(Liu Baiyu)
*ペンネーム。
1916年9月28日~2005年。中国の小説家。
○宿 白(Su Bai)
1922年8月3日~2018年2月1日。中国の考古学者。
○Ki-baik Lee/李 基白/이 기백
1924年~2004年。韓国の歴史家。
○James Riady
漢字名:李 白(Li Bai)
1957年生まれ。中国系インドネシア人の実業家。
○張 一白(Zhang Yibai)
1963年生まれ。中国の映画監督。
○易 白荻(Yi Baidi)
1993年10月10日生まれ。中国のサッカー選手。
女性
◇梁 白波(Liang Baibo)
1911年~1970年。中国の漫画家、画家。
◇Betty Wei
漢字名:魏 白蒂(Wei Baidi)
1930年生まれ。中国出身の歴史家、作家。
◇林 白(Lin Bai)
*本名:林 白薇(Lin Baiwei)
1958年生まれ。中国の作家、詩人。
◇Emily Tang
漢字名:唐 暁白(Táng Xiǎobái)
1970年生まれ。中国の監督、作家、女優。
◇張 小白(Zhang Xiaobai)
*本名:張 勝男(Zhang Shengnan)
1982年12月19日生まれ。中国の漫画家。
◇欧 小白(Ou Xiaobai)
1983年?1984年?生まれ。中国のモバイルアプリケーション製作者。
など。
日本では、白は雅号などによく用いられ、苗字は別として本名に下の名前で用いられるのはなかなか珍しい印象です。